演劇がはじまり、村長のバンチョーがセリフを忘れたため、農業高校の歌でごまかしてしまいます。
バンチョー~~~!!
村長の娘ペチカは、争わずに済むならと、隣村の長老の息子と結婚を決意します。納得できないニポポがペチカそっくりの白蛇に巡り会い、蛇から自分は神の使い、心から願うことをかなえよう、と言われ、ペチカが嫁に行かないようにしてくれ、と願います。そして、そのせいでペチカが眠り病にかかってしまい、
「自分がおろかだった」
と後悔にかきくれるのでした。
ちょうどそのシーンでおじいちゃんがやってきます。白蛇が自分を犠牲にして村人の病を治すシーンを見て、目をうるませているのでした。
芝居が終わると、おじいちゃんは山田さんのところの牛乳がメーカーに安く買いたたかれていることを告げ、団結することを決めた、と言うのです。
そして、自分はおろかだったのか、とこだわるおじいちゃんに、なつは、
「おろかなんてそんなハズはない!」
と涙ぐむのでありました。
わたしは、ちょっと考え込んでいました。
買いものをしている身としては、質のよい乳を安く買いたいというのが正直なところです。メーカーがどんな値段で売るかは知らないけど消費者の権利はどうなるのかしらん。
生産者も消費者も、どちらもWINWINになるような仕組みが必要です。いまのままではどのみちメーカーも泣きを見るかもしれない。
孤立しがちなおじいちゃんが、仲間を見いだしたのはよかったけど、釈然としない思いは残ります。
バンチョー~~~!!
村長の娘ペチカは、争わずに済むならと、隣村の長老の息子と結婚を決意します。納得できないニポポがペチカそっくりの白蛇に巡り会い、蛇から自分は神の使い、心から願うことをかなえよう、と言われ、ペチカが嫁に行かないようにしてくれ、と願います。そして、そのせいでペチカが眠り病にかかってしまい、
「自分がおろかだった」
と後悔にかきくれるのでした。
ちょうどそのシーンでおじいちゃんがやってきます。白蛇が自分を犠牲にして村人の病を治すシーンを見て、目をうるませているのでした。
芝居が終わると、おじいちゃんは山田さんのところの牛乳がメーカーに安く買いたたかれていることを告げ、団結することを決めた、と言うのです。
そして、自分はおろかだったのか、とこだわるおじいちゃんに、なつは、
「おろかなんてそんなハズはない!」
と涙ぐむのでありました。
わたしは、ちょっと考え込んでいました。
買いものをしている身としては、質のよい乳を安く買いたいというのが正直なところです。メーカーがどんな値段で売るかは知らないけど消費者の権利はどうなるのかしらん。
生産者も消費者も、どちらもWINWINになるような仕組みが必要です。いまのままではどのみちメーカーも泣きを見るかもしれない。
孤立しがちなおじいちゃんが、仲間を見いだしたのはよかったけど、釈然としない思いは残ります。