信州塩尻発 田舎暮らし日記

生まれも育ちも埼玉県飯能市。現在は移住して長野県塩尻市民です。 田舎暮らしや趣味の事、居合道の事等々を書いております。

庭の千草

2019年12月13日 | 信州の暮らし




庭で菊が可憐に花を咲かせていました。
初めて見た種類の菊なので品種は不明ですが、グラデーションがとても綺麗ですね。


庭の千草も 虫の音も
枯れて寂しく なりにけり
ああ白菊 ああ白菊
ひとり遅れて 咲きにけり

露にたはむや 菊の花
霜に傲るや 菊の花
ああ あはれ あはれ
ああ白菊
人の操も かくてこそ


唱歌や童謡は、旋律もさる事ながら、言葉の選び方が美しくて好きです。
綺麗な言葉を使って七五調に纏めた、先人の感性と叡智には頭が下がりますね。

100年以上前の明治時代前半に作られた歌ですが、今なお歌い継がれているということは、日本人の感性に強く訴えるものがあるということなのでしょう。

わが家の庭の情景にも重なるところがあり、私もつい歌ってしまいます。

この歌は、晩秋に咲く菊の花を、もの哀しげに歌ったようでいながら、実は初冬に力強く咲く菊の花…夫に先立たれても心変わりせず、一人の相手を愛し続ける芯の強い女性を歌ったものだと聞いたことがあります。

そうした歌の意味を知ると、ふと90歳になる私の祖母を連想させられます。
よく祖父が存命の頃は、伴って荷物の配達の仕事をしていたり、盆栽や庭木の手入れをしていた一方、サルビアの植え替え位置など、どうでも良いようなことでよく大喧嘩していたので、仲が良いのか悪いのか不明でした。
しかし、祖父が他界した時は、ものすごく泣き、一睡もせず祖父の元を離れなかった姿があり、その祖母の本心を見て祖父を羨ましく思ったものです。


菊は「1年のうちで最後に咲く花」という意味から、「窮まる(きわまる)」が転じて「きく」という名前になったとの説があるようで、菊全体の花言葉は「高貴」「高潔」「高尚」と、とても気高いものです。
さらに赤い菊には「あなたを愛しています」という意味があるそうですね。


桜に始まり菊で終わる日本の花…なんて美しいものなのでしょうか。

人の操もかくてこそ。



ヒイラギの花

2019年12月07日 | 信州の暮らし

ピントがボケちゃいました…。

朝、外に出たらどこからともなく良い香りが…
嗅いだことがある甘い匂い…

そう! 金木犀の香り!

が、家の周りには金木犀は生えてないし、さすがに家の外にトイレの消臭剤も置かない。

風上を辿って行くとヒイラギの木へ。

よく見たら白い花が無数についている。

ヒイラギって花咲かせるんですね…

しかも白くて綺麗な花!

調べてみたところ、ヒイラギはモクセイ科モクセイ属ということで、金木犀の仲間だったのですね!
どうりで!

葉っぱに触れるとトゲで「ヒリヒリ痛む」ため、その意味の古語動詞「疼ぐ(ひいらぐ)」が転訛して「ヒイラギ」と呼ばれるようになったとか。
また漢字も「疼」から冬を取ったとか、冬に花が咲くから「柊」になったなどと諸説あるそうです。

ヒイラギといえば節分の時に鰯の頭を刺して玄関先に飾って魔除に用いることが最もメジャーな使われ方ですよね。


子供の頃にトゲを対象に持って息をふきかけ、クルクル回して遊んでましたが、30年生きて初めて知ったヒイラギの姿でした。

自然観察は本当に面白いですね。
そして昨日は初雪…冬本番ですね!

タイヤ履き替えないと…

SUBARU × 塩尻市

2019年12月02日 | 信州の暮らし


今年も残すところ1ヶ月を切ってしまいましたね。本当に1年は早いものです。

所用のためスバルのディーラーに立ち寄ったら、来年のスバルのカレンダーが貰えました。
もう色々な所でカレンダーを貰える時期ですね。

で!

なんと!

スバルの1、2月のカレンダー写真は、塩尻市の高ボッチ高原から富士山、八ヶ岳、諏訪湖を望んだもの。





今年の11、12月のカレンダー写真も塩尻市の奈良井宿でしたね。
そして共に写っている車がBRZ。

スバル車乗りの塩尻市民からすると、とても嬉しく思います。

やはりスバルが開発した名車、スバル360の開発責任者だった百瀬晋六が塩尻出身の人だったからなのでしょうか?

単に偶然なのかもしれませんが。