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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

ベトナム旅行記:4日目その7 -「動物よりも人を見ていたい」:サイゴン動植物園・ホーチミン市

2017年02月25日 | 海外旅行ーベトナム
Saigon Zoo&Botanical Garden, Ho Chi Minh City, Viet Nam

さてさて、ベトナム旅行の四日目はベトナム統一鉄道のショートトリップを楽しんだ後、
ワタクシ達はサイゴン動植物園(Thảo Cầm Viên Sài Gòn)へと向かったのでありました


意外な気がするのですが、サイゴン動植物園は世界で最も古い動物園のひとつとして広く内外に知られており、
現在で約140年の歴史を持つんですよ。これは日本最古の上野動物園よりも歴史が古いんですよねぇ


説明書きを見るとこの熊はチベットから連れてこられた熊だそうです。
冷涼な気候のチベットの熊ですから、ホーチミンの気候はしんどいでしょうねぇ。
この日(12月30日)は乾季で過ごしやすいそうですが、一番暑くて湿度も高い5月頃になると
この熊はどうしているのでしょう。ワタクシ、ちょっと可哀想な気がしたのです


さすがに国内にワニがたくさんいる国ですので、園内にたくさんのワニがおりました。
このワニは口を開けていますが、ずっとこの状態のままなんですよ。
ワニの顎の力というのはすごいものだとは思うのですが、疲れたりはしないのですかねぇ


この二頭のキリンがすごく仲がいいんです。二頭で首を、顔をスリスリしておりました。
首が絡まったりしないのかと、ワタクシはいらぬ心配をするのでありました


これは日本では見ることが出来ないホワイトタイガーでした。
ホワイトタイガー=「白い虎」…今年は大阪の虎も白星を重ねてほしいなぁ。
そんなことを思いながらホワイトタイガーを眺めていたのですが、大阪(実際は西宮市ですが)を本拠地とする虎は
今年も苦しい状況が続くでしょうね。それでもワタクシ達は未来を信じて応援するのです。
「お前らPL学園より弱いんちゃうんかぁ」と野次を飛ばされていた時代を知るワタクシ達は、
耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶことには慣れているのです


動物園には熱帯にしかいないような鳥、動物がたくさんいました。
でも、ワタクシは動物よりも人を見ている方が楽しくなってきたんですよ。
園内に観光客はほぼいませんでした。ベトナムの家族連れ、カップル達が来ているようでした。
こういう姿を見ていると、こちらまで楽しい気持ちになりますよね


ベトナムの人はハンモックが大好きです。木があるところでは、こうしてハンモックを張ってリラックスするんですよ。
ワタクシはハンモックで寝ても、どうも腰のあたりがシックリこないのですが、これも慣れの問題でしょうねぇ


ここでも象は大人気だったのですが、この女の子は象が大好きなようで何を言っているのかわからないのですが、
象に向かって大声で話しかけておりました。その声に象が反応すると「ウワー」「ワオー」と大騒ぎでした


こちらの可愛いお嬢さんは、象の餌にサトウキビをあげようとしたのですが、
象はサトウキビを食べずに、鼻から大量の水をお嬢さんにぶちまけたのでした。
ワタクシだったら抱きしめたくなるような可愛いお嬢さんだったのですが、象さんは機嫌が悪かったのかなぁ


これが子供たちに大人気だったんですよ。大きな風船の中に入って、池の上を彷徨しておりました。
そんな子供たちの笑顔は万国共通。見ているだけで微笑ましいのでありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


動物園に行くのは何年ぶりだったでしょうか。なかなか楽しい時間でした。
この国は子供の数が多いので、動物園もこれからはもっと賑わうことでしょう。
ふと、子供の姿が少なくなった日本のことを思うと、我が国の動物園の行く末が心配になりました



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ベトナム旅行記:4日目その6 -「次の行先は」:サイゴン駅・ホーチミン市

2017年02月24日 | 海外旅行ーベトナム
Sai Gon Station, Ho Chi Minh City, Viet Nam

さてさて、ホーチミン市のサイゴン駅(Ga Sài Gòn)にやって来たワタクシですが、
11時50分にサイゴン駅を出発する列車の出発時間が迫って来ました


ベトナム国有鉄道の鉄道マンは男前(今はイケメンと言うのですね)が多いように感じました。
そうそう、この国は肥満体型の人がきわめて少なく、スマートな方が多いんですよねぇ


