ネットのルミネのCMがひどい、と炎上したそうです。
その内容といえば、一人の若い女性会社員が、同僚か上司かの男性に職場の華的な女子力が低いと暗に言われ、しかもいかにも可愛らしい女性社員と露骨に比較され、しかし、彼女は「コンチクショウ」とは思わずに、「変わらなきゃ」と決心。「さあ、ルミネで新しい洋服を買おう!」・・・というのがコンセプトだったのでしょうが。残念ながら、時代は進化していますからね。
変わらなきゃいけないのは、この広告を作った人たちだったのでしょうね。
詳しいことはこちらに→http://matome.naver.jp/odai/2142677768646297901
この話題をブログに取り上げるつもりもなかったのですが、昨晩見た、NHKの「スーパープレゼンテーション」ノーベル平和賞を受賞したマララさんのお父さん、ジアウディン・ユスフザイ氏のスピーチに通じるものがあったので。

(画像:NHK)
先日も、ミシェル・オバマが来日し、女子教育の普及に日本も尽力を、と話したばかりだけど。
ユスフザイ氏は、パキスタンで男女共学の学校を経営していたが、女子教育を否定するタリバンに脅迫を受けるも学校経営を継続していた。
が、娘のマララさんが銃撃され一命を取り留めたあと、現在、家族でイギリスに移住している。
私たちは、生まれながらにして人権を持っており、人はみな平等である。
これは、「考え方」ではなくて、「宇宙の真理」というか、この意識を持つことは、ひとびとの力となり、エネルギーとなり、いきいきと生きられるための「真実」であると私どもは、確信しています。
ところが、人類はなぜだか、あらゆるところで差別意識を持ってしまいます。
そして、長年の周囲の洗脳によって、差別する側は、○○は、自分よりも格下の存在であるという洗脳があると、相手の人権を傷つける行為も、悪いことだと思わないのです。
同様に、差別される側も、それと気付かずに、自分を卑下したり服従に疑問を持たなかったりすることは、ままあります。
「女は男に服従しなければならない」「男は女よりえらい」などなどの、このような無自覚な洗脳で育った人たちは、自分たちの子どもにもそれを伝えてゆくので、同じような負の連鎖が受け継がれてゆきます。
だから、タリバン勢力の極端な男尊女卑を押し付けられても、暴力への恐怖で反対できない人たちだけでなく、無自覚のうちに、それを許してしまうことも、かの国民の中にあるようです。
この不平等に対して、ユスフザイ氏の主張は明確でした。
マララさんのような勇気のある少女を、どうやって育てたのか、とよく質問されるそうです。その答えも、シンプルです。
幸いなことに日本では、戦後男女平等意識が少しずつ浸透してきて、ルミネのCMのようなものが作られても、変だと思った多くの女性達が声を上げた。同じように男性の中にも、その問題を共有して、理解してくれる人も増えている。
こういうかたちの自由、時間はかかっているけれど、以前よりか、かなり前進したのではないだろうか。
(まあ、最初から、広告代理店が関わっているような媒体は、ほとんどのものは手前味噌と嘘がまじった虚構であるって思っていたほうが、のちのちだまされなくて、いいと思いますけれど
)
その内容といえば、一人の若い女性会社員が、同僚か上司かの男性に職場の華的な女子力が低いと暗に言われ、しかもいかにも可愛らしい女性社員と露骨に比較され、しかし、彼女は「コンチクショウ」とは思わずに、「変わらなきゃ」と決心。「さあ、ルミネで新しい洋服を買おう!」・・・というのがコンセプトだったのでしょうが。残念ながら、時代は進化していますからね。
変わらなきゃいけないのは、この広告を作った人たちだったのでしょうね。
詳しいことはこちらに→http://matome.naver.jp/odai/2142677768646297901
この話題をブログに取り上げるつもりもなかったのですが、昨晩見た、NHKの「スーパープレゼンテーション」ノーベル平和賞を受賞したマララさんのお父さん、ジアウディン・ユスフザイ氏のスピーチに通じるものがあったので。

(画像:NHK)
先日も、ミシェル・オバマが来日し、女子教育の普及に日本も尽力を、と話したばかりだけど。
ユスフザイ氏は、パキスタンで男女共学の学校を経営していたが、女子教育を否定するタリバンに脅迫を受けるも学校経営を継続していた。
が、娘のマララさんが銃撃され一命を取り留めたあと、現在、家族でイギリスに移住している。
私たちは、生まれながらにして人権を持っており、人はみな平等である。
これは、「考え方」ではなくて、「宇宙の真理」というか、この意識を持つことは、ひとびとの力となり、エネルギーとなり、いきいきと生きられるための「真実」であると私どもは、確信しています。
ところが、人類はなぜだか、あらゆるところで差別意識を持ってしまいます。
そして、長年の周囲の洗脳によって、差別する側は、○○は、自分よりも格下の存在であるという洗脳があると、相手の人権を傷つける行為も、悪いことだと思わないのです。
同様に、差別される側も、それと気付かずに、自分を卑下したり服従に疑問を持たなかったりすることは、ままあります。
「女は男に服従しなければならない」「男は女よりえらい」などなどの、このような無自覚な洗脳で育った人たちは、自分たちの子どもにもそれを伝えてゆくので、同じような負の連鎖が受け継がれてゆきます。
だから、タリバン勢力の極端な男尊女卑を押し付けられても、暴力への恐怖で反対できない人たちだけでなく、無自覚のうちに、それを許してしまうことも、かの国民の中にあるようです。
この不平等に対して、ユスフザイ氏の主張は明確でした。
「女の子には服従をやめなさい、男の子には面目を持つのをやめなさい、と言います」
マララさんのような勇気のある少女を、どうやって育てたのか、とよく質問されるそうです。その答えも、シンプルです。
「私は娘に何かしたのではなく、何もしなかったのです。
私は娘の翼を切り落とさなかっただけなんです」
私は娘の翼を切り落とさなかっただけなんです」
幸いなことに日本では、戦後男女平等意識が少しずつ浸透してきて、ルミネのCMのようなものが作られても、変だと思った多くの女性達が声を上げた。同じように男性の中にも、その問題を共有して、理解してくれる人も増えている。
こういうかたちの自由、時間はかかっているけれど、以前よりか、かなり前進したのではないだろうか。
(まあ、最初から、広告代理店が関わっているような媒体は、ほとんどのものは手前味噌と嘘がまじった虚構であるって思っていたほうが、のちのちだまされなくて、いいと思いますけれど
