あすにゃん日記

500字程度のエッセイを書きます。

合唱サークルの話

2019-08-30 14:49:16 | 公民館サークル活動

 今回は、合唱サークルの会員さんの話です。
 リーダーシップをとっている新入りKさんが、こんな話をしてくれました。
【東京で合唱サークルが1,000団体以上。NHKの発表会への出場はくじ引きで決めるのだが、歌唱力のあるグループはいつも落選。くじ運があまりない。】
 出場したくてもくじ運がないと出られないという……。

 実力では決まらないところが、なんとも悲しいものですね。
 また、こんな話もあります。

【NHKの合唱発表会の放送で、スカートだけを上から一枚一枚剥がして歌にあわせて色を変えているグループがあった。】

人形浄瑠璃に、変わり身をするシーンがあるそうです。CMで見たことがあります。このグループは、その伝統をマネしたのでしょう。

 うちのサークルも、地元住民のために発表会を催します。いま練習中の『食いしん坊の世界旅行』を発表し、リクエストの歌を歌うという構成になるらしいのです。持ち時間は30分程度。3月13日金曜日午後1時ごろが発表会の予定です。
 衣装は、新しい人は持っていないので、やめていった古い人のを借りることになってます。思い出すのは、肝臓癌で亡くなった会員さんのために、みんなが彼女の好きだった衣装を着せてあげて、荼毘に付したことでした。
 みんなで「この道」を歌って彼女を送り出したとき、家族のみんなが涙ぐんでいたことは、いまだに脳裏から離れません。
 あんな風に、みんなに慕われて死にたいものですね。
 

秋の気配

2019-08-24 06:00:00 | 日記
東京から帰る途中の新幹線。
車窓から見える積乱雲が、郷愁をさそいます。
うろこ雲も見えました。

セミの声もうるさいというのに、
秋はもうじきですね。
風もすこし、涼しくなってきました。
ことしは、真夏の時期が少なかった気がします。
広島では、ゲリラ豪雨などもあったようですが、
東京では雨に降られませんでした。

20年ぶりぐらいに、夏休みを取って関東に行ったわたしたち。
窓の外は、すでに秋の気配です。
ぷくぷくした積乱雲が、わたあめみたいです。

あの雲を食べることができたなら、

夕焼けで薄紅色の雲は、いちご味。

日焼けした雲は、キャンディー味。

それとも、チョコ味かしら。

いろんな想像をしながら、窓の外を眺めています。

嵐の雲の味は、
はじけたサイダーの味。
メロンの色に染まる口元をにたりとさせて
雷さまが豪雨を降らせるんです。きっと。

空を飛べたら、雲の上に乗って、
お菓子の食べ放題、な生活してみたい。
でもムリなの。
ダイエットしないと、糖尿病予備軍だもの。

いつかはお菓子の食べ放題をしてみたい
今日のわたしです。




東京雑感

2019-08-23 06:00:00 | 日記
 数字で人口が多いと知ってはいましたが、あらためて申します。
 東京って人が多いんですね。
 駅の構内で実感しました。
 ラッシュに巻き込まれたわけではありません。
 昼の下り線でした。
 ちゃんとシートにも座れましたし、冷房もばっちり。
 ではなぜ、人口が多いなと実感したか。

 車両編成を見たんです。

 広島では、JRの車両編成は、どんなに長くても4両から6両編成。
 東京では、平気で16両編成。
 車両を偏らずに乗客が乗っていますので、それが日常だとわかります。
 広島は、宮島など世界遺産もあるので、観光客もけっこう来ます。
 なので、東京に外国人がたくさんいても、それほど驚かないのですが、
 車両がやたらとあるのは驚きです。

 千葉方面に向かう列車に乗ったのですが、
 わたしたちのように、スマホのマップを心もとない表情で見ている人はおりません。
 ブラウスやTシャツ、スカートにパンツ。
 みんな、ごく普段着で、化粧っ気もなし。
 東京の人って、砕けた人もいるんだー。
 いつもオサレーでキラキラしてるわけじゃないんです。

 普段着の東京。平日の昼間の一コマでした。

猫アレルギーが猫を飼った話

2019-08-22 06:29:48 | 日記
東京に行く途中で、夫がツイッターを見せてくれました。
 猫アレルギー女性のツイート。
 ひょんなことから彼女は三毛猫のミカサにゃんを飼うハメになったのです。
 今回のツイートは、そのミカサにゃんの生態の話。

 女性は動物アレルギーでしたが、ミカサにゃんと出会ってから
 楽しく日々を過ごしています。
 ある日、弟がミカサにゃんをつれてやってきました。
「これ、ミカサにゃんのプレゼント」
 口にくわえているのは、セミの死体……!!
 昆虫嫌いの女性が、「ぎゃー」と絶叫します。
 ミカサにゃんは、得意そうに、「今日の獲物だよ」って顔です。

 夫のまえの職場でも、猫を拾った(農家が実家の)女性事務員がいたそうで
す。
 自分は勤めているので、母親に世話を任せたら、その猫は母親ひとすじにな
ってしまいました。
 農家の手伝いをする! と決め、
 外を駆け回ってモグラを撃退。
 とうとう、一掃してしまいました。
 母は猫を褒めちぎり、父や祖父は 「同志よ!」 と感動。
 猫は大得意。
 だけど母は、「血だらけのもぐら、どう始末しよー」
 天国から一気に地獄へとたたき落とされてしまったりするのでした。

 猫ぎらいの人には申し訳ないお話でした。

蒙古タンメン報告

2019-08-21 19:43:32 | グルメ
 東京方面にある、義父の墓参り。
 品川で降りて、そこで『蒙古タンメン』の店へ。  



 味噌ラーメンに、辛い麻婆豆腐の餡がかかっているのです。
 ひとくち食べてみました。
「ぐほっ。げほっ。がほがほっ!」
 思わずむせてしまったほど、辛いのなんのって!
「バカだなぁ、餡をラーメンに丹念に混ぜてから食べるんだよ」
 夫は慣れたものです。涼しい顔して、タンメンを食べてる。
 ひどい! コツがあるなら、早く教えて欲しかった!

 わたしはインスタントラーメンで蒙古タンメンを食べたことがあります。
 そのときは、辛み成分をいれずに食べて、顔が真っ赤になりました。
「だいじょうぶ? このラーメン、かなり辛いよ?」
 いま、食べている蒙古タンメンは、インスタントラーメンよりずっと辛い。
 でも、辛さの中にうまさがしっかりありましたし、
 インスタントラーメンのときの気の抜けた豆腐よりも
 ずっと味がしっかりしていて、豆腐もおいしい!
 
  店員さんの制服は、黒い地のTシャツの背中に○で囲まれた白字の『誠』。
  冷房がバッチリ効いた店内で、
 一番からい、『北極』を頼んで、あせだくのサラリーマン。
 わたしは北極なんて夢のまた夢。
 辛さが5の蒙古タンメンであせだくになって、
 化粧はボロボロ、涙も洟もボロボロ。
 でも、ちょーおいしかった、
 品川の蒙古タンメンでした。