よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

大阪にもこんな街が-大阪府富田林市:寺内町

2015年10月28日 | 大阪(大阪市以外)
Jinaimachi Town, Tondabayashi City, Osaka Pref.

さてさて、ワタクシは大阪府の中でも「南河内」と呼ばれる大阪府の南東部で暮らしているのですが、
そのエリアに富田林市という市があります。富田林市には寺内町と呼ばれる、歴史を感じる町並みがあるんですよ。
この日は寺内町を訪ねることにいたしました


そもそも、寺内町とはどういう町のことかを説明しておきますね。
寺内町とは、室町時代に浄土真宗などの仏教寺院、道場(御坊)を中心に形成された自治集落のことなんです。
濠や土塁で囲まれるなど防御的性格を持ち、信者、商工業者などが住みました


お寺を中心に発展した町といえば門前町がありますが、門前町はお寺や神社の参拝客を相手に商工業者が集まってできた町でして
寺内町とは形成過程が大きく違うんですよね


浄土真宗が強い力を持っていた関西には寺内町が多く、そもそも大阪市は元々は石山本願寺の寺内町なんですよね。
ただ、大阪市の中心地の一つである阿部野橋から電車でわずか30分ほどの場所に、当時の寺内町の姿が見事に残っているのは
奇跡的としか言いようがないように思います


現在も多くの町屋が残り、大阪府で唯一、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されているんです。
最近はテレビや雑誌などにも取り上げらるようになり、散策する人や写真を撮りに来る人も増えたんです


ワタクシが仕事で親しくしている人が、この寺内町のすぐ傍で生まれ育ち、今もそこに暮らしているのですが、
彼が言うには「俺が子供の頃なんて古い家があるだけで、道が狭くて入り組んでるからかくれんぼするのにちょうどよかってん。
観光客が来るようになるなんて、想像も出来へんかったわ」とのこと


言われてみれば、大阪府民であるワタクシも、富田林に寺内町があるなんてことを知ったのは、
南河内に住むようになってからですからねぇ。でも、家から車で20分ほどでこんな町があるなんて、嬉しいことなんですよ


ではでは、寺内町をゆっくり歩いていくとしましょうかねぇ


ここは道路が東西南北に碁盤目に作られているので迷うこともありません。地図も持たずに気の向くまま歩くのが楽しいのです

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


先日紹介した千早赤阪村の下赤阪棚田、そしてこの富田林市寺内町など、南河内には大阪のイメージとは違う素敵な場所があるんです。
山あいには名刹も多く、紅葉や新緑も見事なんですよ。
長らく暮らしていると、自分が住む土地が好きになるようですね



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