今日は天気も良いので隣の区のプールへ行くことにした。ここは近所のプールよりも広く設備も充実している。しかし片道4.5km、 自転車のペダルをしっかり踏んで20分かかる。
元旦と1月4日に続いて今年3回目である。
プールに着いて、さて入場券を買おうとしたら、何と。。。。。
財布がない
(あっ、そうか、昨日テニスに行った時にテニスバッグに入れたままだったんだー!)
気が付いてもどうしようもない。財布以外に小銭も持参していないのは分かりきっていたが念のためスイム用バッグの中をくまなく探した。もちろん無い。
さて、こんな時、どうする?
(引き返して財布を持ってくる? 往復40分かかりまっせー!)
さらに、(また忘れ物ねえ!)とカミさん馬鹿にされそうだし。
実は、前回の1月4日には水着を忘れてて、入場した後でロッカーで着替える時に気が付いたのでした。(恥)
その日は一旦帰宅して、水着を持参して引き返したのです。 往復40分、入場料2倍のロス。
(う~ん、どうしたもんじゃろのう)、朝ドラ「とと姉ちゃん」のせりふが蘇った。
こんな時、人間は悲しい、さもしい考えが浮かぶ。
(どこかに硬貨が落ちていないかなー?)
すると飲料水の自販機が数台並んでいる。「笑点」の三遊亭小遊三をまねして自販機の下を探ろうかと思った。
さすがに実行は出来なかったけど
(う~ん、もう今日は止めにしようかな~)と諦めかけた時、ふっと考えが浮かんだ!
そうだ、前回の1月4日に来た時に、水着を忘れて取りに帰り、再入場した時にプリペイドカードを紛失していたことを思い出した。
確か、残額900円のカード。当日、入場券を買った後にお釣りとして出てくるカードを受け取らなかったか、それともその後で落としてしまったのか、帰ってから気が付いたのであった。
しかし、金券が落し物や紛失物として届けられるはずはないよなーと諦めて、すっかり忘れていたのだった。
その記憶が蘇ったのだ。
その窮地の瞬間に受付カウンターの若い女性スタッフと目が合った。優しそうだ。
「溺れる者は藁をもつかむ」、「ダメでもともと」、「ためしてガッテン!」
照れ笑いしながら思い切って聞いてみた。 「あのう、念の為にお聞きしますが、1月4日にプリペイドカードを紛失したんですが、残り900円だったんですけど、もしかして届けてあるでしょうか?」
するとその娘さんは笑顔で「ちょっとお待ちください」と後ろの事務室へ行った。しばらくして手にカードを持って出てきて、
「1月4日の前には、いつ来られましたか?」
「今年初めてだと思ったんですけど、そういえば元日にも来ました」。
手に持ったカードにメモ用紙が貼り付けてあるようだ。
それを見ながら「ハイ正解
」とばかりに笑顔で渡してくれた。
女神様
に見えた。
カードの裏側には使用した月日と残額がとても小さな文字で印刷されているのだった。(知らなかったけど・・) 「ひゃー、届けてあったんですね。ダメだと思ったんですけど、実は今日財布を忘れてきてしまって、遠くから来てまして、取りに帰ろうかと思ったけど、念のためにお聞きしたんです。ちゃんと拾って届けてくださった方がいらっしゃったんですね。ありがとうございます!」
と受け取った。
という訳で無事に入場出来たのでありました。
今日は「アンラッキーがラッキー
に変わった」。
こんなことを何というのかな?
四字熟語で「転禍為福(てんか いふく)」、禍を転じて福と為す かな?
う~ん、もっとピッタリな表現があるのかも知れないけど。 教えてください・・
おかげでいつもよりも楽しいスイムになりました。
こんな嬉しいことなんだけど、まだカミさんには話していません・・