「好事、魔多し」と言うけれど、良いことが続いたときの大どんでん返し。
こんなことがあると、何が起こるかわからないのが人生だなと改めて思います。
MVP、愛犬、好条件で移籍、結婚と絶好調が続いた大谷さん。専属通訳だった水原一平さんが、ギャンブル依存症で負債が億単位だったなんて、きいてないよう。(/_;)
ギャンブルは、一瞬で、人生が変わってしまう。勝っても負けても、ストレスであまり良いことはないようだ。
聞いた話ですが、ある人が中古で家を買ったのだけれど、元の持ち主がパチンコ中毒で最終的には負けがこんで家を手放す事になったのだと。格安物件で買えた方には良かったかもしれないけど、なんだか悲しいですね。
ギャンブルは金持ちも庶民も関係なく、はまりすぎると人生の設計図を自ら破いてしまうことになる。
最初に負けたらすぐにやめれば良いのに、ギャンブルの負けはギャンブルで取り返すとばかりの蟻地獄・・依存症は、脳内伝達物質ドーパミンの暴走で、病気です。
今回の事例は、いきなりドジャーズや代理人が「大谷を守るため、一平を完全に切り離す」という大人の諸事情が最優先されたみたいだ。
訴訟社会のアメリカでは当然の成り行きなのだろうが・・なんだか割り切れないです。
「罪を憎んで人を憎まず」と言う。
(時には罪も人も憎まずにいられないような場合もあったりするんだけど)
しかし一平さんに限って言うなら、大谷ファンなら、二人三脚のように、通訳を超えて献身的に支えてきた彼の人柄や当時の二人の関係性に、好感を持っていた人は多かったはず。
水原さんに対しては、本当に「罪を憎んで人を憎まず」でお願いしたいなあ、と私は思う。
Xにあげられた共感できる方たちの言葉を拾ってみました。
【メディアの皆さん】水原一平さんのギャンブル依存症問題に対して、無関係な街の人の「裏切られた」「ショック」といった声を拾ったり、家族の元に押しかけたり、今さら恩師の元を訪ね「残念です」と言わせる。こういう人格否定はいらないです。依存症という精神疾患の人を傷つけ回復を阻害します
— 田中紀子 Noriko Tanaka (@kura_sara) March 23, 2024
マスコミの手の平返し、今に始まったことではないが。
応援している人たちのメッセージにも耳を傾けよう。
誰かに嘘をついてまで、使っちゃいけないお金を使ってまで、何かをやってしまうのは依存症です。これはギャンブルだけに限ったことじゃなく、アルコールや異性やドラッグなどなど全てにおいてです。と、この前厚生労働省のイベントで習いました。人間なら誰でも陥る病気です。でも必ず克服できます。
— 平成ノブシコブシ徳井 (@nagomigozen) March 21, 2024
水原一平さんのギャンブル依存症問題。仕事と家庭どちらも大切なパートナーを傷つけ裏切り、恵まれた仕事も去ることになる。俺は水原さんの気持ちが痛いほど良く判る気がする。今の水原さんにできることは治療を受け回復することだと思う。全人類が敵になった訳ではないです。必要な助けを求めて下さい
— 高知東生 (@noborutakachi) March 21, 2024
まりなちゃんさんの意見も、同感だ。
大谷翔平選手の通訳の事件で、あらためてギャンブル依存症の怖さ、賭博が人を破滅させることが分かった。なのに阿呆な大阪の政治家はカジノの誘致に躍起になっている。
— まりなちゃん (@t2PrW6hArJWQR5S) March 22, 2024
合法だろうが、違法だろうが、カジノは、ギャンブル依存症を確実に増やすだろう。
わざわざ、国が扇動してやることなのか。
自民や維新の議員さんたち、カジノの胴元になりたいだけじゃないの? 彼らは本当の意味での政治家じゃないよね。
こちらの情報が興味深い。
↓
カジノで106億溶かした製紙会社の御曹司のギャンブル依存症に関する記述、これ色々な物事に当てはまりそうなんだよな。 pic.twitter.com/4SRtN1bCMA
— ポンデべッキオ (@pondebekkio) March 22, 2024
依存症は脳内伝達物質ドーパミンとアドレナリンの暴走だと、はっきりわかりますね。
一平さんに対しては、依存症を克服され、いつかどこかで、またお顔を拝見できたら、うれしいなと思います。
★追記
コメ欄よりの情報です。
ギャンブル依存症について精神科医の方の解説が、勉強になりました。
記事一部抜粋
「依存症は結果であって、原因ではない」
宗医師は、ギャンブル依存症の患者にそう声を掛けているという。
「『これまで本音を押し殺して生きてきたのでは? 取り繕いを重ねる我慢の人生はさぞ大変だったでしょう』と続けると、一見好き勝手にやってきたと思われがちな方が、うなずきながら涙を流されるケースは珍しくありません」(宗医師=以下同)
1次感情とは、「喜怒哀楽など動物にも共通する原始的な本音感情」を指す。一時的に強い苦痛を伴う感情も多いが、きちんと感じきれば自然に消退していく。
「しかし、厳格な家庭環境や親の期待が高すぎたり、本人の性格が繊細すぎると、傷つかないように本音の1次感情を抑圧し、そのことに麻痺してしまう。すると逆恨みや対人不信といった病的に膨らんだ2次感情が生じ、問題行動すら出現してくるのです」
本件、何か裏があるような気がしてなりませんが、事実が解明されること、また、水原氏の生命の安全が確保されていることを願ってやみません。
依存症については、わたしも、以前から興味あり、何度か記事で書いたこともあります。
https://shihihaida.blog.fc2.com/?q=%E4%BE%9D%E5%AD%98
たくさんあるので、ブログ内検索結果のみリンク入れておきますが、1つこちらのブログに書いたコメントを基に書いた2017年の記事のリンクを。
依存症と発達障害など
https://shihihaida.blog.fc2.com/blog-entry-935.html
8344
8880
水原一平氏も陥ったギャンブル依存症は、根源に「1次感情不全」あり…精神科医が指摘
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/280241
3597
身の安全のためにどこかにかくまわれているならいいですが、そこがやや気がかりです。
ひろみさんの2つめのコメントのリンク先、本当にタイムリーですね。
そして大変興味深く読みました。
記事にリンクさせてくださいね。m(__)m
TED ガボール・マテ 依存の力、力への依存
https://www.youtube.com/watch?v=XzvF89TXio4
依存の良い面・・・「痛みを忘れさせてくれる・・・」
「死ぬことよりも生きることのほうが怖い・・・」
「自分自身でいることに不快で、自分から逃げ出したい・・・」
「一時的な安心と喜びを与えてくれるが、長期的には否定的な結果をもたらす行動で、否定的な結果となると分かっているにも関わらず止めることができないこと」が依存症とする医師のコメントには、うなずいてしまいました。
また、「依存とは、外にあるもので飢えを満たそうとする試み」もなるほどです。
繊細な人ほど、真面目な人ほど、追及する人ほど、依存に陥りやすいという部分と重なるのかもしれません。
なかなか興味深いです。
でも、外ではなく、内に意識を向け(辛いことだし難しいですけれど・・・)、飢えを満たすことができるようになることで、依存を克服できるのかもしれませんね。
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仏陀もキリストも自分の中に神の国を見いだし、外側には求めなかった。
いろいろ考えさせられました。
私も今年になって特に、そのような気持ちが強くなりました。
いつもありがとうございます。