goo blog サービス終了のお知らせ 

世相見聞録

世間の出来事や自分自身が体験したり見聞きしたことなどを、論評や感想を加えて書きつづっていきます。

NHKが個人情報流出

2007年02月16日 | 事件・事故
NHKが、10日に放送された 『日本の、これから~“団塊”大量退職へ』 の取材対象者130人分の個人情報をネット上に流出させたという。

NHK関連会社の職員が、自宅で作業するため私用PCに保存していたデータが 『Winny』 を経由して流出したらしい。

先日も、東京国税局の個人情報流出事故が明らかになったばかりなのに、何ということか。

せっかくいい番組を作っても、これではお粗末すぎる。
 
この職員は、 『Winny』 が問題になっていることを知らなかったのだろうか? 

まさか、知らなかったということはないだろう。
PC音痴のうちのかみさんでさえ、個人情報流出のニュースを聞いただけで 『またウイニーね』 と言うほどである。

危険性を知っていながら、どうして、 『Winny』 を削除しておくとか、ウイルス対策をしておくとかの対応をしていなかったのだろうか?

データ持ち出しの許可を与えた上司は、 『君のPCには、Winnyが入ってるってことはないよね?』 という程度の注意も確認もしなかったのだろうか?

要するに、NHKそのものがこういう問題に鈍感であるがゆえに、職員もいい加減な対応しかしていないということだ。

NHK会長が 『住基ネット』 の個人情報を受信料徴収に利用できるよう法改正を要求すると述べたことは、既にこのブログの 『住基ネットで受信料徴収』 で書いた通りである。

このようにずさんなNHKが、自由に 『住基ネット』 で国民の個人情報を利用できるようになるとどうなるか、火を見るよりも明らかである。

問題が起こっても、どうせ 『不心得な一部の職員によって引き起こされたことです。お詫びします』 で済ませるつもりなのだろう。

これは一部職員の個人的な怠慢や不心得では決してない。
NHKの体質そのものである。


最新の画像もっと見る