きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから

2021年02月24日 | アメリカ・イギリス

Netflixオリジナル映画
評判が良かったので観たけれど、配信じゃないと出会えなかったかもしれない
とても良い作品でした

 

「話はまだ半分だけ、面白いのはこれから」

不思議なタイトルだなぁって思うけど、観終わったら、人生はまさにこれから!って超納得の青春映画。

LGBTQとかアジア人差別とかテーマとしてはあるんだけど、そこがメインじゃないんですよね。
ポールはアスターが好きで、途中からエリーにも好意を感じて、エリーは同性のアスターが好きで、、お互いが好きという三角関係。

恋愛ものではない。
望みが叶う話でもない。
まさにその通り。

冒頭に、哲学者・プラトンの「片割れ」(ハーフ・オブ・イット)についての引用があって、
人間の身体はゼウスによって二つに分けられたため一人では不完全であり、自ら片割れ(愛)を探し求めているのだと、、

ほぉ、ロマンティック☆
でも本当に運命の片割れと結ばれた人って何パーセントいるのかしらんなどと、おばちゃんとしては正直に思ったんだけど
やっぱりそういう話じゃないのよね。

彼女たちが見つけたのは、自分の片割れや愛じゃないのよ。
何かに縛られるのではなく、本当の自分を知ること。
だから本当にラストが爽やかだった。

ポールがいい奴なんすよ。
博士号を持ってるけど英語ができなくて孤立しているお父さんと、会話が成り立たなくても料理を通して仲良くなるところ、好きだったな。
からかわれたエリーを守ってくれる。運動はできるけど口下手で、文科系じゃないけど、好きな人と会話したくて、彼女の読む本を必死に読んで理解しようとする。

ラストの場面が無茶無茶良かった。
まさかそのシーンを再現してくれるなんてね、、、余韻がとてもいいです。

余談ですけど、ヤクルト飲むのね(笑)

 

⇒⇒ 「ハーフ・オブ・イット」に登場する本と映画

 

 

ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから(原作:THE HALF OF IT)  2020年
監督:アリス・ウー
出演:リーア・ルイ、ダニエル・ディーマー、アレクシス・レミール

アメリカの小さな田舎町。シャイで内気な中国系の女子高生エリー・チュウの高校最後の年。成績優秀な彼女は、同級生の多くからレポートの代筆を有料で引き受けていた。ある日、彼女はアメリカン・フットボール部のポールからラブレターの代筆を依頼される。だが、その手紙の相手は彼女が密かに思いを寄せている美少女アスターだった。エリーが自分の気持ちを込めてラブレターを書き、さらにメールで援護射撃したことで、ポールはアスターと急接近していくが、エリーの心は複雑だった


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