シニアの一人たび

神奈川県大和市の歩行者専用道を紹介したHPを開設してます。
「歩行者専用道」を中心に「北米の旅」、「飛鳥Ⅱ」も併設

ナノテク素材に抗がん剤注入

2005-11-16 11:48:50 | 医学
  NECが成功
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 炭素原子が網の目状に連なるナノテク素材の一つ、カーボン
ナノホーンの内側に抗がん剤分子を入れることに成功したと
NECが発表した。患部に直接薬を届けるドラッグデリバリー
システムへの活用を目指すという。

 ナノホーンに1.5~2ナノ㍍(ナノは10億分の1)程度の
穴をあけ、有機溶媒に溶かした抗がん剤シスプラチンと混ぜて
熱し、溶媒を蒸発させると、分子構造を保ったシスプラチンが
内側に入り込んで2ナノ㍍程度の塊を作っている事が確認でき
た。

 がん細胞の入った液にこれを混ぜると、72時間後にはがん
細胞がほとんど死滅したという。かん細胞は100ナノ㍍程度
の物質を取り込みやすいという特徴がある。ナノホーンの集合
体はちょうどこの大きさで、がん細胞に集まって徐々に抗がん
剤を放出することが期待できるという。(2005/11/15 朝日夕)

RNAでがん抑制

2005-11-16 11:12:53 | 医学
  要因遺伝子止める
  東大教授らのグループ動物実験成功
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がんの増殖にかかわる遺伝子の働きを止める物質を、微小な
カプセルに入れて患部に送り込み、がんを抑える動物実験に
東京大学の永井良三教授と協和発酵工業のグループが成功、
14日、ダラスで開かれた米心臓協会で発表した。新たなかんの
治療法にの開発につながりそうだ。

 永井教授らは、動脈硬化やがんの増殖にかかわる「KLF5
」という遺伝子を02年に発見、この働きをリボ核酸(RNA)
で抑えられないかと考えた。RNAは、細胞のなかでDNAの
遺伝情報を写し取り、たんぱく質をつくる時に働くと考えられ
てきた物質だが、遺伝子の働きを抑えるためにも利用できる。
「RNA干渉」と呼ばれ、この現象を使った治療法開発の競争
が激しくなっている。

 グループは、血液中で不安定なRNAを患部にピンポイント
で届けるために、直径100ナノ㍍(ナノは10億分の1)の
リポソームと呼ばれる脂質の膜でできた微小なカプセルを作り
、KLF5を抑えるRNAを閉じ込めた。このサイズにすると
、かんのまわりのもろい血管からカプセルがにじみだし、がん
に作用させることができる。(2005/11/15 朝日夕刊)

乗用車「高齢化」6.77歳

2005-11-16 10:33:30 | 生活関連ニュース
  恒久性向上・バブル後景気低迷で
  平均車齢、13年連続延びる
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 自動車の新車登録からの年数を示す「平均車齢」が、国内の
乗用車(軽自動車を除く)は今年3月末現在で6.77年になっ
たことが14日、国土交通省の外郭団体の自動車検査登録協力
会の調べでわかった。

 93年から13年連続で伸びて過去最長を更新し、92年に比べる
と2.24年長い。自動車の耐久性が向上したのに加え、バブル崩
壊後の景気低迷で買い替えを控えた消費者が多いようだ。トラ
ックの平均車齢は8.36年、バスは9.53年で、いずれも過去最高
だった。

 1世帯あたりの自家用乗用車の台数(軽自動車も含む)は
平均1.11台。最も多い福井県は約1.75台で、富山県、群馬県が
続く。最も少ないのは東京都の約0.57台だった。
(2005/11/15 朝日朝刊)