あすにゃん日記

500字程度のエッセイを書きます。

なつぞら 022

2019-04-25 12:46:18 | ドラマ(朝ドラ含む)

 魂は作れない。
 天陽のひとことに、倉田先生は、「その通り!」と賛同します。
 そして、わかったようなわからんようなことを告げます。台本にあるのはオレの魂。だが、それを読むのは役者ひとりひとり。なつはなつらしく演じればいい。

 ごまかされてる気がするんだけど。

 ともあれ、なつは演劇が、思ったより深いので悩みます。

 自分らしく演じるって言われてもね~。
 子牛あいてにセリフを練習して、おじいちゃん、面食らってます(大笑)

 小畑くんは、
想像力を働かせろ
 と助言していました。

 自分だったらこのセリフをどう言うか。


 このあたり、小説を書くときにも参考になります。
 なつだったら、このセリフをどう言うか。
 夕見子だったら?
 人物に深く入り込むことで、疑似体験が増えていく。

 読書することも同じです。
 だから夕見子も、演劇への理解がかなり深いんでしょうね。(読書好きだし)
 演劇を続けつつも、これが十勝の酪農のためになるとは思えないなつ。
 見に来てくれた人にアイスクリームを配ろう、なんて言ったりして。

 そんな言葉に、なつの義母富士子は、自分となつとの間の壁を感じたりするのでした。
 この話のラスト、演劇部の練習シーンで、なつが自分の気持ちを役に載せたとき、ナレーションは
「ヘタだけど」って言ってたけど、わたしは良かったと思ってます。