よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

清流流れる宿場町-滋賀県米原市:醒井

2012年07月31日 | 滋賀
さてさて、連日のように猛暑が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか
ワタクシはこの土曜日に、滋賀県米原市の醒井に行ってまいりました。
醒井(さめがい)はかつて中山道61番目の宿場町でありまして、旅人で賑わったそうです。
この街には地蔵川という清流が流れ、旅人達は地蔵川の清水で喉を潤したのでしょうね
ではでは、醒井の街に行ってみましょうか。


まず醒井の街に入りこの橋の上に立つと、地蔵川の水の美しさに驚嘆せずにはいられません
街の東奥に「居醒の清水(いざめのしみず)」と呼ばれる湧き水があり、これが地蔵川の源流になっています。


そのため、川の水には全く濁りが無く、水温は年間を通して14℃と一定なのです
川の傍に近づくだけで、ひんやりとした冷気が流れてきます。


「清流」と評される川は日本各地にありますが、この川はもはや「清冽」と言う言葉がふさわしいように思います。


川は天然の冷蔵庫なのですね。スイカが冷やされていました。こうやって冷やしたスイカやトマトって美味いんですよねぇ


町中に水が湧いているここ醒井ですので、その水で作った氷はさぞかし美味しいことでしょう。
残念ながらこの時の時刻は午前8時。まだお店は開いておりませんでした。


この美しく冷たい地蔵川…この季節になると地蔵川には大きな楽しみがあるんですよ
それはまた明日ということで…

使用したカメラ:Canon EOS7D


醒井には5年ほど前から通うようになったのですが、いつ行っても地蔵川の美しさにはため息が出ます。
ただ、今まで無かった「この道は生活道路です。車の駐車はやめてください」とか
「家の敷地内に入って写真を撮るのは絶対にやめてください」というような看板が立っていました。
どうにも悲しく、辛い立て看板でした



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銭湯がカフェに変身-京都市右京区:「嵯峨野湯」

2012年07月30日 | 京都市(右京区、西京区)
さてさて、朝から強烈な蒸し暑さの中、嵯峨野をずっと歩いてきたワタクシは猛烈に喉が渇いておりました
ワタクシの頭の中には「冷たいもの!冷たいもの!」という言葉が響いておりました。
本来ならば「グイッ」と生ビールでも行きたいのですが、車なのでそうは行きません
とにかく駅の近くに行けば喫茶店かカフェがあるだろうと、JR嵯峨嵐山駅の近くを歩いておりますと
とても素敵なお店がありました。「嵯峨野湯」という名前のカフェがあったのです。


この外観、なんともレトロでいいですよねぇ。「嵯峨野湯」という名前からもわかるように、かつては銭湯だった建物を改築したカフェなんですね。


インテリアを見ていると、銭湯時代の名残を感じさせるものがたくさんありました。
これは昔のくつ箱ですね。(皆さんは「くつ箱」と言いますか?ワタクシは子供の頃、「げた箱」と言ってました)


自然光が入ってくる明るい店内が印象的でした。若い女の子たちが雑誌片手に入って来てますので、人気のお店なのですね


このストーブ、ワタクシ大好きなんですよ。実は我が家にも同じものがありまして、冬場はリビングで活躍しています。


ワタクシは隅の席に座りました。木のテーブルや椅子は落ち着きます


ワタクシは迷うことなくかき氷を頼みました。「パイナップルミント」という味のかき氷です。


ワタクシの猛烈な汗を見たからでしょう。お店の方が「今日は本当に蒸し暑いですよねぇ。涼んで行ってくださいね」と声をかけてくれました。
ではでは、いただくとしましょうか。


あー、ちべたい
大阪や京都では「冷たい」を「ちべたい」と言うんです。最近の若い人は言いませんが、ワタクシはこの言葉が大好きです。


京都は昔からの老舗喫茶店から、新しい感覚のカフェまで、本当に素敵なお店が多いです。

嵯峨野湯…京都府京都市右京区嵯峨天龍寺今堀町4-3

使用したカメラ:Canon EOS7D


久々に歩いた嵯峨野は、やはり魅力多い土地でした。
これからも何度も足を運びたい場所だと、あらためて思いました。
今回の嵯峨野散策はこれで終わりになります。
長らくお付き合いいただき、ありがとうございました



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居心地のいい古本屋-京都市右京区:嵯峨嵐山「London Books」

2012年07月29日 | 京都市(右京区、西京区)
さてさて、早朝から嵯峨野を散策してきたワタクシですが、さすがに暑さと湿度の高さは身体にこたえます
「ちょっと冷たいものでも口にしたいなぁ」とワタクシは切に切に思っておりました。
そこでそこで、JR嵯峨嵐山駅の方に行けば喫茶店かカフェでもあるだろうと思って、駅の方に向かっていきました。
するとすると、ワタクシの目にどうにも気になるお店が飛び込んできたのです


最初は「美容院かな」としか思わなかったのですが、店の前のワゴンに本が山積みされてありました。
お店の名前もLondon Booksです。「あれ、これって本屋さんかなぁ」とワタクシは嬉しくなりました。


secondhand booksellerと書かれてあります。ということは古本屋さんではあーりませんか
最近、京都では一乗寺界隈を中心に、文芸・思想・美術・サブカルチャー等々、その店独自のセレクトで面白い本をそろえた本屋さんが増えております。
ここもそういう本屋さんなのかなぁと、活字大好きなワタクシは吸い寄せられるように近づいていきました。


