信州塩尻発 田舎暮らし日記

生まれも育ちも埼玉県飯能市。現在は移住して長野県塩尻市民です。 田舎暮らしや趣味の事、居合道の事等々を書いております。

閉店前の蛍の光?

2019年11月02日 | 雑記
実は閉店前の「蛍の光」は、「蛍の光」ではなかったってご存知でしたか?

「別れのワルツ」という曲なんだそうです。

閉店前の「蛍の光」は、どのお店もことごとく四分の三拍子のワルツになっているので、何故なのか疑問に思っていましたが、調べたところ判明しました。
今年の個人的重大事件のうち、暫定的に14番目くらいの大事件です。

唱歌「蛍の光」は四分の四拍子ですが、閉店前の「本日も ご来店 誠にありがとうございました」の音声の後ろで流れている「蛍の光」らしき曲は四分の三拍子になっているので、結構前から「なぜワルツに編曲?」と疑問に思っていたのであります。(しかしながら、すぐに調べようとしない時点でかなりどうでもいい疑問だったことは事実ですけどね。)
多分JA○RACの利権だろうとか、U○ENで他に選曲できないとか、その程度の事だろうとタカをくくっていましたが…

「蛍の光」も「別れのワルツ」もスコットランドの民謡「auld lang syne(old long since)」が原曲で、日本では海軍兵学校の卒業式の曲として「蛍の光」が歌われるようになり、さらに士官や下士官が異動する際などに同曲を行進曲調に編曲した「告別行進曲」が演奏されていたため、その名残なのか今でも日本の多くの学校で卒業式の歌とされています

一方、同じ原曲がアメリカに渡り、1940年制作の映画「哀愁」の挿入歌でワルツに編曲された「別れのワルツ」が使われて日本では昭和24年に公開。
この曲自体がヒットしたうえ、映画では閉店間際にこの曲でワルツを踊るシーンがあるらしく、そのイメージがとても印象的だったことから、今でも閉店の定番曲になったとの事です。

それにしても凄いですよね。この曲を聴くと、「あっ、もう閉店か!早く買わないと!」という心理に駆られるのですから。

皆様も色んなお店の「蛍の光っぽい曲」を聞いてみてくださいませ。
なかなか四分の四拍子の「蛍の光」が流れることは無いですし、ましてや合唱の「蛍の光」になってしまったら、一気に閉店ではなく卒業式になってしまうので、お店では一度も聞いたことが無いですから。

ちなみに蛍の光…卒業式では2番までしか歌わないため、2番までの曲かと思いきや…。

一.
蛍の光 窓の雪
書読む月日 重ねつつ
何時しか年も 杉の戸を
開けてぞ今朝は 別れ行く

二.
止まるも行くも 限りとて
互ひに思ふ 千万の
心の端を 一言に
幸くと許り 歌ふなり

三.
筑紫の極み 陸の奥
海山遠く 隔つとも
その真心は 隔て無く
一つに尽くせ 国の為

四.
千島の奥も 沖縄も
八洲の内の 護りなり
至らん国に 勲しく
努めよ我が兄 恙無く


4番まであることを昔じいちゃんに教えて貰いました。さすが海軍軍人。
海軍で歌われていた曲だけあり、三番から一気に歌の雰囲気が変わりますね。

日常生活や仕事など…何の役にも立たない、このようなネタは子供の頃から大好きです。

あまりに驚いたので、書き綴っておきました。


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