かってに入るゴミ箱

　勝手に入るゴミ箱というものがそのへんに表彰されて上がっていたが、文化庁の選考があまり良いようにも見えなかった。
　巧みに工作したものがゴミ箱なのが良くなかったのかもしれない。
　自分がゴミになったせいもあるが、本当にゴミが入ってくれるかといえば全体像の事前登録を必要としている部分が抜けているので実際にはゴミが入るというより目標を受け入れてくれているのだと思ったほうが良い。
　何かありがたい道具の元なのかもしれないが、確かに中に入ったものは由来がなんであれ、なんでもゴミとして認識されるわけで精神科に謎の電話で強制的に連行された経歴を持つ人物には腹痛を催すものに見えた。
　自分が評価できれば良いのだが、なんで評価されたのかが想像がつかないし、自分がいわゆる廃人のカテゴリーに入ってみるとより一層遠い気がした。　
　この事態の大元となる事故は「暴力団は基本的に最初に110番はしないし、警察に本当の事件では相談しない」ということを大学時代に学んだので、基本的に大丈夫なのではないかと思われて行われた作戦の失敗によるものだが、極端に頭痛と不眠がひどくなって心療内科に二度行ったのが運の尽きだったと思う。
　涼しくなると寝つきが良くなったり当然のことといえば当然なのだが、夏バテとカフェイン中毒は日本では統合失調症に含まれるし、抗精神病薬は不眠と疲労感を増幅することを事前に周知したほうが二人目を作らないので、もし居たら避けやすくなるかもわからない。