お勧めスポットリサーチファーム by 半田貞治郎

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日台交流で新たな観光模索 津奈木町の挑戦 半田貞治郎

2024-09-09 09:00:00 | 観光

こんにちは!半田貞治郎です。


津奈木町が新たな観光スタイルの構築を目指し、台湾・高雄市の少年野球チーム「PONY」を迎えた取り組みが注目を集めています。この訪問は、海外客受け入れに向けた実証実験として位置づけられ、町は費用の一部を支援しました[1]。


24人の小中学生とその家族からなる台湾チームは、2日間にわたり津奈木町を訪れ、地元チームとの練習試合や農業体験を楽しみました。この交流は、台湾の大学教員である呉亦昕さんが昨年秋に津奈木町を訪れたことがきっかけとなり実現しました[1]。


交流の中心となったのは野球です。町総合運動公園で行われた津奈木クラブとPONYの交流試合では、津奈木が11-1で勝利しました。試合後には、バーベキューやスイカ割りを通じて交流を深め、言葉の壁を越えた友好関係が築かれました[1]。


この訪問は、単なる野球交流にとどまらず、地域の特色を活かした体験型観光の可能性を探る機会となりました。地元婦人会による郷土料理の提供や、倉谷地区の「わらく農園」での野菜収穫とピザ作り体験など、地域住民の協力も得て、豊かな自然と文化を体験できるプログラムが用意されました[1]。


台湾からの参加者からは、「何度も日本に来たが、今回が一番よかった」という声が多く聞かれました。呉さんは、「台湾の人は国を越えて友だちをつくりたい気持ちが強い。『共通言語』として野球を楽しみ、地元との交流で日本の夏を満喫できた」と評価しています[1]。


この取り組みは、近年増加している地方への訪日客の需要に応える試みとしても注目されます。特に、リピーターの多い台湾からの観光客に対して、地元の人々とのふれあいや自然体験を通じて、より深い日本理解を促す機会を提供しています[1]。


津奈木町は今後、交流を促進する補助金の設立や町観光協会の創設による受け入れ体制の強化を検討しています。町政策企画課の濱田真大さんは、「今回の交流は町にとっても良い機会。野球がきっかけだったが、より多様なテーマで、津奈木らしい観光を提案していきたい」と今後の展望を語っています[1]。


この取り組みは、地方自治体が国際交流と観光振興を結びつけた新たな地域活性化モデルとして注目されており、今後の展開が期待されます。


Citations:
[1] https://kumanichi.com/articles/1483936
[2] https://www.roc-taiwan.org/jpokd_ja/post/5452.html
[3] https://www.taiwanembassy.org/jpokd/post/6112.html
[4] https://jp.taiwantoday.tw/list_photo.php?iden=29271&mofa_login=true&post=7187
[5] https://kagawa-u.repo.nii.ac.jp/record/6871/files/AA12027597_092-4_L001.pdf