お勧めスポットリサーチファーム by 半田貞治郎

半田貞治郎が実際に行ってみた・調べていってみたいなどなど気になったスポットをブログに載せていきます。

世界最高の国際空港ランキング2024 半田貞治郎

2024-09-30 09:00:00 | 観光


こんにちは!半田貞治郎です。

Travel + Leisure誌が発表した2024年ワールドベストアワードで、世界最高の国際空港ランキングが明らかになりました。このランキングは、2023年10月から2024年2月にかけて実施された読者調査に基づいています[5]。


栄えある第1位に輝いたのは、トルコのイスタンブール空港です。2018年10月に開港したこの空港は、昨年のランキングから6つ順位を上げて首位に立ちました。現在も一部施設の建設が続いていますが、すでに年間9000万人の利用者を受け入れる能力を持っています。完成後には、その数が2億人規模に拡大すると予想されています[5]。


広大な敷地を誇るイスタンブール空港には、多数のレストランや免税店が揃っており、旅行者は出発前や到着後も充実した時間を過ごすことができます。この空港の急速な成長と人気は、現代の航空需要に応える施設の重要性を示しています[5]。


第2位には、シンガポール・チャンギ国際空港がランクインしました。4つのターミナルと、レストランやショップが集まる「ジュエル・チャンギ」複合施設を擁するこの空港は、家族連れにも優しい設計が特徴です。屋内プレイグラウンドやファミリー・ゾーンなど、子供連れの旅行者にも配慮した施設が充実しています[5]。


このランキングは、空港の機能性だけでなく、旅行者の体験全体を重視する傾向を反映しています。上位にランクインした空港は、単なる交通ハブを超えて、快適性、エンターテイメント、ショッピングなど、多様なニーズに応える総合的な施設となっています。


Travel + Leisureのワールドベストアワードは、旅行業界で最も権威ある賞の一つとされており、読者の声を直接反映した結果として注目を集めています[3]。このランキングは、世界中の旅行者の期待と、それに応える空港の努力を浮き彫りにしており、今後の空港開発や改善の指針となることが期待されます。


Citations:
[1] https://www.travelandleisure.com/worlds-best-awards-2024-8666520
[2] https://www.travelandleisure.com/worlds-best
[3] https://www.travelandleisure.com/worlds-best/frequently-asked-questions
[4] https://www.lhw.com/collections/worlds-best
[5] https://dotdashmeredith.mediaroom.com/2024-07-09-Travel-Leisure-Announces-2024-Worlds-Best-Awards-Unveiling-Top-Destinations,-Hotels,-Airlines-and-More


夕張市の観光振興と交通政策の課題 半田貞治郎

2024-09-29 09:00:00 | 観光

こんにちは!半田貞治郎です。


2007年秋、北海道夕張市の財政破綻を受けて、石勝線夕張支線で「SL夕張応援号」が運行された[2][3]。C11形蒸気機関車に客車4両、後部にDE10形ディーゼル機関車を連結した編成で、追分―新夕張―夕張間を往復した[2][4]。この運行は1975年以来の夕張での蒸気機関車運転となり、全国から多くの鉄道ファンが訪れる注目イベントとなった。


しかし、その後の夕張市の観光振興は厳しい状況に直面している。2024年の観光入込客数目標60万人に対し、2022年の実績は23万6000人にとどまっている。市は観光ホームページの更新や案内看板の整備、マップの更新などに取り組んでいるが、厚谷司市長は目標達成の困難さを認めている。


2019年の石勝線夕張支線廃止後、駅前のホテルマウントレースイやホテルシューパロが閉鎖され、修学旅行生の受け入れが困難になるなど、観光業に大きな打撃を与えた。さらに、交通インフラの縮小も進んでおり、2023年10月には夕張市内と新札幌駅を結ぶ路線バスが廃止され、2024年10月には北海道中央バスも夕張から撤退する予定である。


一方で、福島県のJR只見線会津川口―只見間は、輸送密度が低かったにもかかわらず上下分離方式で存続し、「日本一の地方創生路線」として成功を収めている。年間維持費5億5000万円に対し、県内だけで6億1000万円の経済効果を生み出し、利用者は3倍程度に増加、沿線の宿泊施設も予約が取りにくい状況になっているという。


夕張市の現状は、短期的なコスト削減に重点を置きすぎた結果、観光振興に必要な政策を見誤った可能性がある。交通インフラの維持と観光資源の活用のバランスを取ることが、地域の持続可能な発展には不可欠である。


