真っ赤な鶏頭 青い空
どこから漂うか金木犀の甘い香
虫たちが吾が世と合唱する九月半ばは
ぴかぴか光る黒い猫の季節です
ひだまる庭石の
上に寝そべるとアキアカネがそばに来る
蝶やトンボを追いかけた
電光石火の子猫の時代は過ぎ去って
ライオンキングのレオのように
立派な男の子になりました
九月の涼風が高原の家にまた秋を運び
ぬくぬく猫はほんに秋冬もの
暖かさ身に染む体温
ふっくら重い丸い体
金色の大きなまるい瞳は
神さまからの贈り物
黒猫は
秋へ向かう季節の
人間たちの宝もの
どこから漂うか金木犀の甘い香
虫たちが吾が世と合唱する九月半ばは
ぴかぴか光る黒い猫の季節です
ひだまる庭石の
上に寝そべるとアキアカネがそばに来る
蝶やトンボを追いかけた
電光石火の子猫の時代は過ぎ去って
ライオンキングのレオのように
立派な男の子になりました
九月の涼風が高原の家にまた秋を運び
ぬくぬく猫はほんに秋冬もの
暖かさ身に染む体温
ふっくら重い丸い体
金色の大きなまるい瞳は
神さまからの贈り物
黒猫は
秋へ向かう季節の
人間たちの宝もの