ロサンゼルスで、着物暮らし

太陽燦燦のロサンゼルス近郊で接する和なあれこれ。
LAに帰って来ました。肌寒い日が続いています。

余り布のがま口

2006年09月30日 | こもの
祖母が亡くなった後、箪笥の整理をしているといろいろなものが出てきたものでした。その中の一つがこのがま口。既製品だと思っていたので、母の箪笥にある単衣と同じ生地でできているのに気づいたときは、驚きました。初夏に一時帰国したときに初めてお揃いで使い、殆ど目に触れることはないにしても、楽しい気持ちで一日を過ごしたことでした。母によると、細長いクラッチのようなかばんも誂えてあったようです。残念ながら、そちらは母がどなたかにお譲りしたということで、これもまたご縁なのでしょう。どこかで大切に使われているとよいなあ、と思います。

単衣再び

2006年09月09日 | ひとえ
単衣の季節が戻ってきました。前回の一時帰国で持ち帰ってきた母の娘時代の織の着物と帯を、LAでデビューさせました。この着物は、こちらで椿姫さまにLA向き、とコメントいただいたもの。確かに町歩きをしていても、しっくり馴染んでいるように思いました。九月に入ったとはいえ、まだ気温が高く陽射しも夏気分ですので、帯は白色の麻で失礼します。帯揚は萩の柄で秋待ち気分(笑)。写真はOld Pasadenaの映画館にて。