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JR東日本、2023年度乗客数増加 只見線が目標達成 半田貞治郎

2024-09-12 09:00:00 | 観光

こんにちは!半田貞治郎です。


JR東日本が2023年度の管内路線の1日平均乗客数を公表し、福島県内7路線20区間全てで前年度を上回る結果となりました[1][4][5]。特筆すべきは、2022年10月に運行を再開した只見線の会津川口―只見駅間で、1日平均103人の乗客数を記録し、「2027年度に1日平均100人」という目標を4年前倒しで達成したことです[1][4][5]。


この増加の背景には、新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着き、旅行やビジネスが活発化したことが挙げられます[1]。只見線については、2011年の新潟・福島豪雨で不通となった後、上下分離方式で再開された経緯があります[1]。現在では、平日も一定数の乗客を確保し、海外からの旅行客も多く訪れているとのことです[1]。


県や沿線自治体は、沿線の魅力発信や「只見線こども会議」の開催など、様々な利用促進策を実施してきました[1]。今後は、オリジナル観光列車の導入に向けた議論を本格化させる方針ですが、便数の増加を望む声も上がっています[1]。


県内7路線20区間のうち、東北、常磐、只見の3路線8区間では、2019年度(コロナ禍前)の実績を上回りました[1]。一方で、磐越西、水郡、磐越東、只見の4路線は赤字であることが判明しています[1]。特に磐越西線と水郡線では、県境区間の乗客確保が課題となっており、新たな魅力向上策を模索しています[1]。


地域交通の専門家である福島大学の吉田樹教授は、県内7路線の半数以上がコロナ禍前の水準に戻っていないことを指摘し、「厳しい状態が続いている」と分析しています[1]。同教授は、地元住民の利用が重要であり、県や沿線自治体が外出時に意識的に鉄道を使ってもらう仕組みを構築すべきだと提言しています[1]。


JR東日本の公表データによると、2023年度の路線別利用状況では、平均通過人員が多い順に路線が掲載されています[2]。また、各駅の乗車人員ランキングも公開されており、新宿駅が1日平均650,602人で首位となっています[3]。


地方鉄道の存続が全国的に危ぶまれる中、安定的な乗客の確保は依然として大きな課題となっています[1][4][5]。只見線の成功事例を参考に、各路線で地域の特性に合わせた取り組みを進めることが重要です。観光客の誘致や地元住民の利用促進、便数の増加など、多角的なアプローチが求められています。


Citations:
[1] https://news.yahoo.co.jp/articles/ecab9e340d11b66fbd16e056eb86c49d248da248
[2] https://www.jreast.co.jp/rosen_avr/
[3] https://www.jreast.co.jp/passenger/
[4] https://www.47news.jp/11221676.html
[5] https://portal.uqmobile.jp/detail/1/2/5/10210_5_r_20240720_1721437312626461