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オーストリア満喫、その13

2012-09-26 22:22:16 | 旅行
デュルンシュタイン朝のお散歩・・・

昨夕、船で到着したときは、船着場からホテルへの近道の、
古くて暗くて陰気で、狭くて急な鬱々とした階段をへとへとになって上ったけれど、
今朝は気持ちの良い明るくて、古いけれど情緒たっぷりで楽しい通りを歩いてドナウ川までいった。

ほとんど動画で撮影したので写真は残念ながら無い。

建物の窓からシャツ姿のおじさんとかがコーヒーカップを持って顔を出している。
この光景って、テレビで見たような・・・何のためらいも無く
「モルゲン!!」
と、声をかけると
「モルゲン!!」ってカップを持った手を挙げてにこにこしてくれた。







美しく青きドナウ・・・?






昨日ついた船着場


古城の名残が茂みの中に見える。



城壁沿いを歩く。


デュルシュタインの古城と、たっぷり優雅に流れるドナウ川を堪能し、久しぶりに時間に追われずに朝をゆっくり楽しめた。

やっぱり味噌スープと梅干をお腹に入れてから朝食バイキングへ。
軽~く軽く頂いた。
今日は、シェーンブルン宮殿での昼食がお楽しみだからね・・・。

今日1日で、マレクさんのバスとはお別れ。
10時に出発して、いよいよハプスブルク家の都ウイーンを目指す。
ウイーンの西に広がる丘陵地帯の北の端カーレンベルクの丘が見えてきた。オスマントルコの包囲から、ポーランド王ソビエスキーがこの丘から急襲してウイーンを救ったところ。ふもとには葡萄畑が広がっている。

ドナウ川をいつ渡ったのだろう・・・
気がついたら、なんともうウイーンの市内に入っていた。

不覚にも、早々に眠ってしまっていた私。

もうシェーンブルン宮殿の庭園の上にある凱旋門「グロリエッテ」の入り口に到着してしまった。



グロリエッテまでテクテク歩く。
ウイーン最後の夏・・とかで、暑いぞ暑いぞ・・・これは、上高地に行ったギターの師匠の方が涼しい思いをしているな・・・などと思いながら歩いた。



グロリエッテ







グロリエッテのレストラン



バスの中で眠りこけていたけれど、ちょっと暑い中歩いたし、朝食は少しにしておいたから、お腹の空き具合はちょうど。

サラダ・・・一見お豆腐かと思った。クリームチーズだった。



野菜のパイ
これは美味しいの・・・!全部食べた。温野菜って嬉しい。



カッテージチーズ団子とストロベリーソース。
ふわりとした食感と甘さと酸味が良いバランス。



グロリエッテから眺める
シェーンブルン宮殿。



宮殿が遠くに見える・・・

本来は、あちらからこの凱旋門まで30分ほどかけて上ってくるものだが、マレクさんが、85歳の父を思って、丘の裏手にこっそりバスを停めてくれたようだ。
申し訳なさそうに、
「バス停ではないので、ささっと降りてください、僕は下で待っています」
といわれたもの。

宮殿とグロリエッテ間を往復するのは、この暑さでは父も辛かっただろう。
今回のツアーコンダクターさんと、バスの運転手さんのコンビはとても融通を利かせてくれるし、親切で機転も利いて最高だった。

さて、お腹も幸せに満たされて、すばらしい庭園を見ながら、このたびのクライマックス、シェーンブルン宮殿へ・・・・。

ウイーンでのこれからの2日間は、旅行の最後の打ち上げ花火みたいなものだった。









圧巻の宮殿の見学には現地ガイドのクラウスさんがついてくれた。



グランドツアーといって、見学できる全てのお部屋を巡る。

フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリーザベトにゆかりのある部屋や、モーツアルトが御前演奏した鏡の間、マリア・テレジア謁見用のベッドの置かれた部屋・・などなど、1冊写真集を買うべきだった。重いし、日本語版が見つからなかったから諦めて、父は宮殿のキーホルダー、私はエリーザベトのキーホルダーを自分土産に買った。

宮殿を満喫した後、バス停までぶらぶら・・・

大道芸だ!!

