ロサンゼルスで、着物暮らし

太陽燦燦のロサンゼルス近郊で接する和なあれこれ。
LAに帰って来ました。肌寒い日が続いています。

デモンストレーションのお手伝い

2007年07月27日 | そのた
大学生6人がやってくる茶の湯体験のお手伝いのために、浴衣を着ました。自分が普段上から見ているほど、横から見た五ヶ月のお腹は出ていないものですね。前回に引き続き帯板はなしで着付けました。三年ほど前にさくら子ちゃんが臨月近くで浴衣を着たときは、もう丸々としていた記憶があります。祇園さんの後祭でしたかしら、懐かしいですね。
さて、立礼席の亭茶で学生たちがおっかなびっくりお菓子と薄茶を飲んでいる姿はとても微笑ましいものでした。よく考えると、日本の学生だって初めてならば同じ反応でしょうね。夫だって今でもおっかなびっくりの手つきですから。
デモンストレーションの後に雑談では、床柱について、Sushiについて、スターバックスの抹茶フラペチーノについて、北海道弁についてなどなど、盛り上がっていました。来ていた面々は、家庭環境、大学などの背景は異なれども日系アメリカ人。引率の女性を除き日本語を殆ど喋れず、日本の空気を多少は知っていても視点はアメリカ育ちですから会話や質問が新鮮で、聞いているだけで楽しゅうございました。

戌の日に帯祝い

2007年07月15日 | そのた
こちらで報告いたしましたとおり、赤ちゃんを授かりました。
腹帯は医学的に何の根拠もないそうですが、無事に安定期に入ったお祝いと安産の祈りをこめて、巻いてみました。調べたところ、今は現代風の腹巻風のものやサポートタイプなどいろいろあるようです。私は、母の一番の勧めである晒に決めました。京都の神社で祈祷される特別の腹帯も一瞬考えたのですが、リトル・トーキョーの和物全般を取り扱うお店で、ちょうど晒を発見。これに決めました。
半幅に折って、下腹から巻き上げていきます。一周目はまっすぐ、二週目からお腹の出っ張りにあわせて一箇所折り返し、何週か巻いてから最後に折りこめば出来上がり。安定感はあるので、いいかもしれません。
日本では妊婦は冷やすといけないとよくいいます。一方、こちらでは、妊婦は熱を体に溜めてはいけない、という指導もあるようで、まったくの正反対。不思議ですね。後者をしっかり守った方も玉のような女の子を産んでらっしゃいますし、自分の体の声に耳を傾けていきたいと思っています。

蕎麦打ち会での粋

2007年07月03日 | Weblog
Keiro Retirement Home での蕎麦打ち会、できるだけ和の雰囲気で、ということでしたので浴衣に割烹着でお手伝い。Keiro Retirement Home は日系人を対象にした老人ホームで、食べにいらした居住者の方々の中には、夏のお着物、浴衣、法被をお召しの方もいらっしゃり、盛り上がっていました。試食させていただいた、挽きたて、打ちたて、茹でたての三「たて」が揃ったお蕎麦は最高。
写真は、司会解説を担当されたtokyokidさまと生後三ヶ月ちょっとのHくんと。お二人とも作務衣です。Tokyokidさまは浴衣生地で仕立てたものに、足元は高歯!これが非常に格好良く決まっておられました。大泣きしてしまったHくんの作務衣はトンボ柄。トンボはスイスイ飛ぶ姿から別名を勝ち虫といい、戦国武将たちにも好まれた縁起物なのだそうですね。先日見に行った「新婚さんいらっしゃい」で、トンボ柄の扇子を持った三枝さんがそのようにおっしゃっていました。
当地で粋な男の和装を見ることはなかなかないので、お願いして登場していただきました。私はおなじみの浴衣に帯を茶友のお店で新調した半幅です。動き回った後で脇が伸びてしまっているのはご愛嬌、ということで