信州塩尻発 田舎暮らし日記

生まれも育ちも埼玉県飯能市。現在は移住して長野県塩尻市民です。 田舎暮らしや趣味の事、居合道の事等々を書いております。

ガラスペン

2019年10月31日 | 文房具



前回の投稿の続きです。

「せっかく買った万年筆インクを少量使いたい…」といった時に重宝するアイテムとして、ルビナートのガラスペンを入手しました。
ターコイズブルーで綺麗な色ですし、書き味もとても気持ち良いです。

新しいインクの試し書きでちょっと字を書く時に便利ですし、もちろん普通に手紙や日記を書く時にも、「今日はこの色で」が簡単に出来るため、事実上死蔵しているインクを使うのにも良いですね。

インクボトルにペン先を浸しながら文字を書く姿は、まるでヨーロッパの貴族か戦前の文豪…にはなれなくても、普段と違う文字の書き方、なかなか楽しいですよ。


そして松本の文具スーパー事務キチへ寄った時に、セーラー万年筆のボトルインク四季織シリーズが置かれており、赤系のインクを持っていなかったため、「囲炉裏」を購入…
まあ…普段ブルーブラックしか使わないのですが…ガラスペンがあるから使うだろうという打算で購入…

パイロットの冬柿と同じ色かと思いましたが、冬柿は赤に近い濃いオレンジであるのに対して、囲炉裏はほぼ赤でした。



またちょっと散財するものを置かれてしまいましたね…

最近、松本の事務キチにはパイロットの色彩雫があまり置かれていないのですが、今度はセーラーがラインナップされておりました。

インク沼…

インク沼

2019年10月27日 | 文房具


万年筆本体やインクを揃える時等でお世話になっている松本の文具スーパー「事務キチ」ですが、文具の品揃えが豊富かつ安く販売されているため、非常に有難いです。
ちなみに事務キチは「事務用品の発信基地」の短縮だそうで、釣りキチなどのように「事務キ〇ガイ」の略ではないそうです。念の為。

万年筆やインクも概ね国内メーカーは30~35%引き、海外メーカー20%引きで販売されていますが、文具は定価販売のお店が普通で、意外と割引してくれるお店は少ないんですよね。
本当に助かります。
事務キチの本店は長野市にあるので、何度か行ったことがありますが、もはやドン〇ホーテの文房具店版といったカオス状態でめちゃくちゃ面白かったです。

そして絶対に使わない色なのに、ついつい万年筆のインクを買ってしまう「インク沼」にハマってしまい、「なんだかな~」と思っておりました。

自分は基本的に手紙や日常使いでもブルーブラックしか使わないのですが…
ブルーブラックでもなるべく古典インクを使いたいですし、国粋主義者で国産品を愛用する…となれば、3大メーカーだとプラチナしかないのであります。(とはいえ…普通に海外メーカーのインクも使っているのですが…)
プラチナのボトルのブルーブラックは古典インクらしく、書いた直後は明るめなブルーで、時間が経つと黒みがかってきますが、カートリッジのブルーブラックは何故か書いた時から黒みがかっていてブルーブラックそのままの色に発色します。
一応ボトルもカートリッジも同じインクということなのですが、カートリッジの中で酸化しているのでしょうか?

いずれにしても…やはり万年筆の醍醐味はボトルにペン先をどぶ漬けしてコンバーターで吸い上げる作業だと思っているので、出先でインクを切らしてしまった時くらいしかカートリッジインクは使わないのですがね。


そして話は戻ってインク沼…ついついショーケースを覗くうちにブルーブラックしか基本的に使わないのに、パイロットの色彩雫をはじめ、様々なメーカーのインクを買ってしまったり…
それでもまだ自分はインク沼と言っても序の口のようですね。
すごい人は衣装ケース一杯に揃えているとか…



それでも買ってしまった手前、インクを使おうと思っても「便箋2枚くらいしか書かないから万年筆に移して使う程じゃないのだけど」…という時のために…コミックペンなる物を見つけて使ってみたのですが、書き味がイマイチで、何かいい物が無いかと探していたら…

ありました!

が、それはまたそのうち書きたいと思います。
勿体ぶる訳ではなく、書くのが疲れたので…

万年筆に凝る

2019年01月15日 | 文房具


文字は読めさえすれば良い…
従来そう考えていましたが、最近手紙等を差出す機会が増え、ミミズが這った痕ような字を書いている事が恥ずかしく思えてきたので、少し前から書店や100円ショップで美文字の練習帳を買ってきて練習していました。
ダイソーやセリアにも色々な練習帳があり、直接書いてもたった100円の品なので惜しげなく使えて良いと思います。

漢検の準一級を持っているので、読み書きや慣用句等にはそこそこ自信はありますが、字のバランスとか文の綺麗さは…ねぇ…

それで以て字の練習を始めて3ヶ月程経過しましたが、筆跡は変わるものですね。
一画一画バランスを考えて字を書くことが楽しくなりました。

そして、普通のボールペンで練習してもつまらないので、プラチナ万年筆の廉価版万年筆「プレジール」や「プレピー」を購入して練習していましたが、次第にインクを色々と試したり、万年筆をグレードアップしてみたり…



パイロットのコクーンも評判が良かったので、試しにFを買ってみました。
プラチナの万年筆よりインクフローが良く、インクをバシャバシャ流して書いているようなペンでした。
掠れが出ないので、安心感もありますね。
が、写真の70のコンバーターが使えず、40のコンバーターを使う羽目になり、玉のカチカチ音が気になります。

そしてトップ画像…昨年末に買ったプラチナ万年筆の♯3776センチュリー シャルトルブルー ロジウムフィニッシュのM
初めての金ペンです!

パイロットやセーラーよりニブが硬く、カリカリ書くようなペンだと聞きましたが、それでも明らかに鉄ペンより柔らかいペン先の書き心地はクセになります。

万年筆は字にインクの濃淡が出て楽しいですよね。

宝の持ち腐れ、豚に真珠、猫に小判と、私に適当な言葉が沢山ありますが、綺麗な字を目指して頑張ろうと思います。