天気 晴
五月は、季節としても巡りくるのが何となく待ち遠しい気持になる月だ。若い頃は連休があるから、だったかもしれないが、季節として、体も心も自由になれるような・・昔は今日はメーデーで、なぜかメーデーの日は天気が良くて季節外れに暑かった覚えがある。メーデーって何?と今の若い人には解らないだろう。労働者の祭典・メーデーの行進は結構、楽しかった。メーデーの始まりはアメリカ合衆国だった、というのは、案外と知らない人が多いみたいで・・ここでその起源なぞ述べるつもりはない。ただ、戦後すぐの青春を生きた昭和人間には、それぞれにメーデーの日の思い出がある筈。
ともかく今は、今年もえごの花の咲く季節になり、林が明るくなった。
午後に写真を撮ると。逆光で、光へシャッターを切ることになる場所、午前中行かねば・・失敗。

さて、今月から「一日一句」の掲載を中止します。掲載は中止しても、作ることはやめてはいけないのですが・・どうなることやら。主宰が居なくなり、ちょっと気が緩んでいます。
ということでその日の新しい句ではなく、今までの句で、結社誌に掲載された句・・つまりは、故主宰に選んでいただけた句を掲載します。ですから、今までのような「駄句」はありません。名句、まではいかなくても主宰の選は信じていましたので、納得のいく句のつもりです。「駄句」と言うことは主宰を否定することになりますので。以前にも一年間、結社誌掲載の句を載せたことがありますので、それと重複するかもしれませんが。
なぜ今、そんなことをするかというと、私は句集を出しません。出せるほどの実力ではなかった、とも言えますが、出すつもりも機会もなく歳を重ねてしまいました。自分のための句集をパソコンで作ろう、と思った時期があったのですが、自分の病気・亡姉の看護と後始末・夫の病気、と続いてしまい、俳句を作ることで手いっぱいでした。自費出版は、労力が必要です。
どうせ塵となる句ですので、生きているうちに少しでも、ここへ残しておこうと思い立ったのです。
メーデーの句は一句だけありました・・貴重な句。東京例会に出句して、その時も主宰の選に入ったことを覚えています。
メーデーと呟き胸の疼きけり KUMI (2008年)