Ioudake, Yatsugatake, Chino City, Nagano Pref.
さてさて、この日の目的地である硫黄岳まで、ワタクシは極めて快調に歩いてきました。
と言っても、あくまでも「一般的な登山者の歩くペース」として順調だということです。
最近、ネットの悪い影響かと思うのですが、登山のスピードを競うようなサイトがあったり、
いかに自分が早いペースで山を登ったかをSNS等で報告したりする人が増えてるんです。
ワタクシは登山というのは他者と何かを競い合うものではないと思っています。
人によって登山の楽しみは千差万別。山を登る速さが登山の良し悪しを決めるものではありません。
40代の頃のワタクシは、登山の最大の楽しみって山頂で昼寝をすることだったんですよ
。

9時35分、「硫黄岳」の山頂に到着しました。息が乱れることもなく、順調にここまで歩いてくることが出来ました
。

昔ながらのVサイン、胴長短足の体型…どこまでも昭和そのままのよっちん氏です。こればかりは変えようがありませんな
。

八ヶ岳がある関東甲信越地方は7月28日に梅雨明けをしました。大阪に比べて一ヶ月も遅い梅雨明けの発表でした。
「梅雨明け十日」という言葉がありますが、梅雨が明けた後の10日間は安定した晴天が続くということを意味する言葉ですね。
しかし、ここ数年は梅雨が従来の梅雨とは形が変わってきました。
この日はまさに梅雨明け十日になるのですが、大気の状態は安定することなく、雲が湧いてくるんですよねぇ
。

硫黄岳には直径1㎞深さ550mの巨大な爆裂火口跡があり、火山の面影が色濃く残る迫力ある景色が広がっています。
八ヶ岳は約200万年前から1万年前までの長い期間に何度も噴火を繰り返して形成されたといわれています。
そうえいば、八ヶ岳と富士山の間に次のような伝説があるのは皆さんもご存知かなと思います。
“昔、八ヶ岳は富士山より高かった。富士山の女神(浅間神社)と八ヶ岳の男神(権現神社)が高さを競って争った。
喧嘩の仲裁に入った阿弥陀如来は、高さを確認するために両山の頂上に樋をかけ中央から水を流した。
その結果、水は富士山の方に流れ八ヶ岳の方が高いことが判明した。負けた富士山は悔しさの余り、八ヶ岳の頭を太い棒で叩いた。
すると頭が割れて八つの峰(硫黄岳、横岳、阿弥陀岳、赤岳、権現岳、旭岳、西岳、編笠山)に分かれ、以前より低くなってしまった”
八ヶ岳の広大な裾野を見ていると、この話もあながち嘘ではないのかなぁと思ったりもするんですよ
。

硫黄岳の山頂は広く、ガスが出ると迷いやすい場所なんです。そこで目印になる大きなケルンがいくつもあるんですよ。
ケルンとは山頂や登山道、分岐点などを表すために、小石を円錐型(三角型)に積んだものなんです。
大きなケルンと湧き上がる夏雲…夏山ならではの光景に気分が高揚してきます
。

登山には様々な登山用具が必要です。ワタクシはその中でも登山靴、レインウエア、ザックの3点に関しては、
多少値段が高くとも質の良い製品を買うべきだと思っています。
ワタクシは以前、お金をケチって安いレインウエアを買ったために雨に濡れて身体が冷えたことがあり、
安物のザックを担いで行ったために、ザックが身体にフィットせず背中の荷物が妙に重く感じたことがありました。
「安物買いの銭失い」とはこのことだなと思いました
。

