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ジアタマを鍛える・読み聞かせで親子の脳が活性化

2017年11月19日 | 子ども・子育て

東北大学加齢医学研究所の、川島隆太先生は、子どもたちに安易にスマホを与えてしまうことに対して、脳の機能の視点から警鐘を鳴らしている。


今、人類はこの世界に誕生して初めて、スマホという地中深く眠っていたレアメタルを含んだ電子機器に常時、触れることができます。
それがどんな意味があるのか、夢の機械なのか、魔の機械なのかは、これからの時間が答えを出してくれるのかもしれません。


それはさておき、少し前ですが、東京新聞家庭欄・川島先生の9月6日のコラムは、読書が脳全体を活性化させ、読み聞かせによって読み手の脳にも、良い影響があるという話。
幼いお子さんの育児は、時間的・体力的・精神的に、時にしんどいこともありますが、子どもが大きくなってからでは取り戻せない、かけがえのない幸せな時期でもあるのですから、一緒に絵本を読むことを積極的にされるといいなあと思います。
古今東西のすぐれた絵本は、時間に淘汰され心に残るものが多く、大笑いしたりほろっとしたり、保護者のリフレッシュにもなりますから。


読書で脳全体を活性化
川島 隆太    
   
 今回は読み聞かせの効能について話をしましょう。
私は音読を脳の情報処理のトレーニングに使ってきましたが、読書自体が作動記憶トレーニングにも有効ではないかと思っています。本を読んでいるときは、文字を目で追い、ある程度の分量を作動記憶上にとどめておくことで、意味を理解します。読書中の脳活動を測ると、作動記憶をつかさどる前頭前野を中心に、脳全体の様々な領域が活性化していました。

 読書自体が脳のトレーニングになっている証拠として、小中学生の脳の3年間の発達を、磁気共鳴画像装置(MRI)を使って調べたところ、読書量の多い子どもたちは、大脳の前頭前野と頭頂葉や後頭葉を結ぶ神経線維の発達が良いことが証明されました。

 また、読み聞かせの脳活動計測実験では、本を読む親の側は、前頭前野の内側面のコミュニケーションの脳が強く活性化し、話を聞いている子どもたちの脳では辺縁系とよばれる情動の脳がたくさん働くことがわかりました。

 読み聞かせは、親子のコミュニケーションそのものであり、子供の心を育てるのではないか
と考えられています。

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スマホでも絵本の読めるアプリがある、という方もいらっしゃるでしょうが、それは紙と違います。
スマートフォンというスマートでスタイリッシュな外見の内側にあるものは、リチウムやタンタルなどのレアメタルのびっしりと使われている電子機器であり、そのレアメタルに間接的にでも触れているだけで、キネシオロジーテストでは、身体がノーという答えを出します。
つまり、ソフトはなんにせよ、手に持っているだけで体に影響を受け、セロトニンの分泌が阻害されることがわかっていますので、長く続けていると、ウツになりやすい、怒りっぽくキレやすいなどの弊害が出て来るのではないかと思っています。

なお、1日1時間以内の使用では、影響がなかったという調査もあります。
 スマホ使用時間は何時間まで?若者のうつ予防で専門家調査

学習面に関していえば、川島先生は、前のコラムで、「スマホを使うと、脳の機能に害があることはもはや疑いようがありません。」とはっきりと言われています。
だから、同じように読書のつもりで読んでも、お子さんの脳の中では、紙の本と同じような状態になるのかどうかは、大変疑問です。

図書館には、ただで読める、古今東西の名作絵本がいっぱい。
本屋さんには、お子さんの手のひらサイズの可愛らしい絵本もたくさんあって、絵本探しの時間も楽しいものです。ぜひ。
 

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