食生活を見ていると野菜をよく食べるし、味付けもさほど濃くないし、脂濃いものが少ないんですよ。
そう思うと食生活がヘルシーなんでしょうね。でも、日本もかつてはそうだったのですが、食生活の欧米化で
ずいぶんと体型も変わり、成人病も増えたように思います。ワタクシも気をつけねばなりません


駅の待合室は混雑している感じではありません。鉄道の利用者がさほど多くないからでしょうね。
切符を買うのに列を乱したり、割り込んだりする人がいないのはこの国の民度の高さを感じました


駅の構内にかつて活躍した蒸気機関車が展示されてありました。このあたりの感覚は日本と同じなんですね


これがサイゴン駅前のメインストリートです。原付の数が多いことにはもう驚いたりはしないのですが、
電線の数というか複雑な配線にちょっとビックリしますよ。
ベトナムでは電気の供給が不安定で、停電が度々起こると聞いていたのですが、そんなことは一度もありませんでした。
でも、こんなにすさまじい配線でトラブルが起きないのか心配してしまいます


サイゴン駅の周辺は決してホーチミン市の表玄関という雰囲気は無く、下町風情が漂う庶民的なエリアでした。
ワタクシはこういう場所を歩くのが大好きなのですが、家人がいるのでいつまでも下町ばかり歩くわけにはいきません。
次にどこに行こうかとなった時、ワタクシ達はサイゴン動植物園に行ってみようとなったのです。
ワタクシ達はタクシーに乗ってサイゴン動植物園に向かいました


その前に、動植物園の前にあったホテルのカフェで休憩することにしたんですよ


まだまだクリスマスの飾りが残っておりました。ベトナムはフランス統治時代にカトリックが広められたんですよ。
とはいえ、意外だったのはキリスト教の信者は10%前後だそうなんですよ。
スペインが統治した国のように、徹底的にキリスト教への改宗を強制したわけでは無いようですね


熱帯の国は果物が豊富なので、フルーツジュースが美味しいんですよねぇ。
ではでは、サイゴン動植物園に行くとしましょうか

使用したカメラ:1~3枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


同じ東南アジアでも、タイに行った時は仏教への信仰心がとても強く、街中に僧侶の姿を見かけました。
ところが、ベトナムは信仰心がさほど強くないというか、あまり宗教の色合いを感じませんでした。
同じ東南アジアでもずいぶん違うものだなぁと感じたんですよ



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ベトナム旅行記:4日目その5 -「始発駅に戻りました」:サイゴン駅・ホーチミン市

2017年02月23日 | 海外旅行ーベトナム
Sai Gon Station, Ho Chi Minh City, Viet Nam

さてさて、ベトナム統一鉄道に乗ってビエンホアに行ったワタクシ達は、タクシーでホーチミンに戻りました。
ではでは、ホーチミンのどこに戻ったのかというとサイゴン駅(Ga Sài Gòn)なんですよ

ワタクシ、初めての路線で列車に乗る時はまず乗車駅をゆっくり眺めて楽しみ、
次は列車に乗っている時間を楽しみ、最後は下車駅を眺めて楽しむのが常なんです。
言うなれば始発駅を眺めるのが前菜、列車に乗るのがメインディッシュ、
下車駅を眺めるのがデザートという感じといえばわかっていただけるでしょうか

ところが今回は大慌てでサイゴン駅で乗車したために、サイゴン駅をゆっくり見ることが出来ませんでした。
これでは納得できないワタクシは、サイゴン駅へと戻ったのでありました


サイゴン駅はホーチミン市にあるベトナム最大の駅なのですが、ワタクシの感覚でいうと地方都市の
終着駅くらいの感じなんですよ。ベトナムにおいては鉄道の地位が低いという証明でしょうね


11時55分発、13時10分発の列車がホームに並んでいるようです。
なにせ本数が少ない路線ですので、ホームに列車が停まっていてよかったです


ディーゼル機関車の先頭部に「DOI MOI」という名前が書かれています。
ドイモイとはベトナム共産党が1986年の党大会で打ち出した「刷新政策」を意味するスローガンなんです。
企業の自主権拡大、対外経済開放など資本主義的要素を取り入れ、人事面でも若手起用などの民主化を進めたんです。
その「ドイモイ」という言葉が、ディーゼル機関車の名前に使われているんですねぇ


