天気 晴
珍しい早春の水辺の写真。わが家は一番近い一級河川の多摩川からは遠いので、この写真に見覚えがない。
調べたら、吟行句会で行った埼玉・越谷の荒川近くの川辺だった。越谷梅林へ行ったことを思い出した。3月19日、とある。まだまだ梅の方が勝っている時季なのに、東京近辺では今年は桜が咲き始めてしまった。さて、ご近所は・・とても桜を探しに行ける体調にないので、ちょっと買い物に出て出逢った「根性スミレ」・・こういうの、大好きです。先日のスミレは林の枯葉の間から咲いていた、普通のスミレ。

昨日は4週1回の免疫療法の点滴の日で、午前中に検査、午後に診察と点滴、という覚悟の一日。相変わらず、採血で泣かされる。必ずやり直しになるので「ごめんなさいね」と看護師の方からいつも謝るのだが・・私の方がほんとに申し訳ない、と思っている。痛い思いをするのは私でも、看護師がどんなに苦労しているかは解る。
検査結果は午後の診察の時はに出ている。レントゲン検査の結果は前回と変わらず。すっきり綺麗になることはないが、他へ転移の様子もなさそう、と変わらない結果だ。血液検査の結果も、心臓や肺に関連する数値は良くなっているという。でも今月は、4週1回がキツいので5週1回にしてもらったのに、私の体調の方は、ちっとも楽にはなっていない。トイレ通いはこの数日、やっと回数も減ってきたものの、体重は増えないし・・ それでも栄養状態は悪くはないらしい。
自分の意思でやめることの出来る治療。でも、もしかして今よりも回復するのでは・・という望みはまだ捨てられない。
一緒に頑張ってくれるあーちゃんに、「もう止めるよ」とは言えないし。
ところで昨日は、いよいよ認知症発症か、という「事件」があった。
結果としてはスマホ疲れのせい、ということにしているけれど、実際は? 脳の方は検査をしていないので解らない。
昨日は血液検査とレントゲンだけ、というシンプルなもの。受付票のバーコードを血液検査の受付の器械にかざし、検査を受ける。そのあとで隣のレントゲン検査の受付へ書類を出す・・・もう、夫の付き添いも含め、何十回もしていること。なのに、私は血液検査をすっ飛ばして受付票をレントゲン受付に出すつもりで順番の番号札を取ってしまった。あーちゃんがびっくりして「血液検査が先でしょ」と。「え?ここが終ったらね。何十回も来ているのよ、間違う訳ないでしょ」「でも、今までは向こうが先・・」そばのソファに座っていたジイサンが「血液検査は向こうですよ」と教えてくれた。
「はい、知っています、いつも来ているので」
もう一度、あーちゃんに促され、ハタと気づいた。そうだ、大嫌いな採血が先だった~~~~急に、いつもの採血室の光景が見えてきた。
その後、帰りつくまで、あーちゃんが甚だしく心配・・ほんとに大丈夫かなあ、もうびっくりしたわよ・・
私はあまりびっくりしなかった。でも、時間が経つにつれ、だんだん気になりだした。何だか、同じ施設に居る、エレベーターの乗り方を忘れてしまった人たちのことを思い出した。当たり前のことが出来なくなる・・もしかしてスマホも、当たり前をかなり忘れているから解決しない?
必要なことは使えているけれど、まだ、正常には機能していないようだ。
2年前に脳梗塞を疑われて撮ったCTでは、まだ前頭葉は正常、と言われたけれど、あれから2年。検査で脳に異常がなくても認知症は起きる、ということを「学習」してしまった。
駅前の広場の隅の花すみれ KUMI