北九州市で52歳の男性が生活保護の辞退を強要され餓死した事件で、24日、弁護士や市民らが福祉事務所長を福岡地検に刑事告発し受理されたという。
この事件は、この男性が病気で極度の貧困状態にあるにもかかわらず、今年4月2日に保護の辞退届けを提出させて給付を停止、その後も状況の確認や救護を行わずに放置し、7月10日に死後1ヶ月の状態で見つかったものである。
北九州市では、過去にも生活保護にからんで市民が自殺に追い込まれたり餓死する事件が相次いで発生しているが、これは、国(旧厚生省)が、長年にわたって出向者を北九州市に幹部職員として派遣し、『保護の適正化』 政策の実験場としてきたことが背景にあるといわれている。
厚生労働省にとって、こうした 『適正化』 政策を忠実に実行する北九州市は、まさに 『保護行政の優等生』 であるという。
生活に困窮した市民を自殺や餓死に追い込むことが 『適正化』 でかつ 『優等生』 であるという政策は、明らかに間違っている。
今回の告発状によれば、この事件は公務員による組織的犯罪で、罪状は 『保護責任者遺棄致死罪』 および 『公務員職権乱用罪』 にあたるという。
このような公務員犯罪は絶対に許してはならない。
責任の所在の徹底的な追求と処罰を、強く望むものである。
<関連ニュース記事>
・弁護士ら364人が福祉事務所長告発 北九州孤独死問題(朝日新聞) 08月25日 02:43
<参考ブログ>
・今日も50才台男性の餓死のニュース(OLの韓国語)
・生活保護打切り孤独死事件の告発(江川珈琲店の出来事)
<当ブログの生活保護関連記事>
・生活保護への支援
この事件は、この男性が病気で極度の貧困状態にあるにもかかわらず、今年4月2日に保護の辞退届けを提出させて給付を停止、その後も状況の確認や救護を行わずに放置し、7月10日に死後1ヶ月の状態で見つかったものである。
北九州市では、過去にも生活保護にからんで市民が自殺に追い込まれたり餓死する事件が相次いで発生しているが、これは、国(旧厚生省)が、長年にわたって出向者を北九州市に幹部職員として派遣し、『保護の適正化』 政策の実験場としてきたことが背景にあるといわれている。
厚生労働省にとって、こうした 『適正化』 政策を忠実に実行する北九州市は、まさに 『保護行政の優等生』 であるという。
生活に困窮した市民を自殺や餓死に追い込むことが 『適正化』 でかつ 『優等生』 であるという政策は、明らかに間違っている。
今回の告発状によれば、この事件は公務員による組織的犯罪で、罪状は 『保護責任者遺棄致死罪』 および 『公務員職権乱用罪』 にあたるという。
このような公務員犯罪は絶対に許してはならない。
責任の所在の徹底的な追求と処罰を、強く望むものである。
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・弁護士ら364人が福祉事務所長告発 北九州孤独死問題(朝日新聞) 08月25日 02:43
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・生活保護打切り孤独死事件の告発(江川珈琲店の出来事)
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・生活保護への支援
生存権がしっかり守られる社会を!
真実一路さんがおっしゃるように、生存権がしっかり守られる社会にしたいですね。
特に国民を保護する義務のある公務員には、こうした基本的な人権の大切さを、強く自覚してもらいたいと思います。
で、勝手にTBさせて頂きます。
これからの福岡地検の対応が気になりますが、是非起訴に持ち込んでもらいたいですね。
私の地元で、このような事件が多発しているのは、悲しいです。
狂ってますよ、正しいこと、やるべきことが。
相手が人(それも弱い人たち)という認識はないのでしょうかねぇ。
こんなことができる人たちは、そもそも地域住民に「サービス」する職業についてはいけないんですよ。
結果がどうなろうと、腐っているのは一部ではないでしょうから、そろそろ北九州を脱出するための計画を立て始めないと。。。
自分自身の保身が第一で、市民の人権は二の次・三の次、これが公務員意識の実態ではないか、と思わざるを得ない現状は悲しいものがあります。
真剣に市民のために励んでいる公務員も少なくないとは思いますが、それにしても酷いものですね。
今回の事件が裁判になっても、おそらく当局は、本人の自発的な辞退届に従って保護を廃止したのだから何も責任はない、と言い張るでしょう。
職員たちが水際作戦と呼んでいる 『保護申請を窓口ではねつける行為』 についても、後で問題にされないよう、本人からの申請がなかった、ということで言い逃れる道を作っています。
人権感覚が欠如した公務員たちの 『ずるさ』 も許せることではありませんが、その根源には今の国の政策自体に誤りがあるように思います。
生活保護の必要な家庭で育つ子のうち、何%が大学へ進学できるでしょうか?
確かに、親の経済力が子供の将来に影響を与えるという現実はありますね。
そういった意味で、公務員になれる人はある程度恵まれた家庭環境で育った人が多いでしょうね。
恵まれすぎた環境で育つと、人の痛みがわからなくなっているということも多々あるかと思います。
ただ、その場合でも、それを周りから気がつかされ、あるいは自分で気がついた時点で自分を変えることができれば、それはそれでいいと思います。
公務員として相応しくないのは、自分は恵まれた状況の中にいながら、自分だけかわいくて、現実を見ようともせず、恵まれない人々への思いやりもなく、人の痛みを理解しようともせず、平気で人を見殺しにできる人間たちです。
貯金できるような余裕のある家庭には保護は必要ない、ということだそうです。
保護を受けている者は、子供の学資さえも貯金してはいけないというのは、酷すぎると思いませんか。
信じられない対応に、心ある教職員で講義したことがあります。しかし、なかなか受け入れてもらえず、ずいぶん時間がかかり、なんとか生活保護を復活できることができました。