KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

夜寒と寒夜は違う

2021年10月15日 | 俳句
天気 晴

夕方のニュース番組で、日光の紅葉が始まった、と報道があった。そういえば今頃日光へ行ったら、まだ早かった、というのを思い出した。2005年、という随分前の写真。奥日光は綺麗だったが、湯滝あたりですらまだで、上の写真は赤い葉っぱを見つけて撮ったもの。今良く見るとツリバナの実のようだ。ズーム目いっぱいで撮ったのだろうから、撮ったときは気づかなかった。

下は、湯滝。


昼間は夏日、朝晩は晩秋の寒気が漂うようになった。
急激に冬の来るのは困るが、今年はそんな季節の変り方になるらしい。ま、朝晩の寒気で体調を慣れさせるしかない。

どこの句会にも行けない私の唯一の句会は小さなネット句会のみ。それだけは毎月、何とか続けている。
今月の句会の席題は「雁」「夜寒」。今日が締切なのを思い出して、メモしていた幾つかの句を推敲し、朝のうちに投句を済ませた。
その投句頁に一句ずつ書き込んで投句のクリックをする。3句目を、よせばいいのに書き込んでから中7下5を直したくなった。下手な推敲はしない方がいい、と言うが・・直してクリック。少しはマシな句になったと思って。
終ってパソコンの電源を切り蓋を閉じてから、あ、と気づいた。直した下5,もしかしたら「夜寒かな」とするところを「寒夜かな」としたかもしれない。でも、主宰者に今更確認して訂正をお願いするのも失礼なこと。う~~ん、ダメですねえ。推敲はパソコン上でするものではありません。紙に書け!
反省。
「夜寒」は今頃の、昼夜の寒暖差のある晩秋の季語。「寒夜」は文字通り寒い真冬の夜のこと。まったく意味が違う。

5日間の投薬のお試しは今日が最後。天気も良いし昨日と同じように何とか乗り切れるかと思ったら・・そうは甘くなかった。体調良かったら幾つか用事のある郵便局へ行こうかと思ったのに。朝食はムカついて残したし、発熱しそうにもなったので夕食は部屋へ運んでもらった。でも、37℃は越えずに済んだ。
何だかこの症状、何かに似ている・・と思ったら、コロナワクチンの2回目の副反応と同じようだった。熱っぽくてかったるくって眠くて・・ワクチンの時は一日で済んだけれど。
ほんとに体がヤワになっていて情けない。

「雁」の題から、こんな発想が湧いた。無論、メモしただけで投句はしていない。

ミサイルをかい潜り来し雁の群  KUMI
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6 コメント

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こんばんは (dolce)
2021-10-15 20:45:32
昼間は蒸し暑く感じる日もありますが、朝晩は
すっかり秋の気配になってきました。
夜はしっかりお布団をかけて寝ないと寒い位です。

五日間の投薬、今日終わったそうでお疲れ様でした。
明日から少しづつ体調が回復してお散歩ができるようになるといいですね。

ネット句会は続けておられるそうで、今日のブログに載せておられた「夜寒」と「寒夜」の違い。初めて知りました!
KUMIさんのブログで随分物知りになったような気がします。
私が続けている五行歌もずっと、紙上歌会でしたが
今月からやっと対面でやれるようになりました。
KUMIさんのブログからヒントを頂いて作っている
歌もいくつかあるのですが、今度「夜寒」を使ってみたいと思っています。
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Unknown (小父さんK)
2021-10-15 22:15:03
「ミサイルをかい潜り来し雁の群」
時事句というのもあるんでしょうか?
季語は鴈ですか。
なんだか川柳っぽい気もします(笑)

モノクロを赤で染めたような奥日光の紅葉の写真、素敵です。
夕方なんでしょうか、日陰なんでしょうか?

湯滝って温泉が滝になって流れているんでしょうか?