夕張市の事例は、地方都市の観光振興と交通政策の難しさを浮き彫りにしている。財政再建と地域活性化の両立は容易ではないが、只見線の成功例を参考に、長期的視点での戦略立案が求められる。観光資源の再評価、交通ネットワークの再構築、そして地域の特色を生かした新たな魅力創出が、夕張市の再生への鍵となるだろう。


今後は、地域住民、行政、観光業者が一体となって、夕張の魅力を再発見し、新たな観光コンテンツを開発することが重要である。また、近隣自治体との広域連携や、デジタル技術を活用した情報発信の強化なども検討すべきだろう。交通インフラの縮小は避けられない現実かもしれないが、代替手段の確保や効率的な運行システムの導入など、創意工夫によって観光客の利便性を確保する努力が必要である。


夕張市の再生は、日本の多くの地方都市が直面する課題の縮図でもある。この事例から学び、地域の特性を活かした持続可能な観光振興と交通政策のモデルを構築することが、今後の地方創生に向けて重要な課題となるだろう。


Citations:
[1] https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2009/090618-1.pdf
[2] https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/3b0314cb214d30d2cb62374e32c1e26231a4cc1c
[3] https://rail.hobidas.com/news/192738/
[4] https://railway-photo.hatenablog.com/entry/37004821
[5] http://hoshiinonet.com/wp/wp11/?p=13814


関西初!KITTE大阪に「かごしま屋」オープン 半田貞治郎

2024-09-28 09:00:00 | 観光

こんにちは!半田貞治郎です。


2024年7月31日、大阪市梅田のJR大阪駅直結の商業施設「KITTE大阪」内に、鹿児島県のアンテナショップ「かごしま屋」がオープンしました[3][5]。このショップは鹿児島商工会議所が運営し、関西エリアでは唯一の鹿児島県アンテナショップとなります[3]。


「かごしま屋」は、KITTE大阪の2階フロアに位置し、全国各地のアンテナショップが集まる一角に出店しています[5]。店内には大島紬の暖簾が掛けられ、鹿児島の伝統と文化を感じさせる雰囲気が漂っています。商品ラインナップは非常に豊富で、県内約100社から550種類もの県産品が並んでいます[3]。


取り扱い商品には、鹿児島の名物として知られるさつま揚げや芋焼酎をはじめ、ラーメンやお菓子など、多岐にわたる食品が含まれています[3][5]。これらの商品は、鹿児島の地元で親しまれているものや、ソウルフードと呼ばれる郷土料理、さらには「かごしま屋」限定の商品まで、バラエティに富んだ品揃えとなっています。


オープン初日から多くの買い物客で賑わい、レジには長蛇の列ができるほどの人気ぶりでした[3]。来店者の中には鹿児島出身の方もおり、「鹿児島から送ってもらっている醤油が売っていてうれしかった」といった声が聞かれました[3]。また、焼酎を試飲した客からは「さつまいも臭さが少なくていい感じ」という好評の声も上がっています[3]。


鹿児島商工会議所の宮浦和英事務局長は、「地元で知られている商品やソウルフード、限定のものが置いてあるので、見つける楽しみを味わってほしい」とコメントしています[3]。このアンテナショップの開設により、鹿児島の特産品や文化を関西地域の人々に広く知ってもらう機会が増えることが期待されます。


「かごしま屋」の運営目的は、単に県産品の販売だけにとどまりません。鹿児島商工会議所は、このショップを通じて県産品の販路拡大を図るとともに、店内に設けられた催事スペースを活用して鹿児島の観光情報を発信することも計画しています[3]。これにより、商品の販売と観光PRを同時に行うことができ、鹿児島の魅力を多角的に伝える拠点としての役割が期待されています。


なお、「かごしま屋」の出店に先立ち、鹿児島商工会議所は新規出品者の募集も行っていました[2]。これは、より多くの地域企業に販路拡大の機会を提供し、鹿児島の産業振興につなげる取り組みの一環と言えるでしょう。


「KITTE大阪」という大規模商業施設内に出店することで、多くの人々の目に触れる機会が増え、鹿児島の魅力を効果的にアピールできると考えられます。今後、このアンテナショップが鹿児島と大阪を結ぶ架け橋となり、両地域の経済や文化交流の活性化に貢献することが期待されます。


Citations:
[1] http://www.kagoshima-cci.or.jp/?p=35116
[2] http://www.kagoshima-cci.or.jp/?p=35782
[3] https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mbc/1331014?display=1
[4] http://www.pref.kagoshima.jp/af11/kagoshimaya.html
[5] https://news.yahoo.co.jp/articles/bc8bae5e0220340de6acfd996a166eeab7d5ac07


