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雨のしみこむ雨庭で洪水対策

2024年07月29日 | 地球環境・温暖化・気候変動

ここ数年来、夏は命を守るためにエアコンが必需品、っていうのが当たり前になってしまいました。

(私の感覚でならちょっと前なんだけど)17~8年前は、気候変動じゃなくて地球温暖化と言ってたから、庭のあるおうちは、植物を植えてCO2の吸収に役立てましょうとか、エアコンの排熱が、都会のヒートアイランドを加速するから、道路には打ち水、窓辺には緑のカーテンでゴーヤを植えて、知恵を使ってエアコンはなるべく控えめに、なんて言っていた。
暑い夏に変わりはないが、今より、まだのどかな時代だったのかもしれない。

ところが昨今は、それらはすでに忘却の彼方。
新築の家なら庭を潰しても最低2台分の駐車スペースが大事だし、草の生えるのを嫌って、人工芝の庭も増えてきた。
地球温暖化だって慣れれば慣れる?多くの人々の優先順位はそこにはないようだ。

気候変動は、温暖化というより地球熱帯化と言った方が良い、真夏は特に厳しい。豪雨・雷雨、それによる土石流や洪水、巨大台風やハリケーン、そして降らないところは干ばつ。農作物被害。

そのすきまに、夏のオリンピック・・セーヌ川の水質汚染で、トライアスロンが延期になった。
前書きが長くなってごめんなさい。
雨が降ると、セーヌ川は汚染されるという、その理由も含めて本日の記事です。


 


洪水被害が毎年どこかしらで起こる昨今ですが。
自分ちの庭を使って、少しでも下水や川に流れ込む水量を減らして、洪水の被害を防ぎたいと、土や植物を使って対策をしている方たちのことが、東京新聞に紹介されていた。





7月27日の東京新聞より。雨庭(あめにわ)とは、雨水を集めてためたり、土に浸透させたりすることで、下水道に直接流すことを防ぐ庭のことだという。
そんな庭が東京で広がりつつあるというのがいいですね。取材したお宅の雨庭造りのきっかけは・・

抜粋

雨庭造りは「川を汚したくない」という思いからはじめた。東京23区の下水道は、多くは生活排水も雨水も同じ管を流れる「合流式」大雨が降ると汚物混じりの下水の水かさが増えるため、マンホールやトイレなどから逆流しないように川に流している。この処理能力を超える雨の量だと、市街地が浸透する「都市型水害」が起きてしまう。
 渡辺さんは所属する市民団体「善福寺川を里川にカエル会」の活動の一環として、雨庭の実践の話が出たときに手を上げた。
「少しでもいいから下水道に入る雨水を減らそうと思った」




  ↑
記事のイラストアップ。

コンクリートやアスファルトは、雨水を一切吸わない。
たとえ土だけでも、水を吸ってくれるし、草交じりの芝生でもコンクリートよりはずっといいですね。ヒートアイランド対策にもなるし。

我が家の場合、真夏の草刈りは気にはなっても、この暑さ。熱中症の危険もあり、とてもやる気が起こらず、ほぼ放置になってしまいがちです。
その罪悪感も消してくれそうなのが良いなと思いました。

川は豪雨のせいで氾濫するのだと単純に思っていましたが、加えて豪雨によって、雨水と混ざった生活排水の逆流を防ぐために、川に放出することでさらに水位が増してリスクは高まる。

コンクリートジャングル東京。東京には降る雨水をためておく巨大な地下設備があるとか。人口も多いですから、そこは本当にお金をかけるべきところですね。
くわえて、雨水を吸収できるような土や植物のある場所をあえて残しておくのも大切なことなのでしょう。

とはいえ、たとえ豊かな自然があっても、昨今の線状降水帯の大雨、もう情け容赦ないですから、山沿いの道路、家の裏山など、自然を切り開いて作ったところに、崖崩れ、土砂崩れが起こり、雨水を地面が吸収できず全部下水に流れてしまうような人の住む場所の河川が氾濫しやすくなる。

山の上に、観光施設を作って広い駐車場を作る、もうそれだけで土砂崩れのリスクも上がってしまうのですね。




警告された未来が今ここに来ているけど、転ばぬ先の杖は、嫌われる。嫌われた。
だからといって、
環境問題に限っていうなら、たとえ微力でも何も対策しないより、できる事はやる主義だから、我が家も緑を使って雨のしみこむ庭のグリーンインフラを作ろう・・っていうか、偶然とは言え、期せずして、ほぼできていた。
手間はかかるけれど、私はやっぱり自然の緑が好きだから。



★記事ウェブサイト
 

洪水を増やすコンクリの庭を変える「雨庭」東京都区部で挑戦 手間をプラスに変えるには:東京新聞 TOKYO Web

草むしりの手間を嫌がりコンクリートで固めた庭は、洪水を増やす要因になっている。土の庭なら地下にしみ込んだはずの水が全て、川に流れ込むか...

東京新聞 TOKYO Web

 



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2 コメント

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Unknown (uncle-ken2055けんすけ)
2024-07-29 15:35:47
けんすけ

同感です。一時期下水を汚さない様にと中性洗剤を極力使わない様に油汚れはチラシ、新聞紙などに吸わせて燃えるゴミで捨てて極力洗剤を使わない様工夫してました。
けれど太陽光パネルが木々を切り山を崩して益々災害が人工的にと作られる様になりました。僕らの考えはもう古いのでしようかねー
結局最後は何故だかC国の経営者になっているのが不思議です。
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けんすけさんへ (金木犀)
2024-07-29 22:08:41
私も油汚れは、ぼろ布で一拭きしたり、今思えばちまちまといろんなことをしてました。
待機電力減らすために、元からスイッチを切ったり、節電にも励んでました。
でも、原発事故が起こってわかったのは、電力会社は、原発の広告に莫大なお金を使い、その経費も電気代に上乗せができるということ。
何をしたって損しないようになっているから、いくらだって好きなことができる、とわかって、なんだか今までの自分は何だったんだろうと脱力しましたよ。

太陽光発電も、使命感ではなく、お金儲けを主体にしたら逆に、自然破壊をすることになってしまいました。
今の電力会社や自公のやっていることも、C国のやっていることも、地球のためじゃなくて自分たちのためだから。

それでも、雨庭を実践されている方たちのように、自分のできる事を純粋にがんばっている方たちもいるから、清々しいというか、救われた気持ちになりました。
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