ドイモイ政策の結果として、インフレ克服、食糧生産増加、米輸出国化などの成果が上がったんですよ。
そういう意味では、社会主義国でありながら上手く国づくりをしているなぁと感じます


東南アジアでは台湾タイ、そしてベトナムで鉄道に乗ることが出来ました。
鉄道の発展(国の発展もそうでしょうが)が、一番遅れているのはベトナムでしょう。
でも、その分だけこれからの発展に期待が持てそうな気もするんですよねぇ


どうやらその列車も車両は同じ塗装(青、白、赤のトリコロール)のようです。
日本のように列車に「のぞみ」「ひかり」というような名前をつける習慣もないようですね


ベトナム語は全くわかりません。でもきっと「ホームの白線の中に入らないように」
「小さな子供は危険なので手を離さないように」ということが書いてあるのでしょうね


ホームの隅には売店、飲食店が立ち並んでいました。(あまりお客さんで賑わっているようではありませんでしたが)
ちょっと覗いてみたのですが、日本の駅弁のようなものは無いようですね


日本の鉄道は世界一正確です。でも、この写真のようなのんびりした風景を見ることは出来ません。
ワタクシはこういう風景も、人間味があっていいなぁと思うんですよねぇ。
でも、日本だとすぐに「駅の職員が仕事をさぼって喋ってるやないか」などと、苦情が来るんでしょうね

使用したカメラ:5,7,8,9枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


次にベトナムに行くことがあれば、ホイアンやフエといったベトナム中部の街を訪ねたいんです。
その時は片道をホーチミンから飛行機で、片道は夜行列車で移動したいと思っています。
そんな日が来るのは、案外近いかもしれません



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ベトナム旅行記:4日目その4 -「観光客は皆無でした」:ビエンホア市

2017年02月22日 | 海外旅行ーベトナム
Bien Hoa City, Viet Nam

さてさて、ホーチミンからベトナム統一鉄道に乗ってビエンホアにやって来たワタクシは、
とりあえずビエンホア駅から街をウロウロと歩こうと思って駅の外に出ました


ビエンホア駅の駅舎は思いの外キレイでした。どうやら最近になって駅舎が新築されたようですね


駅前のメインストリート?です。ここはホーチミンから約50分。観光地でもなんでもない郊外の街です。
ですので、こんな場所で下車する観光客は誰もおりません。
たまにワタクシ達のように「ちょっとベトナムの鉄道に乗ってみたいな」と思うような人が下車するくらいでしょう。
まさにローカルなベトナムの街並みを、歩くことになりました


果物や野菜を売っておりました。本当にこの国の女性はよく働きます。
ただ、地面に食材を置くというのは潔癖症の日本人は嫌がる人もいるでしょうね。
ワタクシは個人的には、日本人は潔癖すぎるように感じていますが


「ブン・ボー」「フォー・ボー」と書かれた看板がありました。「ボー」は牛肉のことですので、
「牛肉入りブン」「牛肉入りフォー」ということですね。
日本ではベトナムの麺というとフォーばかりが有名ですが、ブンという麺もベトナムではよく食べられているんです。
どちらも原料は米なのですが、ブンは米粉を水に溶いて練ってから水に漬け、
微発酵させてからところてんの様に穴に通して丸麺にして茹でた麺なんです。
一方、フォーは米粉を水に溶いて練った物を蒸してから切った平麺なんですよ


駅前通りに棺桶や霊柩車を作っているお店がありました。これが霊柩車なんです。
日本では霊柩車というのは地味なものですが、ところ変われば品変わるものですね


ワタクシは日本であろうが外国であろうが、生活感を感じる路地が好きです。
こういう光景を見ながら、人々の暮らしを垣間見る瞬間が大好きです


下町の路地で育ったワタクシは、こういう路地裏を見ると自分の原風景を思い出します。
ベトナムの路地裏の空気感は、ワタクシが生まれ育った1960年代の大阪の下町を思い出させるのです


決して豊かではありませんでした。でも、隣近所が助け合い、みんなが支え合っていました。
努力すれば報われる…そう信じて、みんなが一生懸命生きていました。
そして路地裏を走り回る子供たちは、誰もが夢を抱いて生きていました。
そんな時代の空気感が、ここベトナムの路地裏にありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