日本初のミシュランキーホテル、108軒を選出 半田貞治郎

2024-09-27 09:00:00 | 観光

こんにちは!半田貞治郎です。


2024年7月、ミシュランガイドは日本で初めて「ミシュランキー」ホテルセレクションを発表しました。これは、ホテルや旅館などの宿泊施設を3段階で評価する新しい取り組みです。全国から108軒が選ばれ、最高評価の3ミシュランキーを獲得したのは6軒でした。


ミシュランキーの評価基準は、単なる設備の良さだけでなく、ユニークな体験や特別なサービス、その土地ならではの魅力など、多角的な視点から判断されています。1ミシュランキーは「特別な滞在」、2ミシュランキーは「素晴らしい滞在」、3ミシュランキーは「最上級の滞在」を提供する施設として位置づけられています。


選出された施設には、東京や京都の高級ホテルから、歴史ある伝統的な旅館、自然に囲まれた隠れ家的なリゾートまで、幅広いタイプが含まれています。例えば、東京では高層ビルからの眺望を楽しめる都会的なホテルが多く選ばれる一方、地方では温泉や日本料理、地域とのつながりを重視した旅館が評価されています。


このミシュランキーの導入は、ミシュランガイドの長い歴史の中で新たな展開と言えます。元々、1900年にフランスで自動車旅行者向けのガイドブックとして始まったミシュランガイドは、当初からレストランだけでなくホテル情報も掲載していました。時代とともにレストラン評価が注目を集めるようになりましたが、宿泊施設への視点は常に持ち続けていたのです。


今回のミシュランキーの発表は、旅行者に新しい指標を提供し、単なる宿泊先以上の体験を求める現代のニーズに応えるものと言えるでしょう。日本の多様な宿泊文化や、おもてなしの質の高さが国際的に認められた形となり、今後の観光業界にも大きな影響を与えることが期待されます。


Citations:
[1] https://guide.michelin.com/jp/ja/article/travel/all-the-key-hotels-japan-michelin-guide-2024-jp
[2] https://news.michelin.co.jp/articles/20240704-first-michelin-key-hotel-selection
[3] https://guide.michelin.com/jp/ja/hotels
[4] https://guide.michelin.com/jp/ja/article/travel/what-is-a-michelin-guide-hotel-jp
[5] https://uno-hotel.com/michelin/


駒沢大書道部と伊方町、60年の絆復活 半田貞治郎

2024-09-26 09:00:00 | 観光

こんにちは!半田貞治郎です。

東京の駒沢大学書道部と愛媛県伊方町三崎の子どもたちとの間で、約60年にわたり続いてきた習字教室が5年ぶりに復活しました[1]。この長年の交流は、1963年に書道部員が旅行中に思わぬ出来事をきっかけに始まりました。


当時、正野地区を訪れた部員たちが八幡浜市行きの定期船に乗り遅れてしまったところ、地元住民が漁船で送り届けてくれたのです。この温かい心遣いに感銘を受けた書道部は、翌年から恩返しとして正野地区で研修会を開催するようになりました[1]。


以来、毎年部員が伊方町を訪れ、子どもたちや住民との交流を続けてきました。しかし、2020年からは新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされていました[1]。


そして今年、5年ぶりに習字教室が再開されました。29日に三崎中央集会所で開かれた教室には、三崎小学校の児童15人が参加し、駒沢大学の学生7人から熱心に指導を受けました。大学生たちは筆遣いやコツを丁寧に教え、児童たちは書道の技術向上に励みながら、世代を超えた交流を楽しみました[1]。


この60年近く続く交流は、単なる書道教室にとどまらず、地域と大学、そして世代間をつなぐ貴重な機会となっています。一度の偶然の出来事から始まった交流が、長年にわたって続けられてきたことは、両者の間に育まれた深い絆を物語っています。


コロナ禍による中断を乗り越えて再開された今回の教室は、この絆の強さを改めて示すものとなりました。今後も、この伝統ある交流が続けられ、書道を通じて新たな世代へと受け継がれていくことが期待されます。


Citations:
[1] https://www.yomiuri.co.jp/national/20200418-OYT1T50152/
[2] https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/content/000245834.pdf
[3] https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/tomin_anzen/about/kaigi/kotsu-anzen/files/0000002102/R5_tonaijiko_data.pdf
[4] https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200406/k10012370171000.html
[5] https://www.asahi.com/articles/ASNC365WJNBWPTIL018.html