あるがままに高齢を生きる! シャンソン、菜園とともに・・

予測不可能な未来のドラマに期待を寄せつつ、明日を見つめてまだまだ濃い時間を紡げたらとブログを書き続けます。

生涯現役のために足元から

2016-03-08 22:00:35 | 日記

私はテニスプレイヤーとして延べ30年のキャリアがあります。体力、忍耐についてはかなりの自信をもって生きて来たつもりですが、さすがに80歳を過ぎると、抗うべくもなく衰えが気になります。

車の運転も現役ですが、つい近くに行くのにも車に頼る悪癖を絶つことにしました。

我が家から10分以内には、買い物の出来る生協をはじめスーパーの類が5か所あります。住宅地ですが便利なところだなぁと感心しながら、瓶など重い物のない日には、10日ぐらい前から歩いて買い物に行っています。当たり前のことなのにずーと車を利用していたのです。

今までまとめてしていた買い物も、気が付いた一つ二つをその都度買いに行くことにしました。気がついたら郵便局も銀行も5分以内にあるのに車に乗っていたバカさ加減に今頃気がつくなんて・・・。この住宅地にもう35年も住んでいるというのに。

そのくせ大きな店舗では、エレベーターやエスカレターなどは使わず、ジムに行ったつもりで、ありがとう!と呟きながら歩いて昇ったり下りたりしてたのにね。

今月は私の誕生月。83歳になるのを期にこれからの日々をもう一度検討し直すことにしましょう。

生涯現役を貫くために、ね。

生涯現役を貫くために、ね。

 


シャンソンは下手でいい

2016-03-07 06:23:18 | 日記

シャンソンは下手でいい! 私がいつも言っている言葉です。誤解を生じようが、そう思っています。

私たちは、美しいフランス語を日本語に訳して歌っているわけですが、日本語もとても美しい。しかし、フランス語と日本語では当たり前ですが、それぞれのイントネーションが異なるのです。これは致命的に違います。

私は断固として日本語のイントネーションを先行させます。そうすると譜面通りに言葉を入れるとき、しばしば違和感を覚えます。だから止むを得ず、音符を無視したり変更したりして言葉を機能させるのです。

止むを得ず、歌い手の全人格が歌の表現と共に聴き手に伝わります。そこで歌い手と聴き手の共感が得られて初めて、その歌が完成する。と、私は考えているのです。

私ってめんどくさい?


娼婦の歌について

2016-03-06 22:29:35 | 日記

私は娼婦の歌を沢山歌っています。

最初に福岡に出かけて行って、娼婦を歌ってる人を見た時は驚きました。同じ時期に3人の歌い手が、同じようにとても下品な表現をしているのを見て、随分考えてしまいました。汚い。面白くない。楽しくない。

でも、それを機に歌ってみようと思ったので、何がきっかけになるか分かりませんが。

私の結論はこうです。それぞれ娼婦になる前の人生がある訳だし、もともと粗野な生い立ちだったり、実は知的な環境、或いは裕福な家庭に育っていたのに、事情があってその世界に身を投じたのかも知れないし、と考えたら、自分の娼婦でいいんだと気が軽くなりました。

それに娼婦の歌の多くが、ドラマチックシャンソンとしての完成度が高いので、自分の今を出せばいい。ということで、のめりこんでしまいました。

私は基本的に、毎回ソロライブをやって20曲ぐらい歌っていますが、娼婦の歌が入るととても構成がしやすいのです。いつか半分を娼婦の歌の構成で、と考えているところです。

 

 

 


私のソロライブの告知

2016-03-05 22:51:38 | 日記

恒例の、中村春子の「気ままライブ」を行います。

日時 2016年4月17日(日) 会場 PM 1:30 開演 PM 2:00

場所 「ネコンテ」 合志市須屋2905 閃屋 奥 TEL 096-274-5500 

入場料 2500円

連絡先 096-248-5518(中村 自宅)   080-4275-1855(中村 iphone)

* 30名限定

 


シャンソンによって、これからの人生まだまだ捨てたもんじゃない!

2016-03-04 04:49:51 | 日記

今日は、仲間のレッスン日。

アスペルガーの青年が歌いに来ます。今日が4回目。有名私立大学1年を過ぎたころから引きこもりになったとのことです。その後、食事が自分でとれない。会話が出来ない。家から一歩も外へ出ない。

それを知ってしまった私の血が騒ぎ始めました。余計なお節介の血です。

幸い、彼が歌が好きで声もいいと聞いて、私はラブレターを送り始めました。そしてシャンソンの楽譜、歌詞カード、その歌を私が録音して送ることもし始めました。

彼がその楽譜を神棚に飾っていると聞き、更に、彼にとって神棚は最高の場所だと聞いて、私の胸は高鳴りました。これはいける!

それから私の勧めに従って、外を歩くようになり、緑の樹々に出会うことの喜びの手紙をくれるようになって、どんどん変化が起こり、2月からはレッスンに来ています。

「小さいころから声が出難いので」との本人の申告通り、最初はこちらの耳を彼の口元に持って行かなければ聞き取れませんでした。当然、マイクを通す声も聞き取れない状況から、どんどん意欲的になって行きました。

「悲しみのヴェニス」を軽く仕上げ、「ふるさとの山」「花を摘もう友よ」と進めています。

元々頭のいい青年で、言葉に対する理解が早く、その優れた感性も上達への大きな力になるでしょう。

私の楽しみが、また一つ膨れ上がりそうです。