旅慣れた二人のお気に入り

北から南から有名な場所を巡り 旅行した中でのすばらしき大きな感動を得られたお気に入りの場所です。

「庄川」

2011-12-31 13:13:09 | 日記





庄川

 庄川は岐阜県北部および富山県西部を流れる

 庄川水系の一級河川である。

 流域には合掌造りの家屋で知られる白川郷や

 五箇山などがある。

 古称は「雄神川(おがみがわ)」でこれは谷の

 入口付近にある雄神神社に因むものとされています。

 流域の地域を「雄神の庄」と呼んでいたことから

 河川そのものが「雄神の庄の川」と呼ばれ

 「庄川」と言う名前になりました。

 庄川の中流~上流は険しい谷が続くため、その流域は

 明治時代に国道が開かれるまで「陸の孤島」となっており

 加賀藩の流刑地とされたこともあった。

 五箇山には平家の落人伝説もあります。

籠の渡し

 白川郷を流れる庄川は、昔から交通の難所で

 随所に籠の渡しがありました。

 川の両側に大縄を張り、吊るした籠に乗って渡す風景は

 北斎や広重などが克明に描いています。

 庄川に真っ逆さまに籠ごと落ちそうで怖くて足が竦みます

 考えただけで、ぞっとしませんか?

 スリルどころか命がけのことだったのですね。

自然環境を守る会

2011-12-31 12:44:34 | 日記







昭和46年 白川郷萩町集落の自然環境を守る会が発足

 「売らない、貸さない、壊さない」の住民憲章を制定し、

 村ぐるみで保存運動を推進した。

 こうした地道な村づくり運動が功を奏し、昭和51年国の

 重要伝統的建造物群保存地区に指定され、

 平成7年には世界文化遺産に登録される。

 合掌造りは2本の部材を山形に組み合わせてつくるサス構造で

 屋根が両手を合わせたような形になっていることから

 名付けられました。

 豪雪に耐えるように屋根は60度に近い 急勾配で

 ほぼ正三角形の特異な形をしている。

 急傾斜の屋根は積雪が多く雪質の重い自然条件に

 適合している。

 また、合掌造りの家屋のそばには 必ず防火対策として

 放水銃が設置されていました。

 

合掌造りの屋根は「切妻」

2011-12-30 10:15:04 | 日記









白川郷は耕地面積が少ない豪雪地帯だけに 農業以外の生業に日々の糧の

 多くを依存するしかなかった。

 中でも換金作物として重要な養蚕、カイコの飼育は江戸時代から

 盛んに行われた。

 日本の民家の形式には「寄棟(よせむね)」「入母屋(いりもや)」が多く

 妻(つま)側の屋根が切り落とされた「切妻」の茅葺き民家は

 飛騨・越中地方でしか見られない独自のスタイルなのであります。

 大きな屋根の長辺方向の面と玄関が同じ方向にある「切妻」と

 呼ばれる建築様式。

 白川郷の合掌造りは妻面に開けられた白い障子窓から十分な採光と

 通風を確保し、高い屋根を二層~五層に区切って養蚕のための

 作業場として利用していた。

 屋根裏に採光と通気を確保するための、切妻は白い障子になっているが

 戦前まではムシロだったという。

 茅葺き屋根に沿って流れる用水路は雪を溶かすために使う。




長瀬家

2011-12-30 09:35:04 | 日記





長瀬家の立て看板の内容

 当家の合掌造りは、五代目当主民之助により、明治23年(1890)に建造されました。
 白川郷の自然に育まれた樹齢150~200年の天然檜や樹齢300~350年と言う
 栃、欅、桂、などの巨木が使用されております。

 五階建て合掌造りは三年の歳月と当時の金で八百円、米百俵
 酒十一石八斗と白川郷民の「結」の心で完成したと言われております。

 平成十三年からの大屋根の葺き替えに当たっては、NHKテレビがその過程を一年に渡り撮影し
 放送されたドキュメント番組は今も伝えられている「結い」の精神を伝え、日本中に大きな
 反響を呼びました。

 また当家は 先祖が加賀百万石 前田家の御典医を勤めていたことから、前田家より
 拝領した品も多く伝わっております。
 揺るぎない風格と合掌屋根が作り出す、なだらかな線は白川郷の自然と相まって独自の美を
 創り出します。
 長きにわたり私たちの暮らしを守り、大家族を育て、心を豊かにしてきた「結いの家」を
 この度、数々の民具や銘品とともに、初めて皆さまに公開させていただきます。

 平成十五年六月吉日   当主敬白。

 案内板にはこのように書かれています。

 長瀬家

 250年続く長瀬家は初代から三代目当主までが医者だったことから、江戸時代の

 医療具が残されています。

 和田家から少し入った南側にある旧家の長瀬家、五階建て約600坪です。

 長瀬家は2001年屋根の葺き替えを一年間かけて行いました。

 その時、一年に及ぶ作業過程をNHKテレビがドキュメント番組で放送しました。

 長さ11メートルの一本柱が使われるほどの大きな屋根で出来た合掌造り。

 明治23年に造られた長瀬家住宅。

 萩町集落を代表する合掌造り民家で一般公開されています。

 時間 9:00~17:00 大人300円 小人150円




 

焔硝(えんしょう)

2011-12-30 08:55:43 | 日記





秘密裏に生産していた焔硝(えんしょう)

 焔硝(えんしょう)とは鉄砲火薬のこと。

 夏の間にヨモギ、アカソなどの草を刈り、養蚕の糞と人の尿

 などを混合させて床下で熟成させて作った。

 白川郷は江戸幕府への上納品として奨励されました。

 秘密が漏れにくい閉鎖的な地形に加え、

 水稲に不向きな山間奥地では年貢米を

 焔硝で納めていた。