はにかみ草

。。考えたこととか感じたことをいろいろ書きます。。

買いたい本

2009-06-07 15:21:03 | 公開
どんどん読みたい本が増えていきますが、いまは時間がなくて電車のなかで新書ぐらいしか読めません。
でも1年後きっと失業しているので、また読む時間ができると思います。そして1年半後には台湾へ!!



また買いたい本が増えました。

「ひたすら読書日記」さんがひさびさにブログを更新されていて、ありがたい本の情報を知りました。

「在日朝鮮人/ディアスポラ」というエントリーで、戴エイカさんの『多文化主義とディアスポラ』(明石書店1999年)という本が紹介されていました。

戴(dai)さんは、KEY(在日コリアン青年連合)の歴史人権セミナーにも参加されたようで、同講座の推薦文も書かれているようです。彼女は横浜出身で、お父さんが台湾出身・お母さんが日本出身、現在はアメリカの大学で教えているらしいです。

で、その『多文化主義』とディアスポラなのですが、あの労働組合つぶしをやっている明石書店から出版されていて、しかも絶版になっていました。どうしても読みたいのでいろいろ検索していたら、「版元ドットコム」というところで運良く見つけました!よく仕組みが分からないのですが、「オンデマンド版」とあって、値段が300円ぐらい高くなって3800円ほどでしたが、読みたいので買いました。。


ひたすらさんの日記から少し引用させていただくと、こういうことが書いてあるそうです。http://d.hatena.ne.jp/gemingdeshumi/20090606
「戴エイカ『多文化主義とディアスポラ』明石書店1999には次のような一節も。

「多文化主義は、「多様な文化」が存在することへの承認を要求するのではなく、「文化的雑種性」への承認を要求しなければならない。それはマイノリティの雑種性だけではなく、マジョリティの雑種性の承認をも意味している。つまり私たちは、ハイブリッドなエスニシティを呈示すると同時に、支配的言説によって形成された統一体としてのエスニシティやナショナリティを歴史的に検証し、脱構築していかなければならないのである。」p133」




あとは、ひたすらさんが「なお、在日朝鮮人の「民族学校」における朝鮮語教育についての批判としては、ソニヤ・リャン『コリアン・ディアスポラ 在日朝鮮人とアイデンティティ』明石書店2005がある。彼女は総連系の民族学校を、大学まで在籍した後、イギリスへ留学。目下アメリカの大学で教鞭をとっているよう。」と紹介している、ソニア・リャンさんの本も買いました。またあの明石書店ですね。


それと、「帝国日本の言語支配」というエントリーで、「台湾における当時の「日本語文学」を焦点化したフェイ・阮・クリーマンの『大日本帝国のクレオール 〈植民地期台湾の日本語文学〉』は「日本文学史」なるもののなかでは語られることのない台湾の「日本語文学」を論じることで、「日本文学史」なるものの〈一国史〉性、さらには「文学」と「植民地支配」との相関を論じている。」と紹介されているフェイさんの本も注文することにしました。

台湾に行くまでにできる限り本を読んでから行きたいです。
向こうでは毎日語学の勉強が中心になるだろうし…。

もう頭のなかでは、毎日関西空港に着いている状態です。


あとは、スピヴァクとバトラーの『国家を歌うのは誰か?―グローバル・ステイトにおける言語・政治・帰属』も買います。これは次回の研究会の課題図書になっているので。。100ページなので電車でも読めそうです。



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1 コメント

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はじめまして! (yuri)
2009-06-12 08:48:27
こんにちは、はじめまして。突然コメント失礼します。私は今都内の大学三回生なのですが、ブラックリストの会に参加してみたり、高江に座り込みに行ったりと「活動」的なことにかかわっています。今度20日に金静美さんの後援会に関西へ戻るついでに行ってみようかと思うのですが、ぅききさんはいらっしゃいますか?ぜひ単純に、長年の活動家(!?)でらっしゃるぅききさんと話してみたいなーと思ったのです。本当にいきなりすみませんが、お返事いただけたら幸いです。一応アドレスはyuri.imz63@gmail.comです。
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