微動だにしない



缶に1ユーロ入れた。



動いた!オブジェじゃなかった。あついだろうなあ~~~





バスで、環状道路のリンク通りを1周して、歴史的建造物を見ながらホテルに向かう。
ホテルは、オペラ座のすぐ横のブリストル。

ここで、お世話になったハンサムなマレクさんとお別れ、最後の最後まで、父に手を差し伸べたり親切な青年だった。ありがとう。

ホテルのエントランス



この紳士がホテルブリストルの目印。



夜は自由食なので、アウグスティーナケラーでワインとソーセージで軽く済ませた。



昔は修道院の酒蔵だったそうだ。ドーム型で薄暗い。アコーデイオンの演奏が物悲しい。





今夜はウイーンフイルの本拠地の楽友教会の大ホール黄金の間で、お手軽モーツアルトコンサートがあるというので、急遽チケットを購入した。
お願いすると、こんな扮装した人が馬車でホテルまでお迎えに来てくれる。



楽友教会



かつらを被って扮装しての楽しいモーツアルトコンサート。
ニューイヤーコンサートが行われる大ホール・・流石に世界一といわれる音響。








モーツアルトの時代を想像しながら、聴く。

アンコールはウインナーワルツとラデッキー行進曲で観光客を盛り上げてくれた。

盛りだくさんの一日を終えて、ホテルでばったんきゅう~


































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オーストリア満喫その12

2012-09-26 00:38:55 | 旅行
タイトルをもう少し気の利いたものではじめればよかった・・・。
「その12」に突入だ。

ドナウ川クルーズ。船内の指定席で窓から眺めた。
だって・・暑いし、疲れたし・・・上の階は見晴らしがよいだろうけれど、ちょっと弱音を吐く。
お隣の席で、同行のご婦人が突っ伏してお休みだった。



外人さんは大騒ぎで、ビール飲んで食べてしている。疲れた私たち日本人ツアー客と、テンション高い彼らと、ちょっとはましだけれど、賑やかな若い関西人ツアー客と、中国人ツアー客で、船内は人種の坩堝。



ブドウ畑が延々と続く丘に、古城や、古い建物がぽつんぽつんと見える。







豊かな川の流れにうっとりしているうちに、ちょっと元気快復する。
貨物船とかも何艘かすれ違った。


デュルンシュタインに到着。

今夜のホテルは、この古城ホテル・デュルンシュタイン





ハルシュタットの2泊目のトラブルに責任を感じてくれた添乗員さんが、一番良くドナウ川を見下ろせるお部屋を私たちに用意してくれた。

でも、部屋に入ってびっくり、ドナウ川を忘れるところだった。



上の写真で、まるで全部がクローゼットのような扉を開けると
クローゼットが右端で、真ん中がバスルーム



左端がトイレとパウダールーム



美しいのだけれど、う~~ん、どうも使いにくい。

部屋の天井がとても高い。









テーブルに置かれたウエルカムフルーツ。
またリンゴだ。バナナとぶどうを頂く。
リンゴは父が持ち帰って姉に煮てもらうという。ハルシュタットのリンゴとあわせてこれで2個になった。



夕食は、眺めの良いテラスで、夕日が落ちた山陰と、静かなドナウ川の風景を見ながらゆっくり頂く。

今夜は皆さんエレガントにお洒落して登場。

牡蠣とパンプキンのマリネ・・・これはすばやく飲み込んだ^^;
オニオンビーフステーキ、アップルパイとバニラアイス。赤ワインもついていた。

あまりに雰囲気が良くて、写真はすっかり忘れてしまった。

フレンドリーなピアニストがずっと演奏していた。
部屋にいた時、窓を開けていたので聴こえていたのは、このピアノの音だったんだ。

レパートリーの多いこと。私たちを見て、「スキヤキソング」を弾いてくれた。
クラシックからJAZZ、映画音楽と・・・その中で、
私が一番心打たれたのは、「サマータイム」だった。まさにまさに・・・の曲だ。

明日の朝は、久しぶりにゆっくり出発なので、皆更けていくドナウ川の夜をロマンティックに堪能していた。










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