新所沢レッツシネパークで鑑賞
ずい分前に観たのにすっかり感想が遅くなってしまいました
韓国では話題になり初恋旋風が起きたそうで
タイトルからは何のジャンルの映画なのかわからないけど
「建築学概論」とは大学の講義名
二人はこの授業を選択して知り合い
自分たちが住む町の建築について調べるうちに互いに惹かれあうようになる
そんな15年前の初恋と現在が交差する切ないラブストーリ
観終っての第一声が
「韓国の人って初恋に対する思い入れが強いもんなぁ」、、、笑
ヒットする理由もなんとなくわかるし
でも単に初恋賛美的な捉え方で観ると物足りなさもあるような気もしたんだけど
いろいろ思い返していると
じわじわと良さがわかってくる作品
映像の力もあるよね
15年前の古い街並みや
チェジュの海
綺麗な作品でした
ポケベルで連絡を取り合うってのも懐かしくて
と言いつつ、私はポケベル世代ではないのですが、、
監督は建築士から映画監督へなったそうで
映画タイトルどうりその経験がこの映画に詰まってます
離婚したソヨン(ハン・ガイン)は済州島に戻り古い実家をリフォームして病気の父と暮らしていくことに決める
依頼を受けてその家の建築をするのが初恋の人ソンミン(オム・テウン)
ソンミンには婚約者がいて結婚後は二人で留学することが決まっている
彼にも年老いた母がいて一人暮らしをしている
何年も前に自分が捨てたTシャツを大事に来ている母の姿に涙するけれど
つつましく暮す母を置いて婚約者とアメリカに旅立つ
物語の半分は15年前の学生時代の二人を描いていて
お互いに好意を持ちながらはっきりと伝えることができなくて
些細なすれ違いで二人は離れてしまう
そこがねぇ
キュンキュンするところよね
古い街並みと純粋な二人の姿に切なくなった人が続出したのはわかる気がする
バスの停留所でやっと(こっそりと)キスした二人
でも15年後の今はなんとなしに二人唇をあわせる
友だちと二人で観に行ったんだけど
終わった瞬間、「あそこでキスはだめだよねー」って思わず言っちゃったけど
そのあとツラツラと考えてね
あそこでキスしちゃうってのが15年過ぎた今の二人の姿で
それはそれで切ない
それをノスタルジーと表現するのかどうかはわからないけど
15年後の今を生きる二人に胸がキュンとしたのでした
建築学概論 2012年
監督:イ・ヨンジュ
オム・テウン、ハン・ガイン、イ・ジェフン、ペ・スジ
建築家のスンミン(オム・テウン)のもとに、仕事を依頼しにやって来たソヨン(ハン・ガイン)。ソヨンは、15年前にまだ大学生だったスンミンの初恋の相手だった。ソヨンの実家のあるチェジュ島に新しい家を造りながら、スンミンの脳裏には初恋の記憶がよみがえり、また新たな感情が芽生えていく。しかし、スンミンには婚約をしている女性がいた。
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