あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

山のこだま

2021-05-23 19:27:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは🌞今日は一日中好天に恵まれましたね。
午前中は、鍼の研修会にオンライン参加して
午後からは、庭仕事を楽しみました。

毎週日曜は、私の自伝です。
先週の続きです。

 初診の患者様を除いて当院の患者さんのほとんどがお任せ治療である。
お願いしますから治療終了まで一言も話さない患者さんも多数見られる。
それは、五臓六腑のどこが虚弱であり、どこが亢進しているかを脉の状態により
診断すると共に、上焦(横隔膜から上部)・中焦(横隔膜から臍まで)
・下焦(臍から下部)における深浅の強弱や寒熱等の観察を行うことにより可能となる。
更に、腹診や背候診でどこで・何が・どうなっているのかなどを脉診から得た情
報との整合性を図る。
これらの診察法により、患者さんの求めている所に私の「手」がぴたりと当たっ
ているから言葉はいらないのだ。よって、「手を眼にかえて」と言うべきかもしれない。

こんな歌が有った。「オーイと呼べば、オーイと応える。山のこだまのうれしさ
よ」患者さんの体表に手を当てる「ア そこソコ! 先生何故解るの!」山びこのようなものだ。
この『やまびこ治療』は体表を流れる経絡を阻害する衣服が無いことにより正確に行うことができる。

さて、経絡には、12の流れがあり、経絡上には362のツボ(who定め)が配当されている。
特に背部には五臓六腑を治す為の「兪穴」が縦に並んでいる。したがって当院では衣服を着けないことを推奨している。

次週に続く

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