いい加減を盛り込みながら、自分の未来を描く。

今年最後の日になりました。

昔は年齢を数えで表記していて、元旦には国民全員がひとつ歳を重ねるシステになっていました。１２月３１日に生まれた赤ちゃんは、次の日の元旦には２歳になるわけです。

正月は未来への一歩としての諸々の意味を、国民が実感させられる日でした。


そして時代は大きく変わり、価値観や生きるための選択肢も多岐にわたるようになりました。

自由で楽しみに囲まれて複雑に構成された現代を、人々は喜びに満ちて享受しているのでしょうか？

新種、珍種の犯罪が蔓延していることを考えると、多くのさまよっている人々がいるのは明らかです。


未来が見え難くなっています。私たち高齢者はかってない長寿を経験しなければなりません。幸せな高齢者の前例が少ないなか、今こそありったけの知恵をかき集めて事に当たらなければならない時だと感じています。

若者たちから金銭を搾取するわけにはいきません。


少子高齢化の時代の最中に生きて、せめて私は、依存しない明日を模索しなければと今年最後のこの日に、決意しています。


そのために、過去のマイナスをすべて忘れる習慣を見につける！過去を引きずったまま新しい物事を詰め込むには、脳細胞がたりなくなっているのです。

そして、今日を含める未来にプラスの材料を探す！

どんどん減っていくエネルギーにめげず、いい加減に生きる！

健康オタクを増幅させる！

謝る！感謝の言葉を多用させる！


書いていたら、気が楽になりました。

半日の戦いを終えて小休止！ また午後も、駆け足のでの時間との競争は続きます。

一昨日、新しい施設を見学に行きました。


最近急に夫の足の衰えが目につきます。やっとやっとの足の運びが見ていて辛いです。それに腰も相当痛そうです。

以前から、寝泊まりのできる施設は空いてないところが多いので、早く予約をしておいた方がいいと、知人から進められていましたので・・・。

病院関係の施設なので安心かな、と思って予約を入れておきました。


今朝はやっとシャワーを浴びてもらいました。

拒否するのを説得してもダメなので、トイレに入ったのを見届けて、風呂場のシャワーを出しっぱなしにしながら、トイレから出てくるのを外でじっと待って、出て来た時に、「さぁ、シャワー、シャワー」と言いながら彼を誘導です。

シャワーを浴びる間中「気持ちがいい」の連発でした。でもその感触もシャワーを浴びたこともすぐ忘れます。

説得を始めて風呂場から出てきて着替えが済むまで、１時間半もかかりました。

「いい気持ちになったところで、顔も頭もキレイキレイして来ましょう」と、散髪屋へ！

若い修行中らしい３人の女性の出迎えに、すっかり上機嫌です。いつも大声で叫びまくる彼がなんとも素直でおとなしいのも、弱ったのではないかとかえって心配になったりして、我ながら勝手なものだと思ったりもしたことでした。


気持ちが折れそうになりながら、午前中かけて彼の予定は終了です。

天皇誕生日に思うこと！

今日は天皇誕生日です。

私は早生まれですのでやっと今日、私と同じ歳です！と言えるわけです。

８４年間、同じ時代背景のなかで生きてきました。


戦争中は、天皇の存在の意味は今とは全く異なっていて、日本と言う国の最高位の方として、国民の認識するその責任も重いものでした。


第２次世界大戦と言われた戦争が終わり、国も個人も経験したことのない混乱のなかにいたのです。


私もその日々を、異様な真剣さで左翼運動に関わることになりました。


そのひとつに、天皇を戦争責任者として声を大にしたこともありました。


しかし時代の変化とともに、人も変わり私も大いに変わったのです


社会を見る目の根幹は変わらないのですが、もうずっと以前から、天皇ご夫妻に神を重ねて見ています。尊敬の念を抱き続けています。


どうぞこれからは、お元気に、穏やかに、幸せな時間を過ごしていただきたいと、心からの思いを念じ続けるつもりです。


天皇の、全身全霊で！というお言葉は、戦時中戦争に勝つためのことばとして、体にしみ込んでいますが、それを平和のなかで発すると、大きな白いバラの花にも劣らない気品と香気に包まれて聞こえますね。

来年の計画の下書き、OK!

今年最後のレッスンを終えて、いよいよ年末の家事の諸々にとりかかります。

昨年、今年と、トラブル続きであまり良くなかったので、来年からこそ！との願いをこめてこれまでの垢をとり除かなければ・・・。


夫のデイケアの施設が、今月の２８，２９，３０，３１日、来年１月の１，２、３日の１週間はお休みになるので、寝正月といきたいところですが、元旦は例年通り、義妹と、息子の家族が来るらしいので、それなりのことはしなければなりません。

今度こそ私の８４歳の高齢を理由に、質素に質素にのスタートを切るつもりでいます。


数日前シャンソンの仲間から、来年一緒に歌おう！と連絡がきました。歌い手２人、朗読１人の組み合わせで毎月行う、というものです。

来年からは歌う場を広げようと、漠然と考えていたので即答しました。詳細は分かっていないのに、すごく楽しみです。

しばらく辞めていた俳句をまたやろうか、油絵も再開しようかとの迷いも当分お預けにして、シャンソンに集中だぁ～！


すべて介護による鬱予防なのですぅ～。

理屈抜きに充足の時間。

朝１０時になると、家中の暖房は不要になります。

天井を基準より３０センチほど高くした、大きな窓から入る太陽の光が、１４畳のリビングの後ろの壁まで入って部屋中ぽかぽかです。

昨夜から、日本中が例年にない寒波のなかで迎えた朝だったというのに。


明日は今年最後のレッスン日なので、その準備、と言うほどの必要もないのですが、老老介護の日々の中でレッスン室にいることが、得も言われぬ充足の時間なのです。

諸々の雑念から解放された、何とも言えない私一人の空間、時間なのです。


こういう条件を得られるというのは、理屈抜きに幸せ、幸せ、幸せなのでしよう。