はにかみ草

。。考えたこととか感じたことをいろいろ書きます。。

夢と本

2009-05-24 14:00:44 | 公開

今日は夢にともだちのJ兄さんが出てきて、夢のなかで私はJさんから、高祖岩三郎(こうそいわ さぶろう)さんの『新しいアナキズムの系譜学』を古本で買ってお金を払ったのに、しばらくしてから「まだお金払ってもらってない。明日からコタツも売って生活をしないといけないから、早くお金を払って。 もう貯金もゼロ円だから」と言われた夢を見た。おもしろかった。

多分寝る前にこの案内を見たからだと思う。

紀伊國屋新宿本店 トークセッション
高祖岩三郎+廣瀬純(ひろせじゅん)
「資本主義からの脱出――アナキズムとアサンブレア」
http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/event.htm#shinjukuhonten_01


今日はその夢のあと、断崖絶壁を歩いていて、下の川をふと見ると、大学にいたときに可愛がってたネコが川を泳いでいて(何でネコが川を泳ぐんだ。しかも犬かきで)、「にゃんちゃーん!」と呼びかけたら、にゃんちゃんが たった2回のジャンプで断崖絶壁をのぼってきた夢を見た。すごい跳躍力。そのあとに、にゃんにゃんと言って甘えてくれた。

そのにゃんちゃんは、冬になる前に、いつもいた場所から突然消えてしまった。誰かにもらわれたのか、交通事故にあったのか分からなくてすごく心配。



最近は、残業と休日出勤のせいでブログを更新するひまもなくて、
読書も毎日の電車のなかでしかできない。(1日合計1時間ぐらい。)
帰って机に向かう時間もないので、中国語は休みの日にまとめて勉強してる。

4,5月に読んだ本は、

・道場親信(みちば ちかのぶ) 『抵抗の同時代史 軍事化とネオリベラリズムに抗して』人文書院、2008年
http://rakuhoku.blog87.fc2.com/blog-entry-212.html

・田村志津枝(たむら しづえ)『悲情城市の人びと―台湾と日本のうた』晶文社、1992年

・森 宣雄(もり よしお)『台湾/日本―連鎖するコロニアリズム』(インパクト出版会、2001年)

・P・スタインホフ (著), 木村 由美子 (翻訳) 『死へのイデオロギー―日本赤軍派―』(岩波、2003年)

・白崎朝子『介護労働を生きる――公務員ヘルパーから派遣ヘルパーの22年』(現代書館、2009年)

・冨山一郎(とみやま いちろう)『暴力の予感』岩波書店 (2002)→1章だけ

・う・そっくん/ぱく・くぉにる(禹〓熏・朴権一(※〓は析の下に日)『韓国ワーキングプア 88万ウォン世代』 金友子(きむうじゃ)ほか訳、明石書店、2009年→半分読んでとまってる

・梅森 直之(うめもり なおゆき)『ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る』 (光文社新書、2007年)

などです。。5月の最後の週は、樫村 愛子『ネオリベラリズムの精神分析―なぜ伝統や文化が求められるのか』光文社 (2007年) を読みたいです。

(ふりがながついていない著者は、名前の一部の読みかたが わかりません。白崎(しらさき)さんは、「あさこ」さんでいいのでしょうか。樫村さんは「かじむら」さん??)


それと、来月の研究会で扱うネグリの『ディオニュソスの労働』も少しずつ読んでいます。(分厚いので休みの日しか読めません・・)

台湾へ+還我祖靈 宣傳片 日文版

2009-05-17 00:00:00 | 公開
2年後ぐらいには、台湾に留学に行きたいと思っています。
なので、今はできる限り節約してお金を貯めたいです。(といっても、貯金10万もありませんが・・とにかく貯めます。)

私は台湾の留学生のwさんと仲が良くて、去年は10日間、台湾の南部と中部に旅行につれていってもらったり、街を案内していただきました。
どうしてもまた台湾に行って政治や歴史や言葉を勉強したいと思ってます。
今は漢語(中国語)しか話せませんが、できれば台湾語(福建語)や、原住民族の言葉も覚えたいです。


wさんの台湾のご自宅に泊まらせてもらったときも、家族のように接してもらえました。


この前一緒につくった餃子と油餅(ヨウビン(右下))



えびを きざんでいます。wさんはこの包丁をひろったそうです。でかすぎる。



台湾に行く一番の目的は、原住民族の立法委員である、高金素梅(カオチンスーメイ)(民族名はチワス・アリ)さんたちの運動に関わりたいということです。

チワスアリさんは、靖国に祭られている祖先の魂を取り戻すために、靖国神社に抗議して裁判でも闘っておられます。台湾が日本の植民地であったとき、原住民族が虐殺されたり、三光作戦でが焼き払われたり、毒ガスで殺されたりしました。高砂義勇隊(たかさごぎゆうたい)として戦場に「日本人」として動員されて、命を奪われたひとがたくさんいます。

このような日本と台湾の歴史(もちろん中国や朝鮮や沖縄、東南アジアとの関係も含みます)を考えると、自分は決して無関係ではないし、どうしても台湾に行ってもっと学びたいと思ってます。

できることなら将来は台湾に住みたいです。


台南(たいなん)の本屋で手にいれた、『無言的幽谷』。原住民族が植民地時代にうけた被害などの写真がのっています。



日本で出版された『還我祖霊 台湾原住民族と靖国神社』の台湾版です。著者は弁護士の中島さん。
カバーの写真は、日本軍が原住民の首を切り落とす写真です。。


この冊子は、チワスさんたちが来日したときに売られていた冊子です。多分超レアです。「合祀を取り消し、名前を削除せよ、私たちは日本人ではない」とあります。



「誰も私たちが歴史を語ることを止めることはできない」とあります。





あまり関係ありませんが、南京に行ったときに入院した「人民医院」のカルテです。貴重な思い出です。人民医院!!です。



「靖国合祀に対する台湾原住民の本音(映画「靖国」より抜粋)」
http://www.youtube.com/watch?v=WgqbK8cjfa8


実はここに出てくる通訳さんと実際にお話したことがありますが、あこがれています。チワスさんが喋るそばから次々と靖国側に通訳をして、「おまえたちの神道はくそみたいなもんだ」と言っているのがすごいです。怒りでここまで言葉が出てくるのでしょう。

「還我祖靈(祖霊を返せ) 宣傳片 日文版」



「1895年 日本人が台湾に来て我々を統治した
我々は日本人に野蛮人、生蕃と呼ばれた
そして我々は土地を奪われ人格を否定された
しかし本当の主人は台湾原住民族なのだ
南方戦を前に統治者から高砂族と命名された
お国のために志願しろと強制された
騙され脅かされ仕方なく戦場へ行った
日本人は死ねといった しかし母は言った 死ぬな 帰ってこい
母はこうも言った もし死んだら祖霊の地に帰れ 祖先が待っているから
だが戦争は惨めだ 死んで日本の鬼にされて靖国神社に入れられた
靖国神社で祖霊は奴隷にされ 怨霊となり安らかになれない
一日も早く安らかな祖霊の地に帰りたい」


この映像は回虫さんがリンクされていて知りました。
http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20080804/p2