(イチヤクソウ)
今朝の朝晴れエッセー・「赤いランドセル」を読んで・・
作者の息子さんは赤いランドセルが良いと言って
いろんな人が お決まりのアドバイスをしても
作者であるお母さんは何も言わなかった
それには・・・
幼稚園の遠足用に水筒を買いに作者のお母さんと行ったときのこと
一目惚れしたのがガッチャマン全員が描かれている水色の水筒
「これにする!」と言ったが
「男の子用やけど、エエん?」と
作者のお母さんの一言で諦めた経緯があった
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息子さんはぶれずに赤いランドセルを選んだ
小学校時代はずっと赤いランドセルを背負い大切に扱った
作者が持っていなかった自分が良いと思った心を信じる力
何を言われようとも動じない強さを息子さんは備えていて
高校生になった今も通学用には赤いリュックなのだそう
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○十年前 私たち姉妹弟は公園で
鉄棒やブランコで遊んでいたときのこと
他の子どもたち数人が遊んでいる砂場で
弟も遊んでいるが、ちょっと様子が変
弟は横座りをして、モジモジしている
決して楽しそうではない
見ると弟は私たちの お古である赤いスニーカーを履いていたのだ
母は破れてもいない靴を処分するのは勿体ない、
と弟に履かせていたのだ
弟の気持ちを察した私は
「kちゃん、もう帰ろうか⁉」
弟はまだ小さくて何も言わなかったけれど
「kちゃんに赤い靴を履かせないでやってほしい」
「可哀そうだよ!」と母に言いました
女の子は赤 男の子は青・・・
・・・という固定観念が強い時代でしたから
男の子も女の子も
好きな色が選べる自由な時代になったことは
とても喜ばしいことだと つくづく実感します
先日も甥っ子に男の子が誕生し、
赤いウエアーと赤い靴をお祝いに贈ったばかり
(みなくち子どもの森で・・イチヤクソウ)