見事な紅(くれない)の色を見せてくれたのは、東大寺 指図堂(さしずどう)の紅葉。
一昨年の紅葉ですが、2008年の東大寺の秋は、本当に鮮やかな色に包まれました。
特に、大仏殿の西に建つこの指図堂の楓は、正に燃えるような赤。
通りすがりの人たちも、その多くが感嘆の声を上げていました。
指図堂の“指図(さしず)”とは、大仏殿の計画図面のこと。
お堂の名前は、この計画図面が展示されていたことに由来するそうです。
ところで、昨年の指図堂の紅葉は、まるで枯れるような沈んだ赤でした。
紅葉の赤さは計画通りにはいかないということです。