♪
あなたにとっては、突然でしょう
ひまわりの咲いてる径で 出遭ったことを
わたしの夢は おわりでしょうか
もう一度 愛のゆくえをたしかめたくて
恋は風船みたい だから離さないでね
風に吹かれ 飛んでゆくわ
立止まる二人には 交わす言葉もなくて
恋はいつも消えてゆくの
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チェリッシュ
ひまわりの小径
昭和47年 ( 1972年 )
悦ちゃん・・・の
かぼそい声、可愛い声、可愛い容姿に、
一目惚れ
「 こんな 可愛いい 女性ひと に出逢いたい 」
・・・と、そう想った。
昭和47年 ( 1972年 )
私は、徒歩で通学していた。
そして、必ずや善源寺楠公園内を横切ったのである。
セーラー服の後ろ姿
夏休み
軟式野球部員の私は
高校最後、夏の大会に向けて
日々、練習に精を出した。
されど、真夏の炎天下である。
練習を終えて、くたくたになっての下校は、しんどかった。
その日も快晴・・・暑かった。
私は、いつもの様に、善源寺楠公園内に入ると、
偶々
前方を行く、セーラー服の後ろ姿 を、認めたのである。
ライトグレーのスカートに白い上着、ライトグレーの襟には白いライン。
「 何処の女子高やろ?」
「 クラブ ( 活動 ) の 帰りかな?」
セーラー服の後ろ姿 に
淡い想いを抱いた私
なんて女性は、偉大哉
それまでの、くたくたな私の心身は、
俄然元気に変わった
♪ あなたにとっては、突然でしょう
ひまわりの咲いてる径で 出遭ったことを♪
一度っきりの
『 セーラー服の後ろ姿 』
の想い出は、
チェリッシュの悦ちゃんの歌声と、
その歌詞が、オーバーラップする。
・・・のである。