在沪日記

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医学部では教えない

2023-06-18 | 蜻蛉房だより
 日本の医学部では「死ぬこと」についてほとんど教えないらしい。

 医学とは人を「生かす」ためにあるのが建前なのだろうが。

 ただ多くの人が死ぬにあたって医師の世話になるんだから、「死について」は最優先で教えるべきだ。

 当たり前の話だが人は誰でも死ぬ。

 死ぬことは本当に人間の最後の大仕事で、「近いうちに死にますよ、あなた」と言われてからでは遅すぎることが出てくる。

 意識のなかから「死」を追い出して生きているうちはわからないことが『近いうちに死ぬ』」ということを前提に生活しだすとわかるようになる。

 そういうことを前もって教えてくれる人がいればよかったな、と思う。

 かっこう良く言うなら、「死を語らずして生を語るべけんや」かな。



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