旅慣れた二人のお気に入り

北から南から有名な場所を巡り 旅行した中でのすばらしき大きな感動を得られたお気に入りの場所です。

奥の院への階段・「金乗院」・「性相院」

2009-11-21 16:22:14 | 日記
奥の院への階段

 最後の奥の院への階段です、ついにたどり着き、ここまで階段を上がってきた達成感もひとしお
 本当に心から感謝の気持ちでいっぱいである。
 私のあまりの遅さに相棒が見当たらない、とっくに下山してしまったことでしょう。
 







 「金乗院」

「金乗院」は江戸時代(1840年)に再建
「延命地蔵菩薩」を本尊とし、千体地蔵・不動明王を安置。
 正面が開いて地蔵尊を拝むことが出来ます。
 頭上には、たくさんの絵馬が奉納されています。

 「性相院」

 背後にも小屋のような建物が岩に食い入っている。
 江戸時代までは12の塔中支院があり、多くの僧が修行に励んでいたが、今は4寺院が
 明治初年に他の支院を吸収して「山内支院」として当時の面影を残すのみである。

 これら今も残る4寺院には常寺、住職が住まい交互に頂上の「如法堂(奥の院)」に
 行って慈覚大師の伝えた「一字三礼の行法」に沿って、毎日経文を書き写す。

 写真は下から性相院・金乗院・華蔵院です。




華蔵院・観明院

2009-11-21 15:45:40 | 日記
「華蔵院」

 奥の院の手前にある、十二支院最後の寺で最初に慈覚大師がこの山寺に来た時から住んだ
 場所と伝わっている。

 本尊は慈覚大師作の観世音菩薩。

「性相院」=本尊「阿弥陀如来」(慈覚大師の作)
         「善行院」「極楽院」を吸収。

「金乗院」=本尊「延命地蔵菩薩」

「中性院」=本尊「阿弥陀如来」
         「不動院」を吸収。

「華蔵院」=本尊「観世音菩薩」

 これら今も残る4寺院は住職が住まっていて、交互に山寺のお務めをしています。
 
 山寺は天台宗ではあるが宗派の区別にこだわりなく、死者の戒名を記した卒塔婆や
 後生車を納めて霊を弔った。
 
 天台宗の名刹としてより、「死後の霊魂の帰る山」として多くの庶民に信仰された。

 
「観明院」

 山上衆徒僧のよる寺としては「阿弥陀如来」を本尊に祭礼や盂蘭盆には、本坊から
 出張され、参拝者の先祖供養の卒塔婆が書写された。
 この寺は、いつ頃からか「観明院」には姿の見えない化け物が住むと言われ
 化け物は参拝者のあげた賽銭を二つに割ってしまうのだとかいう、それゆえ
 住職が据わることなく、現在も無住職だと言う。

「観明院」の背後の洞窟の岩穴にも故人の骨や歯を治める。



 写真の右側建物は下から観明院・性相院・金乗院である。






賽の河原の鬼

2009-11-21 14:18:48 | 日記
賽の河原の鬼
 お山の西谷、極楽院(今は性相院に吸収)の
 東の岩洞に地蔵尊が祭られている。
 小石が沢山積み重ねられているが、
 賽の河原と言って 子供が死後送られる地獄とされている。
 子供が供養のため 小石を積んで塔を作る。
 一つ積んでは父のため、
 二つ積んでは母のため
 三つ積んでは兄弟 我がためと、
 唱えながら小石を積む。
 二つまでは容易に積めるが、三つ目からは難しい。
 ようやく積み重ねたのに、
 夜になると鬼が来て、何だ、こんなに歪んだ塔では
 供養にならぬと 子供を叱り、
 鉄の棒で残らず打ち散らす。
 その音が「ガラガラガラ」と毎夜極楽院に聞こえて来る。
 それに続いてワアーと子供の泣き声が流れて来るとのこと。

納経堂・開山堂・山寺の紅葉

2009-11-19 19:17:19 | 日記
納経堂





 百丈岩の先端にある、赤い小さなお堂、写経を納めるためのもの。
 
 赤い納経堂は慶長4年(1599)に最上義光により造立、山寺最古の建造物である。
 この下に慈覚大師が眠られている入定窟がある、実際昭和23年(1948)「入定窟」を調査
 発掘時も窟内は清浄に保たれており、真南より陽を浴びる位置であるという。






開山堂

 赤い納経堂の右にある建物が開山堂である。

 開祖慈覚大師の木造尊象が安置されています。
 僧侶が朝夕食飯と香を供えて、お務めをし 特に香を「常香」として絶えず捧げられてきた。
 法会は毎月14日、一山の衆徒が集まる。





 納経堂と開山堂からは山寺の山々や街並みが見渡せる。
 紅葉も綺麗で絶景であります。





 

日枝神社拝殿

2009-11-19 18:48:03 | 日記
日枝神社拝殿
 「日枝神社」と「立石寺」は明治以降に
 神仏分離によって寺から分かれただけで
 立石寺は長く神仏習合の修験山であった。
慈覚大師が山寺を開く時 比叡山の
 山王権現様を祭った。
 日枝神社の前身は山王権現