あすにゃん日記

500字程度のエッセイを書きます。

今日は2020年の日

2020-12-25 11:27:03 | 日記
自分の生まれた西暦年と、年齢を足すと、2020年になるそうです。
世界中の人が、みんな、そうなんだって!
今度そうなるのは、1,000年後です。

ほんとかどうかは、知らない。

キーマカレーとわたし

2020-12-10 13:28:34 | 日記
  
キーマカレーとわたし

 コロナ禍で、夫が在宅勤務となり、昼食は今日はキーマカレー(レトルト)になった。炊きたてのご飯に熱したカレーを流し入れ、ひとくち食べて、愕然とした。
 スパイスが違う。ふつうのカレーには使わない、さわやかな、しかし異国風の味わい。タイやジャワ風のカレーに思える。中辛だと箱には書いてあったのだが、なかなかどうして、舌にピリピリくる辛みだ。挽肉の姿はなかった。
「野菜もない。具もない。ルーだけのカレー。ひどいじゃないの」
 義母は憤然としている。
「きみがルーから作りなさい」
 夫は、喜色満面だ。
 このままでは、キーマカレーを作らされることになりそう。文学への修行の時間がまた制限されそうである。了

初冬のころ

2020-12-01 15:40:23 | 日記

この寒いのに、水筒と弁当を持った五、六人の子どもと、二十代ぐらいの白いキャップをかぶったおねえさんが、一緒に空き地に座っていました。

   子どもたちの顔は、みんな元気がなく、仕方なさそうに空き地を見つめています。空き地には枯れ草が生えていました。子どもたちは、腰をかけながら近くの枯れ草を引き抜き、おねえさんに叱られています。

その空き地の隣はコンビニの駐車場なので、わたしはよほどおねえさんに、この近くには小さな丘もあるから、そこで休んだ方がいいよと言いたかったけれど、やめておきました。

おねえさんの顔には、反論をゆるさない独特の空気がただよっていました。
寒さが心と体をきたえるのだ、この子たちが五歳ぐらいだということはともかくとして、というような。了