先月末のこと。
「トイレの照明スイッチを入れたら、スイッチ付近から異音がするよ!」と家人が言う。
「どれどれ、そんな事はないと思うけど」とスイッチに耳を寄せて聞いてみるが何も聞こえない。
難聴気味の自分には高い音は聞き辛いからかな?
中に入ってランプ(LEDライト)をを見ると、なんだか小刻みに明るさが変動している。
原因をあれこれ推測して検証して見た。
1.LEDランプの故障や寿命か?
LEDランプは昔の白熱電燈と違って、ランプの中に複雑な電子部品を内臓している。その劣化で発振しているのかも知れない。
→ 他の部屋で使っているLEDランプと交換しても同じように明るさが変動する。
またトイレで使っていたLEDランプを他の部屋で使ったが、まったく正常に点灯する。
→ よって、LEDランプのせいじゃないことが判明した。
2.ランプソケット内部の接触不良か?
→ ソケット内部のバネを調整してみるが、変化なし。念のために白熱ランプを付けてみたが、これも明るさが変
動する。
→ よって、ソケットの不良でもない。
3.壁のスイッチ内部の故障か?
そういえば、最近スイッチの入り切りが硬くなっており、カチッの音も高くなっている。
なるほど、トイレの照明スイッチの使用頻度は他の部屋のそれに比べると抜群に高い。
1日に何回スイッチを入りきりしているかというと、毎日、一人で10回トイレを使用するとして、3人で30回。
一年で、、、30×365=10,950回。約1万回。
新築時から30年として 30万回以上も動作している。
これは老朽化して当然だ。
他の部屋は、たとえば居室や風呂場や洗面所、玄関にしても一日に数回程度であろうから。
トイレのスイッチは酷使されている
原因は「スイッチ内部の接点の劣化で接触不良になっている」と判断した。
そこで、トイレの入り口横に設置されているスイッチ部分を取り外してみた。
中には換気扇用と照明用のスイッチがそれぞれの部品として取り付けられている。
これは取り外して交換できそうだ。
ネット検索したら出てきた。なんと便利なんだろう。配達料込みで、わずか300円以下で明日にも配達してもらえる。
翌日、朝の9時前に部品が届いた。
早速交換作業に取り掛かる。
まずは安全のために分電盤で家中の電灯を一括しているスイッチを切った。
家中が暗くなるので、キャップライトを頭に付けてスイッチの交換作業開始。
スイッチは長年の使用に耐えて薄く汚れていた。ご苦労様でした。
交換作業は20分程度で完了した。
分電盤のスイッチを入れる。家中の照明が点灯して明るくなった。
そして交換したスイッチを押してみる。小さな音がして気持ち良くスイッチが入った。
トイレの照明が点灯した。まったく明るさが変動しないし、異音もしていないと言う。
交換作業は大成功!
それにしてもスイッチの価格がこんなに安いとは、早く交換しておけば良かった。