建物の上に五重塔が建っている塔院つくり
五重塔
当初の五重塔は天慶5年(942)に、平公雅によって 本堂と共に
建立、本堂の東南側に建てられたが、焼失の後、
昭和48年(1973)参道を挟んで、反対側の本堂の西南側に
再建されました。
地上からの高さ53,32メートル
塔の高さ48,32メートル、うち九輪部分 15,07メートル、
五重塔は塔を囲む回廊式の建物(塔院)の上に建てられていますので
地上からは六層ということになってます。
下から仰ぎ見上げると、屋根がずいぶんと高く感じられました。
最上層の奉安室には、スリランカの王立寺院から贈られた
「聖仏舎利」が納められています。
「仏舎利」とはお釈迦さまのご遺骨のことです。
塔院には霊牌殿・回向室・信徒休憩室・寺務所などがあります。
浅草寺には、普通のお寺のような檀家のお墓はありませんが
希望する信徒の、永代供養のために お位牌を霊牌殿に
安置されています。
現在も申し込みを受け付け、生存中の申し込みも出来るそうです。
2010年秋に、修復工事を終え、さらに見応えのある建造物と
なりました。
急勾配の屋根が美しい!
遠くから見ても目印となる、高さ53メートルの浅草寺境内にそびえる塔。
53メートルと日本で二番目の高さを誇る、五重塔は京都・東寺に
次ぐ大きさを誇る。