華厳の滝までは43年前の今頃、一度行きましたが、機会があったら行きたいものです。

天気予報では日曜日から冷え込むらしいですね。
ほんと、毎日風邪ひいたのじゃーないかなんて気にしています。

>「夜寒かな」とするところを「寒夜かな」としたかもしれない。

ありゃ、随分意味が違うんですね。
でも、それだけ神経を注げる機会があるっていいことですね。

私と来たら、ブログを急いで書き終えて、ある時は寝床から起きてきて書き直すこともあります。
何度でも書き直せるので気楽なものです(笑)

人によっては、本文を直さずに、「上は間違いで、こうこうこういうことです」なんて下に修正文を書く正直な人もいますけど(笑)

>推敲はパソコン上でするものではありません。紙に書け!

なるほどですね~。
先日、遠藤周作さんの未発表の小説が見つかったというドキュメンタリーを観ていたら、原稿用紙に「書き直し」をいくつも書きなぐっていましたね~。
果たして、現代の小説家は原稿用紙を使うのか、パソコンなのか?と思いました。

>・・そうは甘くなかった。

そうでしたか!

>コロナワクチンの2回目の副反応と同じようだった

大事をとっておいた方がいいですね。

今朝、尊敬する88歳の方に私がよく載せている「ため池」の歴史を学者が講演したものを見つけたので、届けたら「脳梗塞で2週間入院していた」とのことで、明日の歩こう会は止めておくと言われました。過去に脳梗塞を患った方、数人よりは元気でした。
なんだか、狐につままれたようでしたが、不思議でも何でもないのだと思いもしました。

有難うございました。
返信する
句会の再会 (ふきのとう)
2021-10-16 07:07:21
季語...キャンプは季語と認識していましたが、バンガロー、テントまでが季語とは、使った事の無い、季語や知らないことばかりで、お恥ずかしいです。通年の登山とキャンプをしていましたから、登山を改めて季語と言われると無知です。冬が苦手ですので、秋を存分に楽しめない私です。
返信する
dolceさん、やはり会話しないと・・ (KUMI)
2021-10-16 14:31:22
句会とか歌会とか、仲間と会って話して成長し合うものですね。
句会があるから頑張ってたくさん作れたのですが・・
コロナ禍がなければ、半年前くらいまでは句会にも行けたのに、と思います。
でも、仕方ないですね、暮らしに困った方たちのことを思えば贅沢な悩みです。

歳時記は、日本語の宝石箱、と思っています。
短歌をされる方も、歳時記をよくご覧になるみたいですね。
私のブログでも少しはお役に立てて嬉しいことですが・・
俳句はいい加減に作ったものが多いので読み飛ばしてくださいね。

夜寒、って余韻があって秋の終わる寂しさがあって、好きな季語です。
作品を楽しみにしています。
返信する
小父さん、川柳と思えば川柳ですね (KUMI)
2021-10-16 14:48:21
真剣に読まれるので、冷や汗ものです。どーでも良い句ですので。
花鳥風月だけが俳句ではありませんから、川柳でも季語があれば俳句と思ってもいいでしょう。
時事俳句、無論たくさんあります。

ワープロを使うようになってから、私は書く文章はほぼワープロ(今はワード)です。
交通事故で頚椎を傷めてから、筆圧が弱いので長時間ペンは握れません。
原稿用紙に書いてこその文筆業、と20年前くらいは言われたらしいですね。
今はもう、少数派みたいですよ。
すぐに訂正出来る・・でも、詩の推敲はやはり縦書きにして紙の上で、と反省しました。
返信する
ふきのとうさん、身近にないと・・ (KUMI)
2021-10-16 14:56:14
言われて気づくことも、きっとまだあります。歳時記を全部読んで季語のすべてを句にした、という猛者も居ましたが。昔から、登山は夏にいちばん多いのでそうなったのでしょうね。私も、句会で出るまで知りませんでした。夜寒は、今頃の好きな季語ですがこれも当初は冬の季語だとばかり。確か、秋の句会で出され、まだ早くない?と思ったことがありましたから。
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