あすにゃん日記

500字程度のエッセイを書きます。

名画に学ぶ主婦業レビュー

2019-06-11 12:46:30 | 日記
  いまさらですが、『名画に学ぶ主婦業』を見ています。
「不覚にも口を開けて寝てしまった」
「PTAの会長になっとるやん」
 など、ありそでなさげな日常が、海外の名画をパロって表現されています。
 
 赤ちゃんがいたずらっぽい顔をして母親の耳を引っ張る絵の、

「痛てて
 ピアス引っ張るなや(怒)」

 のコメントは大笑いしてしまいました。

 楽しい名画の数々で、外国人が身近に感じます。コメントを書いた人はだれなのかしら。
 パロディになることを許した人も度量が大きいですね。頼み方がよかったのかな。
 もちろん許可の出ない名画もあったことでしょう。たとえば嘉門達夫でも、オリジナルの人に許可をもらえなかった曲や歌詞があったそうです。
 同じモノを見ていても、違うモノが見えてしまうのは、うらやましい素質です。わたしにはできません。どうしてもあるがまに見てしまう。 
 ただ、違うモノが見えるというだけでは『変わってる』としか思われないのが残念なところ。
「あるある」
 と思わせておいて、なるほどと感心させるようなエッセイを書ければ言うことなし! 
 そのためには、人間観察と的確な描写が必要なのだそうですが、注意散漫なわたしにはハードルが高めです(泣)
 

梅雨とオパール

2019-06-10 16:20:28 | 日記
オパールも真珠も好きよ夏灯 星野椿

 梅雨が近づく広島市ですが、オパールや真珠を思わせる雨はまだ降っていません。ところが7日には豪雨警報(レベル4)が出たのです。
  (注意喚起→【警戒レベル3】避難準備・高齢者等避難開始→【警戒レベル4】避難勧告→【警戒レベル4】避難指示→【警戒レベル5】災害発生情報)

 スマホやケータイが背筋の寒くなるような音を立てていました。
 西日本豪雨災害以来、広島は『羮に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)』状態になっているようです。
 たいした被害もなく、午後には晴れてしまって、みんな「オオカミ少年だ」と笑い合っていました。

 梅雨はオパールや真珠と同じぐらい、農家の人には貴重な資源です。
 夏のあかりに照らされたアスファルトの路には、宝物を抱くようなみずたまりも出来ることでしょう。
 雨がつづけばうっとおしいものですが、晴れたら虹が出てくることもある。虹は思い出から出来ているという人もいます。オパールや真珠、金や銀などが、その根っこに埋まっているので、虹が七色になっているという人も。

 虹は追いかけても逃げて行き、つかまえることは出来ません。それと同じように、夏の灯のように夢もつかまえることはできないのかもしれません。
 雨のなかを歌いながら、子どものように歩きましょう。

精霊の守り人 004の2 推理力には○○が必要

2019-06-02 12:47:50 | 守り人シリーズ
 狩人たちは、推理をしつつ、「用心棒が雇いたい」という名目でバルサの評判を聞き取り調査しています。このあたりも、どこか警察小説か刑事コロンボかというノリです。一般小説にはアリガチなのでしょうか。

 わたしは児童書しか読んだことがないので(しかもファンタジーはトールキンとかミヒャエル・エンデみたいなバリバリの非現実系です)、こういう足で稼ぐ地道な調査というのは珍しく思いました。

 そんなこんなで、狩人たちの一人が、バルサの頼ったなんでも屋のトーヤのことを聞きつけます。この話の持って行き方もうまい。直接バルサの話をするのではなく、青霧山脈に行く準備をしたならこういうことがあるだろう、という推理から何気ない口調でインタビューするんです。

 驚きました。推理力だけでなく、調査力も追跡力には必要なんです。わたしは警察でも探偵でもないし、推理小説はあまり読んだことはありませんので、そういう手段を狩人たちが自然な態度でやっているというところが目新しかった。
 
 この着実な足取りを読むだけでも、バルサの相手にしている帝の勢力がただ者じゃないと知れます。

 しっかりバルサの足取りをつかみ、追跡をはじめる狩人たち。バルサはだいじょうぶでしょうか。青霧山脈には、バルサの頼りにする人物がいるでしょうか。