旅慣れた二人のお気に入り

北から南から有名な場所を巡り 旅行した中でのすばらしき大きな感動を得られたお気に入りの場所です。

愛犬 トムの旅立ち

2009-11-02 15:53:00 | 日記
ピーグル犬のトムが旅立ちました。
 成犬になってから心ない飼い主に捨てられたノラ犬でした。
 散歩中の相棒のあとについてきて我が家に居つき15年目(?)
 になり、私どもに見とられて亡くなりました。
 居ついた時の状態はちょっと困ったと思うくらい
 皮膚病もあり、汚れまくって臭くて、何にも声を出さないので
 オシと思っていました。でも目だけは必至で置いてくれと訴えていて
 それで覚悟を決めて、全身を綺麗に洗ってやり、動物病院に
 毎週のように通院しました。
トムは不思議な犬で始めは遠慮しているのがよく分かり
 三か月過ぎて、やっとワンというトムの声を聞きました。
 我が家に来る前に辛い目に遇っていて声を失ってたのかもしれません。
 当初は寝ながらよく泣いていました。
 家を離れた子供の替わりとして私共を心から癒してくれ
 私共がショックを受けないように一年間にかけて、もう駄目かと思わせて
 また甦り、私共の心の準備をさせてくれ、最後の日は相棒とちゃんと
 夜のお散歩を済ませてから、様子がおかしくなり
夜中2時半過ぎにトムの声で目が覚め、トムの様子を見に行くと
 横になったままオシッコをしていました。
 気持ち悪いだろうと拭いてあげ、抱き上げて絨毯の上に寝かせ
 私の服を掛けて1時間背中をなでてあげ目を瞑ったので私も寝ました。
 早朝トムを見に行くとウンチを寝たまましていて水も戻していました。
 全身を綺麗に拭いてあげたら、多分目も見えてなかったようで
 匂いで私を認識していました。
 私がトム、もういいよ、頑張らなくていいよ、有難うと伝えると
 舌を出したので最後の水を口に3回少しそっと濡らしてあげると
 まもなく静かに息をひきとりました。
トムは本当に親孝行な犬であと、困らない様にお天気の良い早朝に
 旅立ち、その日に動物霊園におさめることが出来ました。
今とても悲しくて、寂しく、辛い日々です。
 トムが心配するといけないのですが、切なくて、会いたくて
 涙がすぐに溢れてきます。
旅立ったトム安らかに、ずっと、ずっと忘れません。感謝。