1/2の時間 : half time

「奈良」「京都」「東京」。時代を移し、栄えた日本の都の懐かしい表情を、個性豊かな三つのハーフサイズカメラで写し取ります。

薬師寺の十六夜(いざよい)

2009-07-26 23:10:00 | PEN-FT-奈良
PEN-FTを使って、夜景にトライしてみました。
バルブを使用して、秒数は全くのヤマ勘。
大池越しの薬師寺、去年の十六夜(いざよい)です。
ハーフサイズで夜景を撮ると、ライトアップした二連の三重塔が、まるでミニチュアのように写りました。
いや、ただのボケた写真なだけなのでしょう。
でもかわいい雰囲気は、許せてしまいます。

東大寺勧学院

2009-07-19 12:17:42 | PEN-FT-奈良
銀塩フィルムのマジックでしょうか。
まるで、油絵の風景画ような写真が焼き上がりました。
東大寺参道西側、勧学院の脇にある石段を写しました。
落葉の頃の朝、淡い日差しと朝靄によってフィルムの定着した、鈍い色調。
PEN-FT 38mmのレンズ特性、マイFT特有のクセ、フィルムのセレクトに露出の選択。
これらをしっかり把握し、自在にコントロールできればもっと楽しいのですが、今はまだ、偶然のマジックに一喜一憂しているのが現実です。

霧の浮見堂 Vol.2

2009-07-12 15:36:02 | PEN-FT-奈良
濃い霧の朝。
鷺池に浮かぶ浮見堂。
朝日が東の空に顔を出すまでは、お堂の灯りはともったまま。
夜と朝の間に生まれた不思議な時間の中、立ち込めた青白い霧が、幽玄な光景を創り出してくれました。
色の無い水墨画の中央に、まるで生命のようにも見える小さな三つの灯だけが、唯一の色彩。
大和の国の、幻想風景です。

ごはんcafe にこちゃん堂

2009-07-05 16:02:42 | DIAL 35-奈良
ハーフサイズ・カメラで撮る味わい深い写真は、ゆるい雰囲気のcafeが似合います。
今回は、キャノン ダイヤル35で撮影しました。
ならまちにあるごはんcafe「にこちゃん堂」の像の看板は、そうした条件にぴったりマッチ。
黒板を小さくカットして、無造作にペイントされたような仕上がりの小粋な看板と、店頭の小さなプランターガーデンがいい雰囲気。
野菜中心のヘルシーランチが食べられるという店内には、今回入れませんでしたが、看板の空気同様、ゆるーく寛げる素敵な空間だそうです。