久しぶりに乗り合いバスを利用しました
朝は若い乗客も散見しますが
復路は昼下がりだったこともあり高齢の客が殆どです
途中の停留所から2人の妙齢の女性が乗ってきました
2人とも大きいリュックを背負っています
ハイキングでもするかのような出で立ちです
座席に着くなりリュックから買って来たばかりの
スニーカーを3足出し座席に広げます
乗客は私たち二人とその2人の女性客だけでした
バスが走り出し・・・
次の停留所では10数人の男女が乗ってきました
乗り合いバスは小さいので直ぐ満員になります
3人の客が乗れずに「次のバスにするわ」と言って
乗りませんでした
乗り合わせた客同士は以前からの知り合いのような
気安さで喋りしだします
私たちは、もちろん話の輪に入れません
最初に乗ってきた女性の内のひとりが
降車ボタンを押しました
バスが停まっても一向に下りる気配がありません
運転手さんが「降りるのですか?!」とアナウンスすると
その女性は
やおらリュックから高齢者証明書(カード)とチケットを
取り出し、「○○さん、降りるからチョット待って」と
これまた友達みたいな気安さです
運転手さんも 慣れっこのようで辛抱強く待っています
また、次の停留所で停車した時は
ちょうど小学生の下校時間でした
学童たちは「おじさん、乗せて!」と
手を振ります
運転手さんは運転席から
「お帰り」と声掛けします
この情景は日常的に繰り広げられているんだなぁ~と思いました
私たちは半分 呆れるやら、微笑ましいやら・・・
ちょっと疲れたけれど・・
ゆっくり時間が流れていて
平和な町の平和な情景を見ることができました
空は秋ですね~
令和5年9月15日のスケッチでした