入口の雰囲気もワタクシにはたまりません。これはお店に入らないわけにはいきません。
これは本を手に取らないわけにはいきません


お店の中の雰囲気も、本の陳列も、ワタクシの好みでありました。
オーナーさんが本好きであることがよーくわかります。


この日、ワタクシは2冊の本を購入しました。
一冊は『京都のおさんぽ』…もちろんワタクシのための一冊です。京都にある古本屋さんだけあって、京都関連の本が充実していました。
もう一冊は『ミュシャ、アールヌーボーの美神たち』という本で、チェコの画家ミュシャ(チェコ語ではムハ)の本です。
ミュシャが大好きな家人への一冊です。


London Booksは嵯峨野に行く機会があれば、本好きの人ならちょっと立ち寄っても損をしないお店だと思います

London Books…京都市右京区嵯峨天龍寺今堀町22

使用したカメラ:Canon EOS7D


私は子供のころからけっこう本好きで、今でも月に数冊は必ず本を買います。
新しい本を開いた時の紙とインクのにおいが大好きで、ついつい暇があれば本を買ってしまいます。
確かに電子書籍は便利でしょうし、本の置き場に困ることもありません。
でも、文庫本をジーンズの後ろポケットに入れて好きな場所で広げて読んだり
朝の紅茶を飲みながら雑誌を広げて読む楽しさは、電子書籍では味わえないですよね



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質実剛健-京都市右京区:清凉寺

2012年07月28日 | 京都市(右京区、西京区)
さてさて、早朝から嵯峨野を散策してきたワタクシでありますが、次なる目的地である右京区の清凉寺に到着しました。
清凉寺は「嵯峨釈迦堂」という名前でも知られている浄土宗の名刹です。
浄土宗を開いた法然上人が、24歳の時に人々を救う仏教を求めて、同寺の釈尊像の前に7日間おこもりした由緒ある寺院が
この清凉寺でありまして、現在の伽藍の大半は江戸時代のものだそうですが、なかなか趣深いお寺さんなのです


まず清凉寺にやって来ると、この威風堂々たる仁王門の姿に目が留まります


そしてそして、仁王門の正面には本堂がどっしりと佇んでおります。
ではでは、本堂の方に向かっていきましょうか


どうどうたる姿が印象的な本堂です。
嵯峨野には女性的な優美なお寺が多いのですが、ここ清凉寺は男性的な力強さを感じるお寺さんです。
ま、最近は女性の方が力強いような気もしますが…


清凉寺を眺めていると「質実剛健」という言葉が頭に浮かんできました。
決して華美ではありませんし、優雅でもありません。でも、力強く逞しい姿が心に響くお寺です


ではでは、せっかくですので庭園の方にも足を運んでみるとしましょうかねぇ。


鮮やかな緑がわずかですが清涼感を運んできてくれます。
おぉ、そういえばここは清凉寺ではありませんか


この日は常寂光寺、祇王寺、大覚寺、そしてこの清凉寺と4つのお寺に足を運びました。
それぞれのお寺に個性があり、どのお寺も心惹かれるお寺さんでありました。


しばしの間、一人で縁側に座って庭をボーっと眺めていたワタクシでした。
ワタクシにとっては、なんとも贅沢な時間なのでした

使用したカメラ:Canon EOS7D


真夏の嵯峨野は、桜や紅葉の時期に比べると人出は少なくなりますが、その分静かな散策が楽しめます。
汗を拭き拭き、京都の夏の暑さを実感しながら歩くのも、また一興かもしれません。
そして、暑さが厳しい分、京都の街では冷菓が美味しいんですよね



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優雅な時間-京都市右京区:大覚寺

2012年07月27日 | 京都市(右京区、西京区)
さてさて、右京区にある大覚寺にワタクシはやって来たのでありますが
大覚寺を開いたのは嵯峨天皇であり、嵯峨天皇の離宮を寺に改めた皇室ゆかりの寺院です。
また、後宇多法皇がここで院政を行うなど中世の政治とも関係深い寺院なのですな。


建物を結ぶ廊下には屋根がついており、お寺の高貴さを一層高めているように感じます。


こういう場所から、季節の移ろいを眺めるのはいいものでしょうねぇ。
ワタクシは大覚寺の高貴な雰囲気に心惹かれました


蒸し暑い一日でしたが、境内を吹く風は少しではありますが、爽やかさを運んでくれました


ここからは映画の撮影所がある太秦(うずまさ)が近いので、よく時代劇の撮影なども行われるそうです。


ただ、最近は時代劇というのもめっきり少なくなりましたね。
ワタクシが子供の頃は、テレビなんて一家に一台でしたから、祖父が見る時代劇を仕方なく見ていたものです


大覚寺のすぐ東側にある大きな池が大沢池です。
大沢池は中国の洞庭湖を模して嵯峨天皇が築造したものといわれ日本最古の庭池とされています。
池に船を浮かべて、優雅に遊んだのでしょうねぇ


雅な雰囲気漂う大覚寺を堪能し、ワタクシは次なる目的地へと向かったのでありました

使用したカメラ:Canon EOS7D


この日、大覚寺には団体さんが来ていたのですが、そのツアーのオプションだと思うのですが
水戸黄門と助さん格さんに扮した人が、団体さんに大覚寺の説明をされていました。
まぁ、そういうのも人気があるのかもしれませんが、大覚寺と水戸黄門は何の関係も無いとは思うのですがねぇ



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