なつぞら 016

農協とおじいちゃんの不協和音をなんとかしたい。そんな彼女は、同級の男子の助言で、演劇の先生にアドバイスを求めますが、先生は、
「自分で考えろ」
　そこで天陽に相談したとき、牛が発情し、帰宅時間となりました。
　おじいちゃんは天陽となつが付き合っているのを「ふしだら」と叱ります（時代だ）。
　祖父が大好きななつ。そんな彼女に、演劇部の先生は、自分の部へ入部をすすめます。
「おじいちゃんのためにもなる」
　演劇部の先生の言葉になつは戸惑います。先生に言わせると、おじいちゃんの身になって考えることでものごとが拓けていくかもしれず、そのためには取材が必要というわけです。
　当事者の目から見たおじいちゃんの姿を知りたい。
　だから、入部しろってわけ。
　それなりに、気にしてくれていたんですね。

　北海道人って、屈折してる

　んだろうか。



　おじいちゃんといい、先生といい、断りつつ関わってくる。

　素直じゃないんだから。


　先生はどうやら新作演劇のネタに、おじいちゃんの生涯を使いたいらしい。
　おじいちゃん、嫌がるだろうなぁ。
　協調性がないって雪月のおかみは言ってたけど、独立独歩というか、孤高のオオカミというのか、どこかさびしい影があるんです。