何も無い観光地…私はもう少しこの街を歩いていてもいいのですが、さすがにこれ以上家人を歩かせるわけにはいきません。
ビエンホアの街を1時間ほど歩いてから、私達はタクシーを見つけてホーチミンへと戻りました。
短い時間でしたがベトナムの鉄道に乗ることが出来、楽しい時間を過ごすことが出来ました



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ベトナム旅行記:4日目その3 -「郊外の駅」:ビエンホア駅

2017年02月21日 | 海外旅行ーベトナム
Bien Hoa Station, Bien Hoa City, Viet Nam

さてさて、ベトナム統一鉄道に乗ってホーチミン(サイゴン駅)から約50分で、
ワタクシ達はビエンホア駅(Ga Biên Hòa)に到着いたしました。
大阪の感覚でいえば大阪駅から約50分ですから、大津や姫路に着いたような感じですかねぇ


ワタクシ達は列車から降りたのですが、この駅からもたくさんの乗客がおりました。
みなさん、荷物をどっさり抱えて列車に乗り込んでいきます。
なにせ終点のハノイまで30時間以上をかけて行く列車ですので、移動もひと仕事ですな


これって原付を列車に積み込むのでしょうか。貨物列車に積むのでしょうが、ずいぶんとダンボールで包んでいますね。
傷をつけないための配慮なのでしょう。あの乱暴な運転ぶりを見ていると、こういう配慮が不思議に思えます


列車の本数が少ないために列車は常に満席のようです。
ベトナムは日本と比較して国土面積と人口の規模はそれぞれ90%、60%程度ですが、鉄道の営業キロは約10%にすぎません。
ベトナムの全61県の内、鉄道があるのは31県しかないんですよ。
そう考えると、ベトナムはこれからまだまだ鉄道開発の余地があるように思うんですよねぇ


列車の窓を開けて別れを惜しむ…日本ではすっかり見なくなった光景ですね。日本の鉄道車両は特急列車などは窓が開きません。
こういう光景を見ていると、ワタクシが子供の頃に見ていた鉄道風景を思い出しました


驚いたのは時刻の正確さです。日本にいると鉄道は定刻に来るものですが、そんな国は世界では稀です。
20分や30分の遅れはあたり前、1時間くらいの遅れは珍しくないというのが世界の大半の国です。
ところがこの列車は始発駅であるサイゴン駅の出発時間も時刻表どおりでしたし、ビエンホア駅の到着もそうでした。
このあたりは「ベトナム鉄道よ、なかなかやるではないか」と言いたくなるのでありました


そういえばベトナム鉄道の客車の塗装が「青、白、赤」のトリコロールなんですよ。
これって宗主国のフランスの国旗と同じなのですが、植民地時代の名残なのでしょうか


ディーゼル機関車が長大な客車を牽引していく姿も、今の日本では見られない光景です。
ワタクシは昭和40年代頃の日本の国鉄を見ているような感慨にとらわれたのでありました


列車が去っていった後、しばらくホームを見て回りたかったのですが、駅員が「早く改札口を出ろ」と言っているようでした。
ワタクシは慌てて改札口の方に向かいました


ワタクシ、駅にあった時刻表を確認しました。約1時間後にサイゴン駅に向かう列車があるので、
ビエンホアを一時間ほど散策してこの列車に乗って帰ろうと思い、切符を買いに行きました。
すると「満席で座席は無い」とのこと。「どの列車なら空席があるんですか」と訊いてみると、
「午後4時過ぎの列車ならあります」との返事です。この時の時刻は10時でした。
いくらなんでもビエンホアのような何もない街に6時間も滞在は出来ません。
帰路はタクシーに乗ることにして、しばらく駅の周りを散策することにいたしました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


ベトナムの人は親日的です。ODAで多くの援助をしていること、日本企業の進出で雇用が増えていること、
真面目で勤勉な日本人を好意的に評価していることなどがその要因でしょう。
ホーチミンとハノイの距離は約1800km。東京と大阪間の3倍以上の距離があります。
近い将来、この両都市の間が新幹線で結ばれたらいいのになぁ。
そして、技術面の援助は日本が出来ればいいのになぁ。そんなことを思う私でした



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