左側(東側)から雲が流れてくるのですが、ちょうど雲に隠れているところにこの日の宿泊地である山小屋があるんです。
そちらに向かっていくとしましょうか
。

硫黄岳山頂から先は高山植物の楽園です。しっとりと濡れた「チシマギキョウ」が楽園へ誘ってくれています
。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T30
PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/41660908
関西には2000mを超える高さの山がありません。いや、関西どころか西日本には2000mを超える山が無いんです。
私は根っから関西人、大阪人ですので、東京が羨ましいとか東日本に住みたいとか思うことは特にありません。
ただ、「山」ということに関しては高い山が多い東日本の人が羨ましいなぁって思うんですよ。
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さてさて、この日の目的地である硫黄岳まで、ワタクシは極めて快調に歩いてきました。
と言っても、あくまでも「一般的な登山者の歩くペース」として順調だということです。
最近、ネットの悪い影響かと思うのですが、登山のスピードを競うようなサイトがあったり、
いかに自分が早いペースで山を登ったかをSNS等で報告したりする人が増えてるんです。
ワタクシは登山というのは他者と何かを競い合うものではないと思っています。
人によって登山の楽しみは千差万別。山を登る速さが登山の良し悪しを決めるものではありません。
40代の頃のワタクシは、登山の最大の楽しみって山頂で昼寝をすることだったんですよ



9時35分、「硫黄岳」の山頂に到着しました。息が乱れることもなく、順調にここまで歩いてくることが出来ました



昔ながらのVサイン、胴長短足の体型…どこまでも昭和そのままのよっちん氏です。こればかりは変えようがありませんな



八ヶ岳がある関東甲信越地方は7月28日に梅雨明けをしました。大阪に比べて一ヶ月も遅い梅雨明けの発表でした。
「梅雨明け十日」という言葉がありますが、梅雨が明けた後の10日間は安定した晴天が続くということを意味する言葉ですね。
しかし、ここ数年は梅雨が従来の梅雨とは形が変わってきました。
この日はまさに梅雨明け十日になるのですが、大気の状態は安定することなく、雲が湧いてくるんですよねぇ



硫黄岳には直径1㎞深さ550mの巨大な爆裂火口跡があり、火山の面影が色濃く残る迫力ある景色が広がっています。
八ヶ岳は約200万年前から1万年前までの長い期間に何度も噴火を繰り返して形成されたといわれています。
そうえいば、八ヶ岳と富士山の間に次のような伝説があるのは皆さんもご存知かなと思います。
“昔、八ヶ岳は富士山より高かった。富士山の女神(浅間神社)と八ヶ岳の男神(権現神社)が高さを競って争った。
喧嘩の仲裁に入った阿弥陀如来は、高さを確認するために両山の頂上に樋をかけ中央から水を流した。
その結果、水は富士山の方に流れ八ヶ岳の方が高いことが判明した。負けた富士山は悔しさの余り、八ヶ岳の頭を太い棒で叩いた。
すると頭が割れて八つの峰(硫黄岳、横岳、阿弥陀岳、赤岳、権現岳、旭岳、西岳、編笠山)に分かれ、以前より低くなってしまった”
八ヶ岳の広大な裾野を見ていると、この話もあながち嘘ではないのかなぁと思ったりもするんですよ



硫黄岳の山頂は広く、ガスが出ると迷いやすい場所なんです。そこで目印になる大きなケルンがいくつもあるんですよ。
ケルンとは山頂や登山道、分岐点などを表すために、小石を円錐型(三角型)に積んだものなんです。
大きなケルンと湧き上がる夏雲…夏山ならではの光景に気分が高揚してきます



登山には様々な登山用具が必要です。ワタクシはその中でも登山靴、レインウエア、ザックの3点に関しては、
多少値段が高くとも質の良い製品を買うべきだと思っています。
ワタクシは以前、お金をケチって安いレインウエアを買ったために雨に濡れて身体が冷えたことがあり、
安物のザックを担いで行ったために、ザックが身体にフィットせず背中の荷物が妙に重く感じたことがありました。
「安物買いの銭失い」とはこのことだなと思いました



左側(東側)から雲が流れてくるのですが、ちょうど雲に隠れているところにこの日の宿泊地である山小屋があるんです。
そちらに向かっていくとしましょうか



硫黄岳山頂から先は高山植物の楽園です。しっとりと濡れた「チシマギキョウ」が楽園へ誘ってくれています


使用したカメラ:FUJIFILM X-T30
PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/41660908
関西には2000mを超える高さの山がありません。いや、関西どころか西日本には2000mを超える山が無いんです。
私は根っから関西人、大阪人ですので、東京が羨ましいとか東日本に住みたいとか思うことは特にありません。
ただ、「山」ということに関しては高い山が多い東日本の人が羨ましいなぁって思うんですよ。
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